永遠の田舎者日記

25日、東高円寺U.F.O.CLUBにて【都会の迷子さんvol.9～クリスマスの迷子さん～】無事終了しました！
お越し頂いた皆様、本当にありがとうございます！
楽しげなイベントが他にもたくさんあったので、それにも関わらずこの日この場所を選択して頂いた方には、本当に楽しんで頂けたら幸いです。
そして、迷子さん3度目開催させて頂いたU.F.O.CLUBのスタッフの皆様、本当にお世話になりました。今回西山さん不在のため初のDJも担当しました。
緊張しましたが、最終的に楽しくできたと思います。
また、楽しい企画できたら嬉しいです。
来年もよろしくお願いします。

オープニングアクトは、前野健太。普段とは違う雰囲気の中でのライブ。緊張感とともにある歌、ひとつの音、ひとつの言葉に芯が通っていた。
石橋英子×アチコさん、迷子さんには今年1月ぶりの出演でした。今年10月に発売された『サマードレス』は僕の中では間違いなく今年の1枚です。寝る前に、少し夜更かししてすぐに寝入ることのできないひとりの夜、いつもお2人の音楽を聴いていました。
そして、早川義夫さん。盟友佐久間正英さんとステージにただいる、それだけで何か今までの迷子さんとは違う次元の世界へ導かれてしまった。
ライブは正しく人間の、男の持つ情念や口にはできない胸のうち、そのすべて生きている私、それ自体すべてが「うた」だった。

12月は正しくバタバタとしていてひとつひとつのことがくっきりとは覚えだせない。
ひとつのでっかいもの、それを何て呼べるのかわからないけれど、そんな大きな胎動と共にあった月日でした。
何かが終わり、何かがはじまっていく風景をただぼんやり見過ごしていただけなのかもしれない。

前野健太の歌は、僕が今生きることのひとつ大事な部分を確かに表した歌、来年も彼の歌とともにいれたら、走れたらと思う。

今年2月に記念すべきハヤシライスレコード第1弾としてリリースしました「三輪二郎といまから山のぼり」のフルアルバム、三輪二郎の歌、彼の歌は僕には見えない世界を見せてくれた。
「出不精のバラッド」の風のような、浮雲のよう歌に、どこまでも身を任せていたかった。
彼らのライブは、正しく夢のようなだった。
そして、今ひとりで歌う三輪二郎、あらたな旅はいつも静かに確かにはじまっている。
期待しています。

今年末に出会った素敵なバンドcero、もっともっと彼らのことを知りたい、そう思わせる引力のような、魔法のような力、彼らは持っている。

21日（日）武蔵野公会堂で観た小田晃生さんのライブ、これまた滋味溢れる確かな足音が聞こえる生活の中の歌だった。自分の中の大切なことを考えながら聴いていく歌だと思った。
ゲストの二階堂和美さんも素敵に素敵だった。

そして、16日（日）には僕にとって1番大事なバンドフラワーカンパニーズのインストアライブもお手伝いさせて頂きました。
彼らが力強く演奏している姿、その姿を観れる日々、それこそ自分自身が生きていることを実感できる、すばらしい日々なのだと思う。
ずっとずっと、死ぬまで転がりまわっていてほしい。日本一のロックンロールバンドです。

2008年、バタバタとしながら行ったりきたりを繰り返しながらも、今こうして元気にいられること、何はともあれ笑顔でいられること、それを感謝していたい、そんな人間でありたい。
今年最後の仕事が終わり、帰りの電車に乗りながらいろいろと考えていた。
これから、楽しいことが増えれば嬉しい。本当にそれだけなのだ。そのために生きていくのだと思う。踏ん張るのだと思う。
生きよう。

今年もたくさんの「うた」、自分にとって、そして誰かにとって大切な「うた」を見つけることができた。
イベント『都会の迷子さん』がきっかけで出会い、お話しできた方たち、本当に嬉しかった。
そして、そこで最高の演奏をしてくださった音楽家たちへ、来年もさらなる飛躍を期待しています。

胸をはって生きていたいと思う。
自信を持って、「すばらしい日々」と言える人でありたい。

来年もどうぞよろしくお願いします。
皆さん、本当に来年もよいお年を迎えてください。
笑顔で逢えたら、それは本当に嬉しいんです。

今日のBGM：高田渡/私の青空