ハートランド
昨日、西荻窪のTORIA GARALYにて『うたの行方』というイベントにお邪魔しました。
京都のSSWオクノ修さんのライブを観れること、それだけで心が高鳴った。
それに、共演は渋谷毅さん!もう他に何もいらない、すべてが音楽のために、そしてそれぞれの生活のためにある夜だった。
はじめに、渋谷毅さんの演奏。一音一音たしかな、足音がコツコツ、時計の針がカチカチとリズムを刻んでいくように、夜の街を少しずつ深くしていくのを感じることができた。
ウディ・アレンの映画を観たくなった。ウディ・アレンの映画に出てくるニューヨークの街を歩いてみたくなった。そんな気分だった。
贅沢なひととき、ここが東京の西荻窪だということに気付くと、何だか自然と笑みがこぼれた。
オクノ修さんのうたに出会ったのは、ごく最近のこと。
ちょうど今から1年前、このイベントの企画者である方からある呑み屋で1枚のCD-Rを頂いた。
それが、オクノさんの音源、彼がオクノさんの音源の中から選りすぐりのものをセレクションしてくれたベスト盤(2枚組)だった。
はじめて聴いたとき、ただただその真っ直ぐな、生きることに正直な愚直なうたに聴き入った。こんな歌い手がいたのか、生きることと歌うことが、この人の上では一つのレールで繋がっているのだと思った。
そして、それから1月が経ち僕は前野健太のライブを観に、京都へ深夜バスで向かっていた。
京都へ行くもう一つの目的は、オクノさんの営む京都の喫茶店六曜社へ行くためだった。
六曜社に行き、オクノさんと少しだけだけどお話しすることができた。
でも、本当に少しだった。胸がにはもっとたくさんの言葉があった。
その日の夜、前野健太の京都初ワンマンライブに、オクノさんが偶然顔を出してくれた。
真剣に前野健太の歌を聴く彼の姿を、横目でチラチラと見ていた。
何だか嬉しい反面、緊張してしまった。
昨日のライブを聴きながら、そんな思い出をひとり思い出していた。
オクノさんが1曲ごとにビールを呑むように、少しずつ深く沈んでいくように彼のうたの世界に溶け込んでいった。
彼のうた、ひとつひとつが風景のようだった。
うたが、「歌」から飛び出して夜空を駆け回っていた。
ライブが終わり、今回の企画者の方にご挨拶とお礼、言葉では尽くせない、有り難い夜をありがとうございました。
帰り道、雨あがりの西荻窪の街をゆっくり歩いて帰った。
風は冷たかったけど、春の足音が確実に聞こえてくるようだった。
それまで悩んでいた事柄が、何だか拍子抜けするぐらい取るに足らないものだと感じた。
道ははっきりしている。それを真剣に、そして大胆に歩んでいく決心だけなのだ。
オクノさんのうたは、現実を丸裸に明らかにし、また時には風のように吹き飛ばしてくれた。ありがとうございます。
晩ご飯は、駅近くのムーハンというご飯屋でフライドチキンライスを食べた。
こんな夜に相応しい滋味のある味だった。美味しかった。
こんな夜が、また来ればいい。
静かな、けれども確かな1日が1つでも増えればそれでいい。
今日のBGM:沢田研二/時の過ぎゆくままに
京都のSSWオクノ修さんのライブを観れること、それだけで心が高鳴った。
それに、共演は渋谷毅さん!もう他に何もいらない、すべてが音楽のために、そしてそれぞれの生活のためにある夜だった。
はじめに、渋谷毅さんの演奏。一音一音たしかな、足音がコツコツ、時計の針がカチカチとリズムを刻んでいくように、夜の街を少しずつ深くしていくのを感じることができた。
ウディ・アレンの映画を観たくなった。ウディ・アレンの映画に出てくるニューヨークの街を歩いてみたくなった。そんな気分だった。
贅沢なひととき、ここが東京の西荻窪だということに気付くと、何だか自然と笑みがこぼれた。
オクノ修さんのうたに出会ったのは、ごく最近のこと。
ちょうど今から1年前、このイベントの企画者である方からある呑み屋で1枚のCD-Rを頂いた。
それが、オクノさんの音源、彼がオクノさんの音源の中から選りすぐりのものをセレクションしてくれたベスト盤(2枚組)だった。
はじめて聴いたとき、ただただその真っ直ぐな、生きることに正直な愚直なうたに聴き入った。こんな歌い手がいたのか、生きることと歌うことが、この人の上では一つのレールで繋がっているのだと思った。
そして、それから1月が経ち僕は前野健太のライブを観に、京都へ深夜バスで向かっていた。
京都へ行くもう一つの目的は、オクノさんの営む京都の喫茶店六曜社へ行くためだった。
六曜社に行き、オクノさんと少しだけだけどお話しすることができた。
でも、本当に少しだった。胸がにはもっとたくさんの言葉があった。
その日の夜、前野健太の京都初ワンマンライブに、オクノさんが偶然顔を出してくれた。
真剣に前野健太の歌を聴く彼の姿を、横目でチラチラと見ていた。
何だか嬉しい反面、緊張してしまった。
昨日のライブを聴きながら、そんな思い出をひとり思い出していた。
オクノさんが1曲ごとにビールを呑むように、少しずつ深く沈んでいくように彼のうたの世界に溶け込んでいった。
彼のうた、ひとつひとつが風景のようだった。
うたが、「歌」から飛び出して夜空を駆け回っていた。
ライブが終わり、今回の企画者の方にご挨拶とお礼、言葉では尽くせない、有り難い夜をありがとうございました。
帰り道、雨あがりの西荻窪の街をゆっくり歩いて帰った。
風は冷たかったけど、春の足音が確実に聞こえてくるようだった。
それまで悩んでいた事柄が、何だか拍子抜けするぐらい取るに足らないものだと感じた。
道ははっきりしている。それを真剣に、そして大胆に歩んでいく決心だけなのだ。
オクノさんのうたは、現実を丸裸に明らかにし、また時には風のように吹き飛ばしてくれた。ありがとうございます。
晩ご飯は、駅近くのムーハンというご飯屋でフライドチキンライスを食べた。
こんな夜に相応しい滋味のある味だった。美味しかった。
こんな夜が、また来ればいい。
静かな、けれども確かな1日が1つでも増えればそれでいい。
今日のBGM:沢田研二/時の過ぎゆくままに
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プロフィール
HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】
【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!
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■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!