忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

暮れ残る真っ赤な風景

92921ea8.jpeg先日より配布中のフリーペーパー『FOLLOW-UP』にて、「都会の迷子さん通信」という連載を開始しました。今回はご挨拶がてら、イベントについて、そして今の自分の大事な人たち、三輪二郎、前野健太、そして松倉如子のご紹介をさせて頂きました。
全国のライブハウス、スタジオ、あとディスクユニオン店頭にて配布中です。ぜひ、読んでみてください。
で、今号の表紙はeastern youthです!イースタンは今年で活動20周年で、先週ベスト2タイトルとオムニバス「極東最前線2」が発売されました。
オムニバスを少し聴かせてもらったのですが、各アーティストのテンションがものすごいです。イベント「極東最前線」への熱い、紛れもない剥き出しの情熱が各々に感じることができる鉄板のような1枚(2枚組)です。
フジロックは行かなかったけど、フジロックのeastern youth観たかったなぁ。しかもグリーンステージだったね。
秋の渋谷AXワンマンは何とかお邪魔したいものです。楽しみだ。
とりあえず、今年も「夏の日の午後」を聴き倒そう。そんな夏の日が毎年、必ず一度はあるのだ。

d64ecc76.jpeg24日、仕事帰り下北CLUB QUEへ。夏の陣、フラカンと毛皮のマリーズの激闘へお邪魔しました。
7時半ごろ着いたら、もうマリーズがやりたい放題、ロックンロールの嵐であった。間髪入れず、正に嵐だった。
下北で観るフラカン、何だかとても久しぶりだった。僕がフラカンのライブを観はじめた頃、毎月のようにQUEやシェルターでライブがあった気がする。そして、その頃によく聴いていた曲、この日これでもかと披露されていた。
「発熱の男」、この曲は本当に好きだ。前川さんも確か1番好きな曲と言ってた気がする。あの頃のフラカンを象徴した名曲だと思う。聴けば聴くほど、その曲へ込めた強く深い決心を感じることのできるフラカン決意の1曲だ。
そして、フラカンにとって現時点最高傑作である、僕にとってもフラカンそして日本のロックで1番影響を受けたアルバム『世田谷夜明け前』からの楽曲もこの日たくさん披露された。
「世田谷午前3時6分」この曲は本当にヤバイのです。歌詞が何だか混沌としてて、圭介さんのもう一つの顔が前面に出た怪作です。
「寄鷲橋サンセット」、昔この曲ばっか聴いていた時期があった。やっぱり、それなりにショック、挫折を味わったときだったと思う。いろんなものから逃げていた。現実を後回しにしてしまっていた。でも、このまんまじゃいけないことは、日を増すごとに実感していた一時期だった。そんな頃、強く強く自分自身を包んでくれたのがこの曲だったと思う。切ないほど、虚しいほど、やりきれないほどの毎日だからこそ、それだけに何かを強く求める気持ちは強まっていく。そのこと、そんな自分にとって大事なもの教えてくれた曲。改めて、大事な曲だと思った。

89c26ca1.jpeg25日、池袋の新文芸坐へ市川崑監督特集へ。この日は、「黒い十人の女」と「おとうと」。「黒い十人~」は、映像がめちゃくちゃカッコよかった。ただ、この主人公みたいなモテモテぶりには途方に暮れてしまった。モテモテも大変そうだよ、結局どっちみち、苦しみってのは変わらないのかもしれない。
「おとうと」は純粋に素晴らしかった。岸恵子さん、正に「女優」という言葉にピッタリの人だ。輝いていた、そして今も輝いているのだ。想像もできないほどの努力、そして天性の魅力を感じることができた。
新文芸坐、とっても久しぶりに来た。昔はよくオールナイトを観に行っていた。高田馬場の専門学生の頃、帰り際ふらっと寄ったりもした。
ここで観たATG特集は今も胸に刻まれている。「サード」や「青春の殺人者」「祭りの準備」「津軽じょんがら節」そして「書を捨てよ町へ出よ」、今も自分てどうしようもない人間の根幹にある名作ばかり、この映画館で出会うことできた。
ありがとうございます。久しぶり記念に、ウディ・アレンの「マンハッタン」のパンフレットを買った。
この映画も大事な大事な映画なのだ。自分の中でロマンチックといえばこの映画なのだ。
この映画に出てくるような素敵な出会い、これからまたあると嬉しい。

72f25bf5.jpeg26日、東高円寺UFOCLUBにて『中央線ラプソディ』、いわずみくんお疲れ様でした!
とっても充実、てんこ盛りなイベントだった。ホント、中央線、高円寺や阿佐ヶ谷あたりの定食屋さんのハンバーグステーキみたいだった。お客さんもたくさん入ってた、良かったね!
「こどものこども」、唯一無二の音楽、いつのまにか目の前に頑としてある大事なもの、普段気付かないけど、なくしてはじめて気付く大事なもの、たくさんちりばめられた音楽、どうもありがとう。
「三輪二郎といまから山のぼり」、現メンバーではラスト前のライブ。これまで何度も出演してきたUFOCLUBだけど、この日はやはり特別だった。そういえば、僕がはじめて三輪くんのライブを観たのもUFOCLUBであった。確か、おとぎ話の企画のときだ。
そのときのこととか思い出しながら聴いてたら、何だか思わず胸が熱くこみあげてきた。「出不精のバラッド」で何度も何度も、彼らと出会って本当に良かったと思った。
横を見たら、そのおとぎ話の有馬くんも来てて感動している面持ちだった。ニヤニヤしてたけど。
三輪二郎といまから山のぼり、8/14の横浜寿町フリーコンサートにていったん幕を閉じます。
ぜひ、最後の勇姿を見届けてあげてください。よろしくお願いします。

夏はやっぱり何か新しい1冊を読もうと思い、休日に下北駅前の博文堂書店で大宅歩さんの『ある永遠の序奏』(角川文庫)を買った。昔よく読んでいた重松清さんがオススメしていた。
かの有名な大宅壮一(大宅記念館て資料館に昔行ったことがある。)の息子さん。体が悪く33歳で夭逝してしまうのですが、彼が青春期に残した詩や箴言を集めた遺稿集。
鋭い言葉がページを捲るたびにグサッと胸を刺してくる鋭利な刃物のような純粋で敏感な言葉たちだった。
青春時代、青臭いがその頃少なからず誰もが持っている混沌とした思い、それが剥き出しだった。
表現するって、本来これぐらい危険を伴うものだということを改めて考えさせられた。
ブログは今、ものすごい勢いでみんな書いてるけど、本当に読む値するもの、その人自身が書かれているものは実は少ないような気がする。アクセサリーや安心感のためだったら、僕は書きたくないと思う。
どうせ書くのなら、自分の死に場所を見つけるぐらいの気持ちではないと、それはやっぱり嘘だと思う。
書くという行為、そのこと自体を揺り動かす、再認識させてくれる1冊でした。ありがとう。

今日のBGM:eastern youth/夏の日の午後
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

リンク

フリーエリア

最新CM

最新TB

プロフィール

HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】

【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)

上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!

バーコード

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析

お天気情報

FX NEWS


-外国為替-

過酷人生ゲーム

忍者アナライズ