海を知らない小鳥
土日は久しぶりの連休だった。当初、旧友と海を見にいこうと考えていた。
けれど、日ごろの怠惰のせいで行けなかった。予定空けといてくれたのに、ごめんよ。
お店で配ってる冊子の記事書いたり、前野健太くんの別冊も進んでいなかったので、それもやらなければならなかった。三輪二郎くんの制作の方も、これからいよいよ本格的に始動していく。その準備段階、いろいろ課題もある。何とかよい方向へ進んでくれるとうれしい。
土曜の夜、ふと実家に帰りたくなった。いろいろな問題抱えながら帰るのは、何だか気持ち悪い。
どうせ帰るのなら、一つ仕事をしっかりとやり遂げてから帰るべきだ。
『まんが道』の中で、お正月休みだからって、いろんな出版社からの仕事抱えながら帰郷した藤子不二雄が、〆切をすっぽかして漫画家の道を閉ざされそうになってしまう話があるのだが、そのことを思い出した。
今、自分にはやらなければならないことがいくつかある。それを放棄することはできない。
昨日の夜、秋葉原GOODMANでタテタカコさんのライブを拝見させてもらった。タテさんの歌を聴くのは久しぶりだ。頭を短く刈り上げて、少年のような佇まいのタテさん。彼女の歌を聴くといつも思うのだが、普段どれだけ自分が卑怯な生き方、疚しい考えばかりで生きているかを痛感させられる。茨木のり子さんの詩じゃないけれど、自分の感受性も守ることも出来ない弱虫が他人のことをとやかく言う権利はないのだ。もっともっと自分自身、研ぎ澄まして生きていきたい。
V.A『酔いどれ詩人になる前に』に収録されている「歩幅と影」をライブで初めて聴いた。本当の優しさは、もの凄い厳しさの中にしかないんだと思った。口先だけではない、体全体を奮わすタテさんの歌と言動から実感させられた。
共演の石橋英子さんももの凄かった。この人は、本当に研ぎ澄まされた人、「アーティスト」だ。でも、ライブ後は気さくで素敵な方だった。またイベントに出て頂きたいな。
eastern youtnの二宮さんも来れていた。少しお話させて頂いたが、とても好い人だった。ひょうたんも観たくなってきた。
秋葉を後にして、高円寺へ向かう。夕方、長州力くんのイベントに少し顔出した。長州くんは、思ったとおり好い人だった。高円寺の人だった。
で、夜中高円寺の古本酒場コクテイルで前野くんと打ち合わせ兼ねながら呑む。でも、前野くんは既にぐでんぐでんだった。狩野さんや店員の石川くんも呆れた感じだった。でも、だんだん自分自身も気持ちよく酔った。
高円寺でもこのコクテイルさんは大事な場所の一つだ。ここで出会った人とは、今でも大事な仲間だ。そして、何よりこんなスゴイ空間を作っている店主狩野さんには畏れいります。ごちそうさまでした。
また遊びに行かせてもらいます。
高円寺、恥ずかしいくらい青春の熱気を感じる町、この町の素敵なライブハウスUFOCLUBで11月14日(水)に『都会の迷子さんvol.2』を開催する。楽しみだ。
今日のBGM:三輪二郎といまから山のぼり/出不精のバラッド
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■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
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