血も踊るダンスを踊れ
今日、久しぶりに遅刻した。起きたら頭がガンガンとして吐き気がして目まいに襲われた。駅行く途中、フラフラして、さすがに病院行こうかと思ったけれども、何とか気力で電車乗った。薬も飲んでるけどちっとも効果がない。でも、病院行くほどたいしたことでもないのかもしれない。新宿着いたら、中央線が人身事故か何かで遅延していた。具合が悪いのは僕だけじゃないと思った。ドストエフスキーが何かの作品で、「われわれは病人であり、世界全体が病気なのです」という言葉があったと思う。大学時代に読んだ、久しぶりに読んでみようかな。
遅刻して中央線乗りながらウォークマンで音楽聴いてたら、このまま千葉の方までふらふら目的もなく、会う人もないまま行ってしまいたくなった。あんまり知り合いのいない静かなところで、江戸川の河川敷なんかで日向ぼっこしたくなった。現実逃避なのかな、少しいろいろなことに疲れているのかもしれない。
でも結局、夕方になって日が沈むとまた誰かに会いたくなってくる。人恋しくなる。そして、また少しずつ歩き出していく。
ふと、将来のことなど考えた。建設的な未来なんて望めそうもない。最悪の状況なんか考えてしまう。でも、そこで立ち止まってるなんて嫌なので、衝動にかられて動きだす。しかし、そのたんびに転ぶ。転んでばかり。でも、そんな時誰かに出会う。そういう人は大事な人だ。大事な人やことは、最悪の状況で出会うものなのかもしれない。ニーネの歌にそんな歌詞があった。
ニーネは、僕にとってとても大事なバンドさんだ。苦しいとき、どうしようもなくなったとき、ふとニーネを聴くことが多い。ニーネは基本的に暗い。でも、その暗さを突き抜けてとてつもない光を発する力を持っている。それはほんの一瞬かもしれない。ただ、その一瞬の光を掴み取るがために、僕はまたニーネを聴きかえす。
ニーネのライブも同様だ。どうしようもなくなったものだけが垣間見ることのできる一瞬の光、そんなちっぽけで、それでいてとても大切なものを見せてくれる。だから、僕はニーネを聴く、観る、そして応援したいと思う。
一人でも多く、ニーネのことを知ってほしい。ホントそう思う。生き様としてのロックが音に刻み込まれた、日本でも数少ないロックバンドだと僕は思う。
だから、今夜は薬飲んでニーネを聴こうと思う。ブラックホールBABYだ。
まだまだやりたいことがたくさんあるんだ。
今日のBGM:ニーネ/まったくつまらない毎日
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