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サマードレス(永遠の夏休み日記 前編)

61d9ad6e.jpeg土曜日、多摩川の花火大会を観に行きました。花火大会なんて、ホント子供の頃以来だった。大きくなるに連れて、何だかそんなイベントごとがイヤで、そういうことが好きな人たちの気持ちがよくわからなかった。何気取ってるんだよ、て思ってた。
けど、実際観に行くと、もう花火のとりこになってしまった。
人が多いのは何ともどうしようもないけれど、それが少し許せてしまうくらい魅力的だった。
素直に、夏をたくさん感じることが出来た。いろんなものにありがとうと言いたくなる。
来年もまた来たいと思った。

帰り、ここのところずっと食べたかった焼肉をようやくたっぷり食べることができた。
花火でビール呑みすぎたので、カルピスサワーを頼んだ。大好きです。

51ae3ca8.jpeg日曜、月曜はお店の棚卸だった。そのため楽しみにしていたファンタスタスのレコ発ライブは観れなかった。
でも、仕事上がり企画者のこっちゃんに侘びをしようと思いBASEMENT BARまで足を伸ばす。
ちょうどイベントが終了し、打ち上げはじまる感じだった。いなかやろうの人たちにご挨拶。ゆきんこさん、尾林くんにもご挨拶。ねずみさんもいた。
で、こっちゃん、何とお客さん100人も入ったらしい!スゴイなぁと思う。こっちゃんの力、やはり並じゃないと実感しました。今年から来年へかけての壮大な計画をご相談させてもらう。どんどん楽しいことが浮かぶ。こういう楽しいヒラメキがあるのは嬉しい。ひとりだと中々狭い世界だけで完結してしまうことが多い。
そして、同じレールの上かどうかはわからないけど、近いところでスゴイ勢いで走っているこっちゃんからめちゃくちゃエネルギーをもらう。ありがとうございます。負けられないなぁと思う。

火曜日、夕方仕事あがりに渋谷LUSHへ。埋火の見汐さんの別バンドコドモアズ企画第3弾、今回は壊れかけのテープレコーダーズさんが出演てことで何とか見届けたいと思った。
ライブを観るたびにバンド全体の温度は確実に高まっている。楽しみです。
コドモアズ、相変わらず見汐さんの歌が素晴らしい。まだまだ埋火のような完璧な世界観はないけれども、これからもっともっと観たいと思った。
ファンタジー仲間、オシリペンペンズモタコさんのフォークデュオ、面白かったです。優しい人なんだと思った。瞳がキラキラしていた。
トリは、ドブロク。歌詞がなかなか丁寧で、それだけで読み応えありそうだった。いろんなもの、日々見届けながら生きている人なんだと思った。MCは向井秀徳氏のようだった。

渋谷はあまり好きな街じゃないけれど、ふと目をこらすといろんな風景があることに気付く。それは、まんざら悪くない風景だった。家路へ急ぐ人たちの姿、それぞれが夏の終わりみたいに淋しそうだった。僕も、早くアパート帰ってホカホカの王将の餃子を食べたいと思った。

cc1f3f9d.jpeg大好きなおふたり石橋英子×アチコさんの2ndアルバム『サマードレス』が10月1日に発売されます。このおふたり、昨年発売された『ロラ&ソーダ』のレコ発を観て一気に夢中になって、昨年聴いたアルバムの中でも唯一無二の存在感でした。そして、『都会の迷子さん』にも2度出演して頂きました。また出演して頂きたいものです。自信を持って呼べるイベントを続けていかないといけない。
で、今作もまたまた素晴らしい出来でした。このおふたりでしかできない音世界に溢れています。で、今回はゲストも豊富でまたまた色鮮やかに彩りが素敵です。
CD発売に先駆けて、レコ発ツアー中です。
で、来週は東京吉祥寺スターパインズカフェでファイナルなのです。
楽しみです。タテタカコさん、ひょうたんも楽しみです。

石橋英子×アチコ“サマードレス”リリースライブ
2008年08月31日(日)@吉祥寺スターパインズカフェ
出演 )タテタカコ, ひょうたん
open17:30 / start18:00   adv3,000円 / door3,300円   

夏の終わりを感じる歌の饗宴、しっかりと味わいたいと思います。

今日のBGM:ファンタスタス/夏のけぶり

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WE ARE THE BAND OF NEON BOYS

00492aaf.jpeg8月14日、横浜寿町フリーコンサートにて三輪二郎といまから山のぼりの活動はここで一度幕を閉じました。
けれど、ライブ後の彼らの姿はとても清々しかった。ここがはじまりなんだと思った。
「出不精のバラッド」でとても気持ちよい風を感じることができた。
それだけでよいのだと思った。それがすべてなのだと思った。
三輪二郎、あだち麗三郎、轟渚、吉田悠樹、かれらの音楽に出会えてほんとうによかったと思う。
はじめて4人でのライブを観たのは、昨年春、三軒茶屋グレープフルーツムーンだった。そのとき、山のぼりって名前とその音楽が見事に自分の中で結ばれて、この人のCDは絶対あったほうがよいって思った。1ファンとして、そう思った。
それからの1年間、何度も彼らのライブを観て、そして念願の音源が出来上がる場所にも立ち会えた。はじめての営業や宣伝、何もわからない僕に親切に接して頂けた方とたくさん出会えた。
音楽で生きる、てことは厳しくも温かい、とても深い愛情で支えられているものだとわかった。
そんな気持ちになれたのは、ホント彼らの音楽が傍らにあったからだと思う。
三輪二郎といまから山のぼり、ありがとう。また、逢えたら嬉しいです。

それにても、寿町フリーコンサートはまったく独特の雰囲気、人たちがいてびっくりした。酔っ払いのおっちゃんの衝動ってスゴイものだよ。子供より子供だった。
子供たちは可愛かったなぁ。抱きしめたいね。嫌がられるだろうけど。

夕暮れ時のマーガレットズロースも素晴らしかった。いつも以上にはじけてた平井さん、ダンスが素晴らしかった。で、「斜陽」がまたしても心にグサッと突き刺さった。

c3b52e9a.jpegその日の朝、久しぶりに下北の「トロワシャンブル」へ行った。夏の日の午前中、ここでボォ~としていられる、ホント心地よいのだ。この日も僕の他には、おじいさんがひとり新聞を広げているだけだった。
先日購入した狩野俊さんの「高円寺古本酒場ものがたり」を読む。
彼がお店をひらいたときの「退職金も貯金もなかったが、ただ熱い思いだけがあった」て言葉、嘘のない言葉だ。勇気がいる言葉だと思った。胸が高鳴る。
そんな気持ちはいくになっても忘れてはいけないと思う。いろんなこと経験して人はやっぱり冷静に安全に大人になっていくんだろうけど、その根っこにある「少年」の部分は決して忘れてはいけないのだと思った。
これからも思いつきで生きていきたいと思う。思いつきをただの思いつきではなく、現実に則した形で、生活と寄り添った形にできるよう努力していきたいと思う。
それが本当に夢を見る、理想ということではないかと思った。生活とともにあるものからしか、何も生まれないんだろう。

d7ca90de.jpeg昨日の晩、所用で江古田へ行った。江古田ははじめて、西武池袋線に乗るのもはじめて。そして、そこでライブを観るのもはじめて。
FLYING TEAPOTというお店で大分から来たアカシモモカというアーティストのライブを拝見した。ひょんなことからきっかけができたアーティストさん。こういう出会いはとても大切。だから音も聴かずに足を運んだ。
普段自分が聴くうたとは違ううただった。でも、何か新たな面白いものが発見できたかもしれない。
江古田は何だか懐かしい町だった。昭和だった。古本屋で、昔筑摩書房から出ていた『寅さん大全』(監修:井上ひさし)を購入。江古田の記念だ。
帰りの駅前では、日芸の学生たちが騒々しかった。風俗のお店も目立った。
面白い街だったけど、今住む街ではないと思った。

922a9455.jpeg遅れに遅れていた個人新聞『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』の最新号が完成/配布しました。
今月号は、shiba in carの特集です。そして、ライブレポでは先日の『都会の迷子さん』の模様を、九龍ジョーさんの心温まる文章で、長塩礼子さんの写真で楽しめます。ぜひ、読んでください。とりあえず店頭のみで配布中です。
松倉如子さんのエッセイ、大橋くんの漫画(今月はちょっと他のお願いもしてたので、前号より引き続き掲載です。)も楽しめます。
よろしくお願いします。

先月号よりなのですが、今後は2ヶ月に一度のペースになるかと思います。
現実的に、これがちょうどよいかなと思います。

otg2008.jpgおとぎ話の新作『理由なき反抗』を聴かせてもらいました。
愛と反抗に溢れた、現時点おとぎ話のベストアルバム、1曲目の「ネオBOYS」から最後の「とびらをあける」まで、彼らとの愉快痛快怪物くんのような旅路を楽しめます。
どうぞ、よろしくですね。
いくつかの雑誌媒体でレビューやら書かせて頂くかと思います。
また、他のこともやるかもしれません。決定したら告知したいです。

ホント、同世代でもっとも共感できる、悔しい部分も含めてもっとも愛しいロックバンド、どこまでも突き進んでいてほしいです。

今日のBGM:おとぎ話/おとぎ話の「愛」のテーマ

すてきなひとりぼっち

638fd4e0.jpeg先週末から、実家へ帰ってました。
短い時間だけれども、懐かしい気分にひたれたひとときだった。
日曜日はひとりで自転車で地元を走り回った。久しぶりに草加を飛び出して越谷まで行った。越谷は隣町、中学生から高校生の頃、よく学校帰りに新越谷まで遊びに行っていた。何せ、新越のOPA(デパート)には、タワーレコードがあったのだ。僕にとって、タワーといえば渋谷でも新宿でも池袋でもなく南越谷であった。きっと、今でも心はそうだ。
で、久しぶりにお店覗いたら、前野くんや三輪くんのCDがちゃんと置いてあった。こんなところにも置いてある、「うわぁ!」てひとりで嬉しくてニヤニヤしてしまった。女子高生たちに馬鹿にされてたかもしれない。
で、調子にのって店員さんにご挨拶してきました。とても優しい好青年でこれまた嬉しかった。こういう活動していて、やっぱりすてきな出会いが本当に増えたと思う。お金は増えない(減る一方)けれど、胸がときめくような出会いがある、それはとても大事なものだと思う。それが、結局は自分の思い違いでもよいのだ。そう感じること出来る、その瞬間、やはり生きている気がする。

2dd05543.jpeg越谷は田圃ばかりの町だ。ドブの川でおじさんたちが釣りをしていた。それもみんなひとりだった。あまり、楽しそうには見えなかった。
自転車こぎながら、フラカンの自選ベストセレクションを聴いた。自分でつくっておきながら、ナイスな選曲にしびれた。風景にとけこんでいた。
「はじまりのシーン」て名曲の、「草の匂い 猫が眠る駐車場」て歌詞がいつにまして生きていた。
川沿いの神社で少し休憩した。何だか最近のいろいろなことをボォ~と考えていた。考えてなかったかもしれない。
自分が生まれた土地、住んできた土地、自分て人間とは切ってもきれないものだ。とても自然といられる。
けれど、やはりここにいてはいけないと思った。「今」、ここにいては駄目だと思った。
ここに帰ってくるのはもっともっと後でよい。そういうときが来るまで、まだまだ自分にはやらなければならないこと、たくさんあるのだ。
距離にしては、正直東京世田谷と埼玉草加はそんなに離れているわけではない。すぐ帰れる距離だ。
けれど、やはり自分の中には大きな深い溝があると思う。それは、精神的なものが多い。

街で同い年くらいの家族連れの姿を見かけた。自分にはこういう未来はないのだと実感した。ただ、今はわからないだけかもしれない。そして、わからないからこそ踏ん張れているのだと思う。まだまだ踏ん張りたい。

21ba89b7.jpeg高円寺の古本酒場コクテイルの主人狩野さんの著書が、晶文社より発売されました。
本のタイトルはそのまま『高円寺古本酒場ものがたり』。潔くてかっこいいです。
昼に神保町の東京堂の3階で購入した。東京堂はいつもは1階しか見ないけど、3階はまたまた違った魅力があった。店員さんもお客さんも生粋の本好きの匂いがした。それはとても混じりけのないものだった。澄んでいた。
錦華公園のベンチに座りながらパラパラと買ったばかりのその本を読んだ。
前野くんや松倉さんのこともちらほら出てくる。前野くんと狩野さんの関係はとても面白い。何だか、無二の親友のようであり、険悪な兄弟のようであり、あるいは親子のようだ。何ヶ月か前、無善寺でワンマンライブを行った後打ち上げでコクテイルへ前野くんとふたりで行った。深夜だというのに、お店は開いていた。優しかった。
そこで、みんなにいろんなこと言われながら、酔っ払って歌う前野健太の姿、そんな姿こそホント「うたうたい」だと思った(言われたくないだろうけど)。
そういえば、松倉さんのライブをはじめて観たのも、ここコクテイルだった。はじめてライブ後はなしかけたときは本当に緊張した。
前野くんの企画イベント「ギターとうたう」もここで観た。あと、年末ライブも思い出深い。
そして、コクテイルでは本当にいろんな人に出会えた。今も仲良くしてもらっている人、疎遠になってしまっている人、みんな何だか優しい人だった。こう書いていると、本当にいろんなことを思い出す。思い出してしまう。
あと、狩野さんの料理は本当に美味しい。今度またふらっと呑みに行きたいと思う。楽しみだ。

今月もいろいろとやらなければならない作業がてんこもり状態です。
ひとつひとつ具体的にして告知できたら嬉しいです。
でも日記もひとつの記録などで、時間見つけて少しずつでも書きとめておきたいです。

で、明後日は担当している三輪二郎といまから山のぼりの活動休止、ラストライブです。
お時間等ございましたら、ぜひ観にいらしてください。無料です。
2008poster.jpg8/14(木)PM3:00~
第30回横浜寿町フリーコンサート
出演
GHQ
kotobu★kids
三輪二郎といまから山のぼり
デリシャスウィートス
マーガレットズロース
寿
http://kotobukifree.web.fc2.com/index.html

帰りドラマで、アキ・カウリスマキの『真夜中の虹』とアニメの『キャプテン』を借りた。どちらも、「今」観ておきたい映画のような気がした。

今日のBGM:三輪二郎といまから山のぼり/昼下がりの恋~野毛の唄
(野毛の唄YOU-TUBEのPVがあがっています!TOKYOHELLOZの皆さん、本当にありがとう。僕も行きたかったです。)
http://jp.youtube.com/watch?v=ilbEdPtaVE4

迷いながら進み続ける

314e695d.jpeg緊急告知です!
あさっての8/9(土)から、ディスクユニオンお茶の水駅前店インディーズコーナーにて、【大橋裕之フェア】を開催します!
大橋くんがシコシコ作っているひとり雑誌『週刊オオハシ』の9号発売を記念して、過去の『週刊オオハシ』と『音楽』『謎漫画作品集』の単行本2冊と大橋漫画全集でお送りいたします。
大橋くん漫画2冊ご購入で、大橋くん直筆の大橋漫画キャラのイラストを差し上げます!あと、最新号『週刊オオハシ9号』には別途特典が付きます!
どうぞ、よろしくお願いします。

【週刊オオハシ9号発売記念!~大橋裕之フェア~】
開催期間:8/9(土)~9/30(火)
開催店舗:ディスクユニオンお茶の水駅前店
●大橋裕之さんの著作全作の中から、2作品ご購入でオリジナルイラストをお付けします。
●最新刊『週刊オオハシ9号』には、別にまた特典が付きます。

qj79_470.jpg8/12(火)より全国の書店さんなどで発売されます『クイック・ジャパン79号』にて、上記の大橋裕之くんがイベント『都会の迷子さん』についてレビューを書いてくださいました!梅山さん、大橋くん、どうもありがとうございます!
あと、僕もディスク・レビューを寄稿させて頂きました。よかったら、読んでください。
今回の特集は、『アメトーーク』。仕事から帰って、銭湯行って、アパートでビールでも呑もうかなぁって時にTVつけるとよくやっています。何気なく観てても、いつのまにかふむふむ最後まで観てしまう。最近、こういう最後まで観続けれる番組って少ない。貴重な時間だ。
あ、今日は熟女特集、出てくる人女性の人みんな素敵だった。50代の女性、何だか若者には出ない色気とか風格みたいなものがあってそそられた。やっぱり、「いつまでも若い」「心の若い」人が好きだと思う。
あと、『デトロイト・メタル・シティ』。僕は正直まったく読んだことないけど、みんな面白いっていうんだからやっぱり面白いのだと思う。いつか、ブームが去ったらひっそり読みたいと思う。そういうのが好きな人間です。
http://www.quickjapan.net/

zuromaga3.jpg昨日は、仕事帰り新宿LOFTでマーガレットズロース企画「世界は変わるvol.2」にお邪魔しました。今回のゲストは、誰が何と言おうと日本一のロックバンドフラワーカンパニーズ!この組み合わせ、本当に感動的な組み合わせなのだ。知ってる人は知ってるよ。
前の晩は久しぶりにドキドキ、ワクワクした。布団の上ではしゃぎなくなった。
そんな気持ちにさせてくれるバンドたちなのだ。

ライブは、まずフラカン。新曲連発だった。そして、相変わらずMCというかトークが長かった。
新曲の中でも、この日は「大人の子守唄」が格別だった。「どうして僕にはロックンロールが必要なんだろ~ どうしても僕にはロックンロールが必要なんだよ」て最後の歌詞がとても胸に突き刺さる。そう、どうしても必要なんだよ、そんなものが誰にもひとつはあるはずだろう。それを抱きしめて生きていければ、それだけでいいではないかと思った。社会的にはいろんなもの欠落していたとしても、何かひとつ夢中になれるもの持っている人は、もうそれだけで無敵なんだろ。そう気付かせてくれるロックバンド、フラワーカンパニーズ。ありがとう。
そして、その決意を体現したような名曲「口笛放浪記」を久しぶりに聴くことができた。夢の中で必死にもがきながら、迷いながら歩き続けたいと思った。

マーガレットズロース、現時点での彼らの姿を出し切ったような壮絶でいてとっても痛快なライブだった。
この日の平井さんのMCひとつひとつが奇跡的なカタマリだった。「迷い続けながら進み続ける人が本当はとてもかっこいい」てなことを言っていた。何だかドキンとした。で、フラカンもそういうバンドなんじゃないかと言っていた。そして、自分たちもまた。結局、それぞれ悩みながら自分だけの答えみたいなもの大事にしながら生きていくしかないのだと思う。
それだけにこの日の「斜陽」は、強いちょっとやそっと気持ちでは太刀打ちできないほどの決意を持っていた。3人の音楽家としての気持ちが、この1曲にガシっと詰め込まれていた。それだけの集中力だった。
帰りに食べた定食屋さんの日替わり定食がとっても味わい深かった。水をたくさん飲んだ。目玉焼きのこげ具合が懐かしかった。
11/29(土)渋谷O-NESTにてズロースのワンマンライブ決定、すごいオススメです。
http://magazuro.com/top.html

最後に、赤塚不二夫さんがお亡くなりになりましたね。タモリさんの弔辞の文章を読んだ。胸がいっぱいになりました。その反面、カラッポになりました。どんな状況でも、寝る前に横になりながら「これでいいのだ」と言える人間になりたいと思った。
僕は、赤塚さんより藤子不二雄さんのほうが好きだけど、藤子さんの『まんが道』で出てくる赤塚さんは何だかとても共感できる登場人物だった。一般的に考えられてる赤塚さんとはある意味真逆な物静かな、少し陰のある人物だった。けれど、その全てがその人なんだと思う。

浅井慎平さんの撮った『キッドナップブルース』という映画を観た。タモリさんが主演だった。
何だかとっても不思議な映画だった。一言では言い表せない、情感が自然と湧いてくる映画だった。

誤魔化しのない人間になりたいと思う。僕が好きな人物はそういう人だ。自分は、まだ自分をどこかで誤魔化しているような気がする。それをさらけ出すことはとても勇気がいる。ひとつひとつ少しずつでもよいから、本来の自分と向き合って、やっぱり笑えたら嬉しい。

今日のBGM:マーガレットズロース/LIFE IS NOW

孤立無援の花

10月の『都会の迷子さん』初の関西ツアーの詳細が決定しました。

『都会の迷子さんvol.6~迷子さんぶらり旅 大阪編~』
10/11(土)大阪ムジカジャポニカ
http://musicaja.info/
出演:渚にて
    前野健太
    ぱぱぼっくす
    三輪二郎
オープニングアクト:さんましめそば
DJ:なんのこっちゃい西山。(仮)←今の仕事辞めたら行けるみたいです。
開場17:30 開演18:00
前売¥2200 当日¥2500(共に1ドリンク代別)

『都会の迷子さんvol.7~迷子さんぶらり旅 京都編~』
10/12(日)京都ウーララ
http://www.ooh-la-la.jp/index.html
出演:長谷川健一 
    三輪二郎
    shiba in car
    前野健太
オープニングアクト:ナキミソ
DJ:なんのこっちゃい西山。(仮)
開場18:30 開演19:00
前売¥1300  当日¥1500(共に2オーダー代別)

大阪、京都とも東京より前野健太くんと三輪二郎くんと共に、各地のツワモノたちと共演してきます!
本当に楽しみです。あと、京都に出演してくださるナキミソさんは、春に前野くんの京都ライブで知り合った現役大学生のシンガーソングライター。その後、送って頂いた音源がとても良かったので、今回出演して頂くことになりました。ありがとうございます。楽しみにしています。
こちらのイベントのフライヤーも、今月中頃には完成する見込みです。大橋くん、奥田さん、暑いですがよろしくお願いします!

72b82fd7.jpegで、その大好きな大橋裕之くんのマンガの最新刊がついに完成したみたいです!

『週刊オオハシ9号』

税込630円

「夏の手」(新連載)
「宇宙入門」
「太郎は水になりたかった」
「日々」
「ジャンプ少年ヒトシ」

裏表紙イラスト 河井克夫
表紙デザイン  奥田亜紀子

取扱店
タコシェ、円盤、CHOCOLATE CHIWAWA、BASARA BOOKS、ガケ書房(※ガケ書房は8月4日(月)発売になってしまいます。すいません!)、ディスクユニオンお茶の水駅前店(先着特典イラストあり!)

ちなみに、お茶の水では販売開始は少し遅れます。いろいろと企みごとがあるので、それが決定したとき思わぬ形で発表できるかと思います。大橋くん、よろしくです。頑張りましょう!

passport_jacket.jpgあと、明日秋の『都会の迷子さん』関西ツアーにも出演してくださるshiba in carの記念すべき1stアルバムが、全国のレコード店で入荷(販売開始)する予定です!
僕は、先日のいなかやろうの企画で先行で購入したのですが、本当に透き通るような音世界に満ち満ちていて、汗だくの夜とかエアコンみたいに体を冷やしてくれるようです。けど、心は静かに耐えずに燃えているようです。
個人的に、石橋英子&アチコさんやタテタカコさんとの共演を観てみたいです。
で、冊子『トランジスタ~』の今号の特集もshiba in carです。インタビューを掲載しています。

ここのところ、いろいろ進退を考えることが多い。そういう機会に遭遇する。意図するしないにも関わらず、そういう時期に来ているのかもしれない。本当のところ、自分がいったい何がしたいのか、そのためには今何をすべきか、それが頭の中でくるくる回っている。答えは風に吹かれている、何てカッコいいことなんか言えやしないのだ。ただただ、呆然と日々をやり過ごして苦笑いしているだけだ。

日記もいつまで書けるかわからない、けれど本当のこと書けなくなったら、そのときはきっぱり止めたいと思う。
要は、気持ちなのだ。お金や権力で動かせるものばかりではない。それは、決して忘れないようにしよう。

今日のBGM:タテタカコ/敗者復活

有楽町で逢いましょう

da05e42c.jpeg昨日、大学時代の旧友と久しぶりに会った。有楽町で「夏の文学教室」て講演にお邪魔した。大学時代は、教授からタダ券をもらって毎年行っていました。何だか、久しぶりだった。
で、今回は穂村弘さんと町田康さんの講演で、今回は、「東京をめぐる物語」がテーマ。
穂村さんは、短歌の中で移り変わる東京の姿についてのものでした。100年近く前の北原白秋の歌から、2000年代の若手の歌までを通して、いかに東京という街が変化し、また変化していないか。そして、そこで生きる人間の生活の幸福とは実際のところどうなのか、などなどについて語ってました。
町田さんは、「中原中也と東京」。でも、あんまり中原中也は好きじゃないみたいでした。何だかうまく誤魔化されたような講演だった。あれが町田さんじゃなかったら、ちょっとって感じだったかもしれない。

22ff09fd.jpegとっても久しぶりに有楽町へ行くというので、何回も乗換えを間違えてしまった。
はじめ小田急で新宿行って、でまた代々木上原まで戻ったりして、千代田線でもどこで降りればよいのか悩んだ。
約束の時間に40分ぐらい遅れてしまった。でも、友人はニンマリしてた。元気そうだった。
その友人の知り合いのご夫婦が経営している食堂でご飯を食べる。ひさしぶりなので、話したいことたくさんだったので、僕は食べるの忘れてしまったよ。でも、楽しかった。
講演を聴いた後には、友人オススメのパン屋さんを紹介してもらった。あんぱんが美味しかった。優しいあんこの味だった。もう1個食べたかった。
夕方、日比谷公園まで歩いてベンチでボォ~としていた。いろいろ悩み事、どうしようもないことはあるけれども、こんなひとときがある。それだけで嬉しいし、何とかなりそうな気もしてくるから不思議だ。
それは、ホントは何とかならないことかもしれない。でも、そのとき瞬間だけでも、「何とかなりそう」な気がした。そのことが、今重要なんだと思う。それが一つでもあれば、生きていける。そう思う。
東京の青い空、ゆっくり動く雲たち見てると、何だか笑いたくなる。隣の友人も可笑しそうだった。よっぽど、僕は変な顔していたに違いない。
こうやって、休日は何かひとつでもこうして書きとめる出来事、そんなものひとつあれば十分なんだと思う。
外へ出るのが楽しい、人見たり、他の動くもの見たり、街並みのそれぞれの表情ひとつひとつが重要なんだと気付く。

夜は、知人のお店へご飯食べに行った。美味しかったぁ。じんわり胸が温かくなる、ホント美味しいもの食べている時、その時が人にとって1番幸せなときなんじゃないかと思った。本当にそう思うよ。
夏の東京の夜、街並みが好きだと思う。良い人も悪い人もいるんだけど、そんなこと対したことないように、東京の街は今日もいろんな光で彩られているのだ。それを味わうことが、少しかもしれないができた夜だったと思う。浴衣着たくなった。

rogy.jpg大好きないなかやろう、待ちに待った新音源が出来上がった。本当に待ってた。
正直、CD-Rじゃもったいない!と思うくらい完成度が高い渾身の3曲です。
「ロージー」は、いなかやろうというバンドの愛らしさが目一杯に包まれた彼らの新たなテーマソングです。
他2曲も本当によいシングルです。現在は、ライブでの手売りだけですが、ユニオン各店にも近日中に入荷する予定です。特典も何か付くかもしれません。
ぜひ、聴いてみてほしいです。
で、お店でいうと、日々の業務に追われながらもいろいろ進行中です。手作り冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』の最新号も来週中には完成します。
あと、ウチのお店限定のオススメの委託商品も近日中にいくつか入荷予定です。改めて告知します。どうぞ、よろしくお願いします。

19c02a74.jpeg今日、夕方あがりで阿佐ヶ谷へ。漫画家本秀康さんのイベントへお邪魔と思いきや大遅刻してしまい、打ち上げ中のお店へご挨拶だけ伺いました。
本さん、大変失礼しました。ごめんなさい。前野くんや大橋くんも来ていた。

待ち合わせしていた松倉さんとまたもやご相談。あと、阿佐ヶ谷の町でイベントのチラシ配りのお手伝い。
いろいろな出来事が同時展開で急激に起こっている。正直、今すぐ決断を下すことはできそうもない。何が正しくて、何が間違っているのか、誰が悪く、誰が良いのか、とても難しいし、それに答えはないのかもしれないと思う。
ただ、その人が素直にやりたいことをやる、素直にやれる場所でやるのが1番良いのだと思う。決して個人の趣味や、あるいは利益のためだけになってしまわないように。
そして、大切な「うた」がいつまでも在り続けるように。ただ、願うだけ。

34a17d8c.jpeg阿佐ヶ谷のパール商店街へ行ったら、頭上に大きな鬼太郎とねずみ男がいた。あと、ヤッターマンもいた。記念に撮影してもらった。阿佐ヶ谷はよい町だと思う。
きさくなカップルが嬉しいそうだった。夏は、ウキウキしていたいと改めて思った。

ブログを書くことは、たくさんの人に読まれるってことなんだと改めて当たり前のことを考える。発言など、やはり気をつけなければならないのだろう。
でも、もっともっと「自分の言葉」で書きたいと思う。それだけです。

今日のBGM:いなかやろう/パーフェクトミュージック~みんな元気
http://jp.youtube.com/watch?v=sWsME7QFyOQ

スタンド・バイ・ミー

2aed04ef.jpeg今日は少し早起きして、午前中から早稲田松竹へ。『スタンド・バイ・ミー』、夏になると毎年どうしても観たくなる。早稲田でやってると聞きつけてお邪魔しました。
午前中の映画館は何だか清潔感が充満していて好きだ。ホント生粋の映画好きが観に来ている感じ。イチャチャカップルの姿がないから居心地もよかった。
『スタンド・バイ・ミー』、TVやビデオで何度か観ているけど、やっぱり映画館で観るのは格別。
少年時代、友人や周りの大人との軋轢や衝突、その中にこそ大事なものが隠されてるんだと思う。その人の人生に本当に大事なもの、それが隠されているに違いない。
TVゲームやパソコン、携帯では得られない、本当の生きている実感、それはやはり人と人との関係の中でしか得られないと思う。当たり前だけど、そのことを再認識させてくれた。
同時上映の『打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか』も懐かしかった。夜のプールって何て素敵なんだろう。大好きな『台風クラブ』でも夜のプールで遊ぶシーンがあったかと思う。何かが生まれる予感がするシチュエーションなのだろうか。
青春は2度とは戻らないのだ、今年の夏は1度だけなのだ。もっと、生きなければならない。

acbe473d.jpeg昼過ぎより、松倉如子さんと下北のジャズ喫茶マサコでいろいろの打ち合わせ。松倉さんの固い音楽への決意、何かと協力できれば嬉しい。
マサコにも久しぶりに訪れた。下北沢へ引っ越してきた頃、地元民にかぶれようと思って雑誌に載っていたこのお店へ何度も通っていた。
その頃と何も変わっていなかった。内装が本当に素敵なのである。音楽も好き。ジャズは、ブルーノートのモダンジャズが1番好きなのだけれど、ホントそこからの音源がたくさんだった。レコードはやっぱり音が素敵だ。
訪れる人たちも何だかミーハーな人たち除けば(大抵そういう人は2.3人で来る)、皆それぞれの孤独にそっと寄り添いながら、でもそれをすごく楽しんでる風でとても好感がもてた。こういう場は残っていてほしい。
また落ち着いたら、ひとりで読書したいと思う。大事な場所です。

fd9eb0ab.jpeg夕方、下北界隈のレコード店やライブハウスを松倉さんとチラシ配り&営業、快く対応して頂けた皆さん、本当にありがとうございました。
「いーはとーぼ」にもチラシを置きに行ったら、銀杏峯田さんと敏感少年隊をしていたわくわくガールズの方と遭遇した。彼女たちは、松倉さんとも大の仲良しなのだ。
久しぶりの再会で、みんな嬉しそうだった。
近所のギャラリーで今日までTシャツ展に参加してるとのことで覗かせて頂いた。
色々の才能が、ホント街のあちらこちらで転がっている。それを見つけられるのかは、その人自身の力なんだなぁ。

11/14(金)、松倉さん企画の大事なライブが吉祥寺のスターパインズカフェで行われます。ぜひ、お越しください!
松倉さんご用達の古着屋にもお邪魔しました。松倉さんのステージ衣装もここで購入してるらしいです。店員さんが素晴らしく素敵な人たちで嬉しかった。
今日だけ特別半額セールみたいだったので、僕も調子をこいて財布と帽子を買った。3000円しなかった。すごいね。

てことで、松倉さんより夏のオススメライブ情報です。夏のワンマン、ぜひ遊びに来てください。
よろしくお願いします。

●8/8(金)「松倉如子20名限定生音ワンマンライブ(演奏:渡辺勝)」
大陸バー 彦六】(03-3336-5153)
※ご予約は彦六まで hiko6@inv.co.jp
open18:00/start20:00  ■¥1,500 (ワンドリンク付) 
まだまだ席は空いております。今年のワンマンライブはこの日と、9/1下北沢のみ。
何卒よろしくお願いいたします!

久しぶりに朝から密度の濃い休日を過ごすことができた。いろいろあるのだが、明日へと繋がる何かを見つけられたような気がする。
本当に充実しているときにはお酒なんかいらないのかもしれない。お酒を必要とするとき、何かしら自分自身に後ろめたいものがあるときが多い。
今日は、素面でゆっくりじっくり日々を味わうことができた。こんな日がまたくればいい。
いきなりの雷雨もびっくりしたけど面白かった。
とにかく、人に出会うのは楽しいなぁと思った。いろいろなもの感じられた。

今日のBGM:エレファントカシマシ/平成理想主義~BEN.E.KING/STAND BY ME
http://jp.youtube.com/watch?v=2kxUT9hw9a8&feature=related

暮れ残る真っ赤な風景

92921ea8.jpeg先日より配布中のフリーペーパー『FOLLOW-UP』にて、「都会の迷子さん通信」という連載を開始しました。今回はご挨拶がてら、イベントについて、そして今の自分の大事な人たち、三輪二郎、前野健太、そして松倉如子のご紹介をさせて頂きました。
全国のライブハウス、スタジオ、あとディスクユニオン店頭にて配布中です。ぜひ、読んでみてください。
で、今号の表紙はeastern youthです!イースタンは今年で活動20周年で、先週ベスト2タイトルとオムニバス「極東最前線2」が発売されました。
オムニバスを少し聴かせてもらったのですが、各アーティストのテンションがものすごいです。イベント「極東最前線」への熱い、紛れもない剥き出しの情熱が各々に感じることができる鉄板のような1枚(2枚組)です。
フジロックは行かなかったけど、フジロックのeastern youth観たかったなぁ。しかもグリーンステージだったね。
秋の渋谷AXワンマンは何とかお邪魔したいものです。楽しみだ。
とりあえず、今年も「夏の日の午後」を聴き倒そう。そんな夏の日が毎年、必ず一度はあるのだ。

d64ecc76.jpeg24日、仕事帰り下北CLUB QUEへ。夏の陣、フラカンと毛皮のマリーズの激闘へお邪魔しました。
7時半ごろ着いたら、もうマリーズがやりたい放題、ロックンロールの嵐であった。間髪入れず、正に嵐だった。
下北で観るフラカン、何だかとても久しぶりだった。僕がフラカンのライブを観はじめた頃、毎月のようにQUEやシェルターでライブがあった気がする。そして、その頃によく聴いていた曲、この日これでもかと披露されていた。
「発熱の男」、この曲は本当に好きだ。前川さんも確か1番好きな曲と言ってた気がする。あの頃のフラカンを象徴した名曲だと思う。聴けば聴くほど、その曲へ込めた強く深い決心を感じることのできるフラカン決意の1曲だ。
そして、フラカンにとって現時点最高傑作である、僕にとってもフラカンそして日本のロックで1番影響を受けたアルバム『世田谷夜明け前』からの楽曲もこの日たくさん披露された。
「世田谷午前3時6分」この曲は本当にヤバイのです。歌詞が何だか混沌としてて、圭介さんのもう一つの顔が前面に出た怪作です。
「寄鷲橋サンセット」、昔この曲ばっか聴いていた時期があった。やっぱり、それなりにショック、挫折を味わったときだったと思う。いろんなものから逃げていた。現実を後回しにしてしまっていた。でも、このまんまじゃいけないことは、日を増すごとに実感していた一時期だった。そんな頃、強く強く自分自身を包んでくれたのがこの曲だったと思う。切ないほど、虚しいほど、やりきれないほどの毎日だからこそ、それだけに何かを強く求める気持ちは強まっていく。そのこと、そんな自分にとって大事なもの教えてくれた曲。改めて、大事な曲だと思った。

89c26ca1.jpeg25日、池袋の新文芸坐へ市川崑監督特集へ。この日は、「黒い十人の女」と「おとうと」。「黒い十人~」は、映像がめちゃくちゃカッコよかった。ただ、この主人公みたいなモテモテぶりには途方に暮れてしまった。モテモテも大変そうだよ、結局どっちみち、苦しみってのは変わらないのかもしれない。
「おとうと」は純粋に素晴らしかった。岸恵子さん、正に「女優」という言葉にピッタリの人だ。輝いていた、そして今も輝いているのだ。想像もできないほどの努力、そして天性の魅力を感じることができた。
新文芸坐、とっても久しぶりに来た。昔はよくオールナイトを観に行っていた。高田馬場の専門学生の頃、帰り際ふらっと寄ったりもした。
ここで観たATG特集は今も胸に刻まれている。「サード」や「青春の殺人者」「祭りの準備」「津軽じょんがら節」そして「書を捨てよ町へ出よ」、今も自分てどうしようもない人間の根幹にある名作ばかり、この映画館で出会うことできた。
ありがとうございます。久しぶり記念に、ウディ・アレンの「マンハッタン」のパンフレットを買った。
この映画も大事な大事な映画なのだ。自分の中でロマンチックといえばこの映画なのだ。
この映画に出てくるような素敵な出会い、これからまたあると嬉しい。

72f25bf5.jpeg26日、東高円寺UFOCLUBにて『中央線ラプソディ』、いわずみくんお疲れ様でした!
とっても充実、てんこ盛りなイベントだった。ホント、中央線、高円寺や阿佐ヶ谷あたりの定食屋さんのハンバーグステーキみたいだった。お客さんもたくさん入ってた、良かったね!
「こどものこども」、唯一無二の音楽、いつのまにか目の前に頑としてある大事なもの、普段気付かないけど、なくしてはじめて気付く大事なもの、たくさんちりばめられた音楽、どうもありがとう。
「三輪二郎といまから山のぼり」、現メンバーではラスト前のライブ。これまで何度も出演してきたUFOCLUBだけど、この日はやはり特別だった。そういえば、僕がはじめて三輪くんのライブを観たのもUFOCLUBであった。確か、おとぎ話の企画のときだ。
そのときのこととか思い出しながら聴いてたら、何だか思わず胸が熱くこみあげてきた。「出不精のバラッド」で何度も何度も、彼らと出会って本当に良かったと思った。
横を見たら、そのおとぎ話の有馬くんも来てて感動している面持ちだった。ニヤニヤしてたけど。
三輪二郎といまから山のぼり、8/14の横浜寿町フリーコンサートにていったん幕を閉じます。
ぜひ、最後の勇姿を見届けてあげてください。よろしくお願いします。

夏はやっぱり何か新しい1冊を読もうと思い、休日に下北駅前の博文堂書店で大宅歩さんの『ある永遠の序奏』(角川文庫)を買った。昔よく読んでいた重松清さんがオススメしていた。
かの有名な大宅壮一(大宅記念館て資料館に昔行ったことがある。)の息子さん。体が悪く33歳で夭逝してしまうのですが、彼が青春期に残した詩や箴言を集めた遺稿集。
鋭い言葉がページを捲るたびにグサッと胸を刺してくる鋭利な刃物のような純粋で敏感な言葉たちだった。
青春時代、青臭いがその頃少なからず誰もが持っている混沌とした思い、それが剥き出しだった。
表現するって、本来これぐらい危険を伴うものだということを改めて考えさせられた。
ブログは今、ものすごい勢いでみんな書いてるけど、本当に読む値するもの、その人自身が書かれているものは実は少ないような気がする。アクセサリーや安心感のためだったら、僕は書きたくないと思う。
どうせ書くのなら、自分の死に場所を見つけるぐらいの気持ちではないと、それはやっぱり嘘だと思う。
書くという行為、そのこと自体を揺り動かす、再認識させてくれる1冊でした。ありがとう。

今日のBGM:eastern youth/夏の日の午後

滑走路までやっと来たんだぜ

5392cc74.jpeg『都会の迷子さんvol.5~僕のものになれ~ 迷子さん1周年記念&ぱぱぼっくす/僕のものになれ発売記念おめでとう!』無事終了しました!
ご来場してくれた皆さん、どうもありがとうございました!そして、長丁場お疲れ様でした。
代々木Zher the ZOOのスタッフの皆さん、どうもお世話になりました。いろいろ我がまま聞いてくださり、本当にありがとうございました。
そして、この日出演してくださったミュージシャンの皆さん、素晴らしいライブでした。ありがとうございました。感謝いたします。
そしてそして、毎回素敵な選曲で胸をクスクスさせてくれるDJなんのこっちゃい西山。さん、今回も胸ずっきゅんなDJありがとうございました。元気だしてください!
その他にも、写真撮ってくれた長塩さん、ビデオカメラ担当の崎田くん、どうもありがとう。本当に助かりましたよ。
あと、長州くん、来てるの知らなかったけど前野くんサブステージライブでは素敵でした!ありがとう。

18187776_1417116315s.jpg三輪二郎といまから山のぼり、8月14日の寿町フリーコンサートにて活動停止となりますが、残り少ないライブ、1本1本丁寧にこなしてくれるはず。皆さん、ぜひ観届けてください。
今回のライブも完成度の高いものだった。新曲はどんどん加速度を増していく。そして、『出不精のバラッド』いつになくグッときた。どこまでもどこまでも、遠い空飛んでいくような気分だった。
埋火、曲の完成度という点ではこのバンドこそ随一だと思う。見汐さんの歌とギター、腰にまで沁み込んでいく様な説得力がある。
「サマーサウンズ」そして「だから私と」、素晴らしいの一言。

18187776_1584646386s.jpgおとぎ話、彼らを今回はじめて『都会の迷子さん』に呼べて本当に嬉しいです。
彼らとは日ごろから関わってはいるけど、なかなかイベントに呼べませんでした。けれど、1周年、そしてぱぱぼっくすのレコ発に満を持して出演して頂けました!有馬くん、牛尾くん、前越くん、そして風間くん、本当にありがとう!
ライブは、当たり前に奇跡的なライブだったよ。この夏も、彼らはもっともっと大きなところでやってくんだろうなぁ~と感慨深げに観ていました。
期待してます。
サブステージの前野くん、ロマンチックだった。長州くんもナイスでした。
実は、昨年第1回目の迷子さんに出演しているアーティストは前野くんだけ(二胡吉田くんもだけど)、彼にはやはり特別なもの、夢を託しています。意図的ではないけど、彼の存在はかけがえのないものなのです。

18187776_1367336138s.jpgトリは、この日の主役ぱぱぼっくす。横から観ていたけど、さわださんの歌、そしてしぐさが相変わらず素敵すぎました。小柄ながら誰よりも存在感を放っていた。もちろん、たるたに先生もさすがだった。いるだけで発していた。
タイトル曲「僕のものになれ」のはじまるとき、さわださんが「片思いの曲」て言ってたのが胸にキュンときました。そうなのだ、そうなのだ、ホントに痛々しいくらい恋しい、愛しい、片思いの曲ばかりなのだ、ぱぱぼっくすは。だから、大好きななのだ。これからもいつまでも片思いの曲を歌い続けてほしい。
写真をたくさん撮って頂いたみちさん、どうもありがとう!
写真は、三輪くんと松倉さん、なかなか見れない2ショットです。松倉さん、普段はあんまり人のライブには来ない人にも関わらず遊びに来てくださりました!本当に嬉しいです。ありがとう!
松倉さんには、いつかまた『都会の迷子さん』に出演して頂きたいです。自信持って呼べるように頑張ります。

18079069_1635849069.jpg今月末まで、いろいろな媒体の原稿や日々の業務などに追われそうです。
で、来月中旬ぐらいまでには次回のイベント詳細を告知できるようにします。
折込のチラシにもありますが、今秋には初の関西ツアーを含む3公演を企画します。
関西は、10/11(土)大阪ムジカジャポニカ、10/12(日)京都ウーララの2つ。
そして、帰京して10/17(金)新宿レッドクロスにて秋の迷子さんを締めくくります。面白い企画、喜んで頂けるような企画、もちろん自分が楽しいイベントをこれからも企画していきたいと思います。
どうぞ、お時間やご都合よろしいときふらふらっと途中下車するような気持ちで遊びにいらして下さい。
死ぬまで続けていこうと思いますので、いつでもどうぞお待ちしてます。

写真は、上の写真も撮って頂いたみちさんから提供して頂きました。何だか色合いとか好きなのでUPします。ありがとう。
遠くを見てます。まだまだ遠い空を、ただ馬鹿なだけかもしれないけど。

あと、イベントで声かけていただいた方、あんまりお話できず残念でした。できるなら、ひとりひとりの方と呑みたいぐらい嬉しいんですよ。ありがとう。そして、ライブ後僕から話しかけておいて勝手なこと言ったりしてしまった方、どうもごめんなさい。これからもよろしくお願いします。

付録:なんのこっちゃい西山。DJリスト(今回も面白い選曲、ありがとうございました!)
1.キミドリ/オ・ワ・ラ・ナ・イ(OH、WHAT A NIGHT!) 
2.木村カエラ/JASPER
3.PERFUME/チョコレ-ト・ディスコ
4.group_inou/MAYBE
5.オフマスク00/Brand NewVoodoo
6.イルリメ/トリミング
7.ジッラリンジン/自転車    
8.上々颱風/LET IT BE
9.吾妻光良&スゥインギン・バッパ-ズ/最後まで楽しもう   
10.RCサクセション/すべてはALRIGHT(YA BABY
11.遠藤賢司/通好みロック
12.真島昌利/情報時代の野蛮人 
13.Theピーズ/底なし(佐藤SELECTION) 
14.エゴラッピン/GO ACTION 
15.相対性理論/LOVEずっきゅん
16.フラワーカンパニーズ/この胸の中だけ(佐藤SELECTION) 
17.eastern youth/裸足で行かざるを得ない(今日のなんのこっちゃいの1曲) 
18.エレファントカシマシ/ふわふわ
19.湯川潮音/秘密
20.あふりらんぽ/あかんこのまま帰さない
エンディングBGM 渥美清/男はつらいよ 

今日のBGM:渥美清/男はつらいよ(昨日は1日中寝て、夜『男をつらいよ』2本借りてずっと観てました。)

お祭りの日を待つ子供のように

2300496_148.jpg明日、昨年の海の日からはじまった自主企画イベント『都会の迷子さん』の1周年記念イベントを、代々木Zher the ZOOさんにて開催させて頂きます。
お時間等ご都合よければ、ぜひ遊びにいらしてください!
よろしくお願いします。

『都会の迷子さんvol.5~僕のものなれ~』
都会の迷子さん生誕1周年記念日
&ぱぱぼっくす3rdALBUM『僕のものになれ』発売おめでとう !
7月21日(海の日) 代々木Zher the Zoo
出演:ぱぱぼっくす(大阪)
   おとぎ話 
        埋火(東京+大阪+福岡)
   三輪二郎といまから山のぼり
サブステージ:前野健太
DJ:なんのこっちゃい西山。

開場17:30 開演18:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)

お問い合わせ:代々木Zher the Zoo TEL 03-5358-4491 E-MAIL zherthezoo@ukproject.com 

【タイムテーブル】
開場
17:30~
開演
18:00~18:10 前野健太(メインステージ)
18:15~18:55 三輪二郎といまから山のぼり
19:10~19:45 埋火
20:00~20:40 おとぎ話
20:40~20:55 前野健太(転換 サブステージ)
20:55~21:45 ぱぱぼっくす

18079069_3189805427.jpg昨日は、新宿red clothさんにて太陽民芸の復活祭にお邪魔しました。
太陽民芸は、気さくで素敵で酔っ払いなジロウさんが率いる最高のロックンロールバンド、メンバーは変わっても相変わらず熱かった。ジロウさんの面白いテンションが好きです。
前野くん、今回は二胡吉田くん、ドラムあだちくん、そして活動休止中のゲラーズの大久保くんのDAVID BOWIEたちで参戦。ロックでポップなライブで、これまた面白いなと思いました。短かったけど、最近の前野くんが凝縮されたようなライブだった。歌は確かに届いていたと思う。「SAD SONG」、観るたびにたくましく、切実さを増していく。もっともっと大きな曲になる予感がする。
写真はお疲れさまの風景です。本当にお疲れさま。夜風が優しかったなぁ~。人もね。

1f43473fjpeg9da87d1ejpeg帰りは、みんなで花園神社で少しのんびりしました。
カップルがロマンチックでした。
ゲラーズの大久保くんとはちゃんと話したのははじめてだったけど、とてもよい人だった。呑んでもっと話したいと思った。
石畳の階段で夜風に吹かれながらサイダーを飲んだ。
子供の頃、夏祭りが行われていた近所の神社の風景を思い出した。
あの頃、何の不安もなかった。夏休みの楽しみといえば、午前中にやってた仮面ライダーや少年アシベ、コジコジを観て、その後学校のプール行って、その帰りにアイス食べたり、友達の家でファミコンやったりすることだった。それがホント毎日続いていくものだと思っていた。それで十分だった。
でも、やっぱり宿題はあるのだ。いくつになっても、それぞれの宿題はあるのだ。自分自身の中にいつまでも。

音楽は、僕にとって音楽はそんな子供の頃に夢中になったもの、その全てだと思う。
最高の遊び場所だと思う。だから、その最高の遊び、命がけの遊びをひとりでも多くの人に届けたいと思う。
おせっかい極まりないけれども、それが僕の喜びなのだ。生きている、ということなのだ。
それだけ、それだけで胸がふくらんでいく。

明日は、そんな最高の遊び場所にできれば嬉しいと思う。
大きなイベンターさんが企画したロックフェスはたくさんあって、それはその分のお金を払った分だけの喜びや感動を存分に与えてくれるものだと思う。
けれど、個人でしかできないことも何かしらあるとも思う。僕は、それを信じたいと思う。
大きなロックフェスでは味わえない、「何か」それぞれに大事なものを届けられたら幸いです。

どうぞ、『都会の迷子さん』1周年記念、そしてぱぱぼっくすレコ発をお祝いにいらしてください。お待ちしています。

今日のBGM:エレファントカシマシ/友達がいるのさ 
そして、ぱぱぼっくす/僕のものになれ
http://jp.youtube.com/watch?v=bh40Y_0PrIU&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=b4Y7i34huEY

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プロフィール

HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】

【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)

上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!

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