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うたが一つ残ればいい

336c2c7ajpeg今晩は、品川教会にてタテタカコさんのライブを拝見させて頂きました。
タテさんのライブは、1月の『都会の迷子さん』以来とても久しぶりだった。
アルバム『敗者復活の歌』は、今までになくタテさんの本性が、人間性が表に出たものだった。
そのアルバムの東京ワンマンライブは、毎年恒例の品川教会。荘厳な雰囲気の中、タテさんが張り詰めた空気を一音一音で変えていく。それは、とても自然な変化だった。
以前はどこか青々しく感じられたものだけれど、今はもっと色彩豊かな「うた」に溢れている。思わず吹き出したくなるような面白い歌詞があったり、気をてらうことのない表現がさらに豊かに激しくなっていた。
アルバムでも中軸をなす「君は今」「人の住む街」「あした、僕は」の3曲、本当にしびれた。心の奥底に静かに静かに響いてくるものがある。帰りの電車、東京の街並みと重ね合わせながら、それを反芻した。
「まだやれる まだやれる」、心の中で唱えながらの帰り道。本当に「まだやれる」、そう思えてくるから不思議だ。音楽、歌の力、それは形にならないし、証明できるものではない。けれど、だからこそそれに注ぎ込む情熱やお金は、無限の価値を生む可能性があるのだと思う。タテさんの音楽は、確かにそのこと証明して見せていた。

9f942222jpeg品川に降りたのは、久しぶりだ。夜の品川駅周辺は、立派なホテルが目立ち何だか旅先で寄った長崎や京都の街並みのようだった。3連休目前だけあって、各地の観光客や外国人が目に付いた。呑み屋の前では、サラリーマンたちが大声で笑っていた。
夏の品川を歩いてたら、大学生の頃ひとりで夏に長崎へぶらり旅したことを思い出す。
当時、かぶれていた遠藤周作の小説で長崎の舞台のものがあってその風景が見たくて行ってみたのだった。
バスで海沿いの遠藤周作の記念館に行って、その帰りのバスの中、夕暮れ時の街は夏祭りでとても賑やかだった。それをバスの中からひとりでボンヤリ見ていた。
その風景、何年経っても何も変わらず自分の中にある。
「お祭りの日を待つ子供のように 待ち続ける俺を笑いてぇんだ」てエレカシ宮本さんの言葉のような気持ち、夏になると思い出す匂い、感情がある。
何だか知らないけど、胸がウキウキとしくる瞬間、お酒なんて呑まずに陽気になる瞬間がある。それが、結局空振りだったり、勘違いだったとしても、そんな気持ちを掻き立てる何かが自分の中にまだある、ただそれだけで十分だと思った。
また夏がはじまるのだ。いろんな人、風景、そして歌に出会いたいと思う。

07e66f8ejpeg15日、おとぎ話とアナログフィッシュの2マン、下北沢CLUB QUE。体調崩しててあまり集中してライブ観れなかったけど、夏に聴く「ナイトスイミング」は格別、改めていい曲だと思った。21日も聴けたら良いなぁ。
16日、仕事帰りに下北のユニオンでパラダイス・ガラージ豊田道倫さんのライブにお邪魔しました。遅れてしまいほとんど聴けなかったけど、「移動遊園地」が聴けて良かった。ホント良い曲。ギターが違う楽器みたいだった。
知り合いの人がたくさん来ていて、びっくりした。少し居心地悪かった。
前野くん、崎田くん、そして直井さんと共に近くのkata cafeでビール呑みながら、いろいろ企む。というか、僕はニヤニヤしていただけだった。
そのまま、我が家ときわ荘へ。YOU-TUBEで「スクール・ウォーズ」の映像や大映ドラムの素晴らしさを再確認した。スタッフの方の気持ちの入れようが半端ない。
写真は、近くの公園。夜の誰もいない公園て素敵です。

ma2.jpgここのところ毎週借りている寅さん映画DVD、今回は第5作目『望郷編』を借りた。
マドンナの長山藍子さんはさっぱりした美人で素敵でした。
今回は、地道に汗して暮らそうとする寅さんの姿が面白く、グッときた。
好きな娘への恋心、それが寅さんの何よりもの喜びだった。
けど、やっぱり結局その女性には恋人がいて、結婚の知らせを聞いてしまう。
今度こそはと思ってはいたが、その思いはもろくも崩れるていく。
傷心で柴又へ帰ってきた寅さんの表情が何ともいえない笑顔だったのが印象的。
喜劇役者渥美清さんの底力みたいなものを感じた。

喜怒哀楽の激しい寅さんに比べ、渥美さん自体はとても寡黙で若い頃はとても病気がちだったらしい。そんな渥美さんが、ライフワークとして演じた寅さんは彼のもう一つの人生そのものだったに違いない。胸の思いのひとつの投影の姿だったに違いない。
だからこそ、それを観る人にあそこまで感情移入させてしまう何か、力があるのだと思う。

芸の道なんて語れないけれど、音楽や映画、本、マンガ、写真、そういうものに託された思いっていうものは、その人自身の生き様だったり、もう一つの自分の姿だったりするのだと思う。
現実ではどうしても消化できないものを、必死の覚悟で表現していく、そういうものはいつまでも残り続けるのだと思う。そうであってほしい。

今日のBGM:埋火/だから私と~サマーサウンズ
http://jp.youtube.com/watch?v=go2xfgqnNy0
http://jp.youtube.com/watch?v=d9fcceHcXJw&feature=related

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わかってもらえるさ

rc1.jpg今日ニュースを見てビックリした。 忌野清志郎さんが再びガンで活動休止をしたのだ。
僕にとってロックンロールといえば、このおふたり。忌野清志郎さんと仲井戸麗市チャボさん。リアルタイムでこのふたり活躍したRCサクセションを観ることはできなかったけど、清志郎さんの35周年記念イベントでのチャボさんとの絡み忘れられないよ。
先日の復活祭はお店の棚卸で行けなかったけど、去年はチャボさんにお会いすることできた。清志郎さんのお手伝いなどされてる方のご好意によりご挨拶させてもらった。何だか涙が出るほどに嬉しかった。
清志郎さんとは直接お話したことはないけど、その言動、そして音楽を知れば知るほど、確かに強く共感するところがたくさんあった。
彼らは、ライブではどハデなパフォーマンスで魅了するが、ふたりで話すときはスゴク静かにボソボソって感じで語り合うらしい。そういうときのふたりは、きっと恋人同士みたいに見えたに違いないよ。
で、その清志郎さんがまたしてもガンの告知を受け、夏フェスなど音楽活動を停止してしまった。
人生とは試練の連続だと思うけど、何だかあまりにも酷だと思う。
そして、こんなとき僕は何もできやしないよ。
きっと、大好きな人が困ってたとしても僕は何もできやしないのだ。
悔しくて悔しくてたまらない。けど、それが今の現実なのかもしれない。
ただ、元気でいてくれるように願うばかりなのだ。
自分のこともロクに面倒をみることができない人間には、それしかできないのだ。
94年久しぶりにふたりが再会した日比谷の野音ライブ「GLAD ALL OVER」のDVDを観ている。
「うたが一つ残ればいい」、ホントそんな気持ちにさせてくれる素敵なライブ、ショーだった。また、観たい。

11日、阿佐ヶ谷のLOFT-AさんにてSPOTTED701の直井さん企画にお邪魔しました。
普段お会いすることできない方にたくさん出会うことができた。
そして、その中で観る前野くんのうた、とても新鮮だった。はじめて観る人のこころ、確かに掴んでいたと思う。
CDも売れた。また、前野くんのうた知ってくれる人が増えて嬉しい。もっともっと日本中に彼のうたを届けられたらと思う。何とかしたいよ、そしてそれが自分の役目のように感じる。
大橋くんの紙芝居も面白かった。ゲラゲラ笑った。やっぱり彼は天才だと思った。
あと、女優の長澤つぐみさんがとても可愛かった。握手できて嬉しかった。

打ち上げでは、あの山下敦弘監督にご挨拶できた。緊張してつまらないことばかり話してしまった。残念だった。
映画関係の人は、正直音楽の世界の人より何倍もパワフルだった。夜な夜な映画談義が熱く繰り広げられていた。前野くんは早々と寝込んでしまった。大橋くんとお互いのこれからみたいなこと語った。先は見えないけど、今はとことんやりたいことやるしかないと思った。大橋くんに勇気をもらった。ありがとう。

朝方、みんなと別れマックで前野くんとモーニング。朝焼けが眩しかった。まだまだこれからやらねばならないこと、たくさんある。それをひとつひとつ考えて少しでも良い方向へ、楽しい道を歩んでいきたいと思った。それだけが、もはや望みだと思った。

12日、2時間ぐらい寝て出勤。夕方あがりで渋谷のO-NESTへ。YOMOYAのレコ発ライブ。ここでもフラフラ気ままに行ったにも関わらず思わぬいろんな人に会えた。嬉しかった。迷惑だったかもしれないけど。
寝不足、ご飯食べてなくてビールばっか呑んで変なテンションだった。躁てこういう状態なのかもしれないと、帰りの電車で少し落ち込みながら考えた。
ライブは新鮮だった。ネハンは少ししか観れなかった。モールスをはじめてちゃんと観た。よかった。モールス祭り行きたい。

13日、昨日も夕方あがりである打ち合わせ。いろんな人の意見を聞き、そこから何か自分の答えを見つけられたらと思う。まだまだ何もかも足りないような気がする。意識も知識も何もかも。
ただ、素晴らしいアーティストと出会えていること、それはとても大事、一番大事なことなのかもしれない。
彼らのため、自分が何ができて何ができていないのか、しっかり考え前進したいと思う。それしかないよ。

HEADZ118.jpg明日、パラダイス・ガラージの1stアルバム『ROCK'N'ROLL 1500』の再発盤が入荷されるボーナストラックも有りでとても楽しみだ。
2ndの『奇跡の夜遊び』もそうだけど、若さゆえのどうしようもない気持ちが詰まっていて感極まる気持ちになる。
10年後、前野くんの『ロマンスカー』聴いたらどんな気持ちになるのかなぁと思った。まだ、わからない。だから、とても楽しみだ。

ディスクユニオン下北沢店にて、明後日インストアライブが開催されるようです。閉店後なので仕事帰りにでもふらっと遊びに行きたい気分です。
http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND2280
http://diskunion.net/jp/ct/news/article/1/3409

ここのところ、夏の新ドラマの広告/宣伝で深田恭子さんをよく見る。山手線に前面に写真が貼ってあった。今までは特に好きな感じではなかったけど、最近スゴク魅力的に感じる。氷結のCMも含めて何だか、大人の女性て感じ、でも可愛さもあって素敵だ。デートしたい。

今日のBGM:RCサクセション/君が僕を知っている
http://jp.youtube.com/watch?v=xAZ7kuH_cHM

流れ星だろ人生は

0d094c90jpeg昨晩、アパートで寅さんを観てたらspotted701の直井さんとTOKYOHELLOZの崎田くんに下北で呑んでるから遊び来なよって呼び出されて、下北の一番小さな踏み切り近くの「ストーリーズ」という呑み屋さんにのこのこ顔出した。
とっても素敵なお店だった。こだわりのレコードばかりかけてくれて嬉しかった。僕が行ったときにはちょうどボブ・ディラン!レコードの中のディランは、CDで聴くよりも少し優しげな声、そして表情をしていた。
迎えてくれた。

直井さんの情熱的、そして策士的なお話、すごくすごく魅力的だ。今を生きている人だと思う。僕は、まだまだだと思う。すぐ落ち込んだり拗ねたりしてしまう甘えがある。
一つの情熱へ向けて、いろいろな方面から考えられる直井さんは、前にも書いたけどここ最近影響をされまくりだ。何か突き抜けたものを持っている、大きな存在だ。
崎田くんもいろいろアイディアがあって面白い。下ネタばかりだけど。

ふと、思うことがある。
下北て場所のよさを実感すること。楽しげな仲間たちがすぐ側にいる。夜な夜な語り合える。
ひとりの夜も、決してひとりではないような気がする。
きっと、藤子不二雄や赤塚不二夫、石森章太郎などの先生が青春を過ごした「トキワ荘」もきっとこんな確かに温かな光があったんだと思う。それが、かれらの喜びだったんだと思う。
お金も地位もなかった当時の彼らには、どうしようもない情熱だけがポッカリ空いた胸の中にひとつだけあった。
それを語り合える友人との日々、またやりきれない思いを抱えるひとりの時間、それらがとても愛しいと思うときがきっとくる。その日まで、いきのばそうと思う。たとえ、永遠に出口がないとしても。

ちょっとセンチメンタルですが、明日はそんな直井さんが仕掛けるイベントが阿佐ヶ谷のロフトAで開催されます。前野健太くんのライブ、大橋裕之くんのトークなどもあるので、ぜひチェックしてほしいです。

ミニコミ誌「SPOTTED701」1周年&リニューアル最新号発売記念イベント
SPOTTED701, A-LIVE!
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/index.html
SPOTTED PRODUCTIONS(『童貞。をプロデュース』『片腕マシンガール』配給など)が発行するミニコミ誌『Spotted701』の創刊1周年&リニュー アル最新号発売記念イベントが開催!同誌執筆陣&同プロダクションが制作・配給・宣伝などで関わるインディーズ映画、ピンク映画の関係者を迎え、ミニライ ブ・秘蔵映像・ゲストトークなど内容満載でお送りします!

◎LIVE ACT:前野健太、ビト
◎TALK GUEST:長澤つぐみ(女優)、松江哲明(監督)、梅澤嘉朗(a.k.a.童貞2号)、大橋裕之(漫画家)、平沢里菜子(女優)、篠原友希子(女優)、古澤健(監督)、サーモン鮭山(俳優)、いまおかしんじ(監督)
◎司会:直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS主宰)

OPEN19:00 / START19:30
前売¥1,500(飲食代別)/ 当日¥2,000(飲食代別)
※「Spotted701」VOL.1~VOL.6を持参の方は¥1500


img001.jpg最近、キャンディーズばっか聴いてます。YOUTUBEにもたくさんUPされてて嬉しい。
キャンディーズは、ホントの「アイドル」だと思った。アイドルって今もあるけど正直あんまりトキメクものはない。でも、キャンディーズはアイドルという言葉を本当の意味で全うした存在だと思う。
当時の映像を見ていると、今のアイドルより洗練され、もちろん歌も踊りもとても丁寧で気持ちの違いを感じることができる。
それだけに彼女たちの5年間はあまりにも濃密で、そして限界のギリギリのところで活動していたのを感じる。僕は、そんな突き詰め方、燃え尽くすことへの情熱に素直に感動した。
個人的には、やっぱりランちゃんが好きです。歌がうまいし、お茶目なところが好きです。
でも、それぞれの個性、3つのそれぞれの個性が一つになる瞬間、その瞬間、彼らは一番輝いてたと思う。
で、自分は彼女たちのように燃えるように生きているか、それを考えざるを得なくなる。

あと、キャンディーズは歌や踊りもさることながら、楽曲が素晴らしい。ピンク・レディーと較べると画然の差がある。そして、今流行っているような一過性のものではない「みんなのうた」として聴き継がれていく曲の力がものすごい。昭和の作曲家たちは、ホント誠心誠意で歌に情熱を込めていたんだと思う。
それと、「全員集合」でのドリフとのコントも楽しい。本気なのだ。
9月にものすごいBOXも発売されるみたい、欲しいです。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/candies/

で、伊藤蘭さんがマドンナしている寅さん「寅次郎 かもめ歌」をドラマの半額セールで借りて観ている。
自分に素直に生きること、それはいつの時代も変わらぬ人の永遠の望み。だけど、人の気持ちと時間だけはどうしても思う通りにはいかないものなのだ。それが、でも生きるってことなのかもしれない。
それを、その事実を受け止めて歩いて行くしかないんだと思う。
馬鹿な生き方であることは百も承知、けれどこれしかできない自分がいる。それを自覚して、そこから何か見つけたいと思う。何もなくても構わない、その思いだけで十分のような気がする。
死なないように生きるだけ、生きのばすだけ、ただそれだけで胸がいっぱいになる。

今日のBGM:キャンディーズ/やさしい悪魔~ハートのエースが出てこない~微笑がえし
http://jp.youtube.com/watch?v=6Xh5I6MGIow
http://jp.youtube.com/watch?v=lCrsYFuusb4&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=wommkJBaMfU&feature=related

ノロマが走って行く

580c9fe0jpeg土曜日、Theピーズのワンマンライブを観に新宿redclothさんへお邪魔しました。
ワンマン観れるのは実に昨年の20周年記念ライブ以来だなぁ、久しぶりでした。
redclothのTheピーズは友達の家みたいにくつろげた。少しばかりの贅沢な時間、堪能できました。
最近よく聴いてた「底なし」、ラスト前にやってくれたときはもう嬉しくて切なくて泣きたい気分でした。ホント、歌詞もメロディーも全てが歌っている曲、希望も絶望も呑み込んだ本当の意味で力のある曲だと思う。
そして、アンコールの「いきのばし」、何度聴いてもこの曲のアビさんの「ジャっジャ~!」とはるさんの「シニタイ~」ていう、あの瞬間、あの瞬間はホント毎回奇跡的だと思う。
野音のライブで、アビさんが言ってた。活動休止後、この曲のこのイントロ弾いた瞬間のこと。何にも変えられない大事なものを見つけたとき、きっとああいう曲、そして気持ちが生まれるのだろう。そんな瞬間、いつか見つけたい。

b70b5b7bjpegで、今夏より吉祥寺のバウスシアターでレイトショーされる映画『バカバカンス』でTheピーズの「ノロマが走って行く」がエンディング・テーマで使われてるみたいです。
駄目駄目な人間の面白あたたかなロードムービーだそうです。
今度時間あれば観に行きたいなぁ。
http://www.bakabakance.com/

映画ていうと、今夏は早稲田松竹にも行きたい。
7/26(土)~8/1(金)は、『スタンド・バイ・ミー』と岩井俊二の『打ち上げ花火~』。
夏の青春て感じで好感が持てる2作。時間見つけて観に行きたい。
早稲田の古本街も、神保町とまた違って面白い。
http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/

banner_200x40.gif毎月連載など書かせてもらってますwebマガジン『月光荘』の最新号がUPされました。
今回は、連載の他にぱぱぼっくすの記事(インタビュー&レビュー)と特集の大橋裕之くんへのコメントなど書かせて頂きました。
こういう機会を与えてくださった山藤さんには、本当に感謝しています。ありがとうございます。
もっと力になれればと思うのですが、まだまだホント自分自身の力不足を実感してしまう。でも、仕方ないとも思う。
http://suntronix.michikusa.jp/gekkoso/

連載というと、ディスクユニオンのフリーペーパー「FOLLOW-UP」と俺はこんなもんじゃないのマスダさんが作っている「漫想」の2誌で来月ぐらいから原稿書きます。
配布や発売が近くなりましたら、また改めて告知したいと思います。
よろしくお願いします。

昨日は、高円寺無力無善寺にて日本ロックフェスティバルへお邪魔しました。
壊れかけのテープレコーダーズ、三輪二郎といまから山のぼり、前野健太、短い時間だけど皆それぞれ無善寺でしか観せられないものを表現していたと思う。そして、やはりこの場所、そして法師への愛をたくさん感じた。
俺はこんなもんじゃない、3,4年前にはじめて観たのがここ無善寺だった。正直その頃は、あだちくんの存在感はあんまりなかった。印象になかった。
けれど、昨日の俺こんを観てあだちくんの存在感が圧倒的に際立っていた。表現者として、確実に違う段階へ踏み出していることを実感した。主役だった。
無善寺で観る俺こん、それは生きることへのどうしようもない躍動だと思った。半径30cmのなかを必死にもがいてもがいた瞬間のかたまりのようだった。

ここのところ少し体調を崩していた。変な汗がたくさん出た。悪いものもたくさん出てくれたらいい。
まだまだやること、やりたいことはある。スッカラカンになるまで、やり尽くしたい。
大好きな藤子・F・不二雄先生がライフワークである『ドラえもん』について語っていた言葉を思い出す。
「もうペンペン草も生えないぐらいに、『ドラえもん』の世界を書き尽くしたい」と。
ああすればよかった、こんなこと言わなければよかった、なんてことは日々どうしてもつきまとうもの。
結局、生きることはやりきれないもの、道半ばで頓挫するものだとするなら、ホントにバカなことをとことんバカになって突き詰めて生きたいと思う。

今日のBGM:エレファントカシマシ/流れ星のような人生

生存者は今日も笑う

b7fea398jpeg今日の昼、とっても暑かったので休憩中に喫茶店でアイスコーヒー飲みに行きました。
短い時間だけど、喫茶エリカとても落ち着けた。休みのとき、ゆっくり読書とか友人と来たいなぁと思った。夏の喫茶店ていいなぁ、歩き疲れて汗ダラダラのとき寄るととっても気持ちが和らぐのだ。人も普段より少し優しく感じる。で、自分自身も少し優しくなれるような気がする。だから、素敵な喫茶店ずっと残っていてほしいと思う。スタバとかエクセシオールばっかじゃイヤだよ。
もう5.6年くらいお茶の水、神保町近辺で大学から仕事場まで過ごしているけれど、まだまだ自分が知らないところ、発見が日々ある。今日、神保町の裏通りほっつき歩きながら実感した。素敵な喫茶店や古本屋さんもまだまだたくさんあるんだ。何だか嬉しくなった。夏の楽しみがひとつ増えた。


3251ce9cjpeg東京はホント坂道が多い。起伏の富んだ街だ。だから、散歩してても飽きない。リズム感が自然に備わっている街だと思う。歩きながらウォークマンで音楽聴いているのが楽しい。その街の風景とそのとき聴いている音楽とが、ピッタシカンカンでマッチするときがある。そんな瞬間があると、妙に嬉しくなる。笑顔になる。ちょっと変な人だと思われるかもしれないけど。
今日も昼間散歩しながら、エレファントカシマシの「武蔵野」聴いてたら、妙に曲と風景が重なってきて嬉しくなった。夕暮れ時なんか、前野健太くんの「東京の空」がはまる。
改めて、東京のうたが好きだと思った。自分の中に一番すんなり自然に入ってくるのだ。生活と音楽が寄りそうにある、それが一番の理想だと思う。
みんな自分の好きな音楽ていうのは、その人の生活と寄り添う、自然に生活と共にあるような、そんな音楽なのではないかと思った。
僕はそういう音楽が好きだ。そういう音楽を聴き続けて、生きていきたいと思う。これからもずっと。

20080519-clsd-001.jpg一昨日は渋谷O-NESTにてレシーバーズポンポンヘッドのレコ発、前野おとぎのお手伝いでした。
前野健太withおとぎ話、さらに音楽を楽しんでいるような気がした。まだまだやれると思う。
打ち上げ後、前野有馬両氏と渋谷の天下一品でいろいろ話す。もっともっと自分たちから面白いこと仕掛けていきたいと思った。でも、渋谷の天下一品は味にしまりがなく、春に行った京都の本店とは歴然とした差があった。残念だった。

牛尾くんからもらったCLISMSの新音源がよかった。朝出勤のとき聴くと、むちゃくちゃ元気になった。
ユニオンでも取り扱いしてるので、ぜひ聴いてみてください。
http://diskunion.net/portal/ct/list/0/711613

768b9aafjpegあと、元ラブクライの三沢さんが率いるLETTERの音源が素晴らしい。夏の夜にぴったりグッドナイトミュージック。9月はじめにリリースされる予定なので、こちら絶対チェックしてほしいです。
http://www.bumblebeerecords.net/
http://www.myspace.com/lettermisawa

先日、spotted701の直井さんに呼ばれて行った下北の喫茶店kate coffeeさんで配布しているフリーペーパーが面白いです。
円盤の田口さんのロングインタビューをCoa Recordsの山本さんがやっていて、いろいろ刺激になった。


25a4c9dbjpegQ.B.Bさんの『中学生日記』が扶桑社から文庫で復刊していた。
今日お茶の水の丸善で買った。帰りの電車の中で読んでたら、何だか熱いもの胸にこみあげてきた。
中学生、人生で一番くだらない時期だけど、今思うと一番好きなことできてた時期かもしれないと思った。
自然教室とか修学旅行なんか馬鹿丸出しだった。思春期でだんだんと女の子に興味持ち出した時期、今なら言えるけど女風呂とか覗きに行ったなぁ、見れなかったけど。
とにかく、あの頃の赤裸々などうしようもない情熱、それは今でも、今だからこそ大切なような気がする。それは一生変わりはないだろう。

今日のBGM:CLISMS/Running Future From Now

曇り空の向こうでは 夏の嵐が待っている

http://jp.youtube.com/watch?v=e9ev4cHgTYs


images.jpg昨日、ちょろちょろYOUTUBE覗いてたら、昔録ったフラカンのライブ映像がUPされていた。
確か録ったビデオは実家の押入れの中で行方不明になっている。
2003年の頃のフラカン、毎月のようにライブへ通っていた。もう中毒みたいになってた。
で、この曲「吐きたくなるほど愛されたい」て曲が、はじめてライブ観たとき新曲としてやっていて、自分の中でこれ以上ない衝撃を受けた。そして今、この季節になると無性に聴きたくなる。
ここまで自分を素っ裸にさらけ出して歌っている人、そしてそれを多くの人の気持ちとどこかリンクしながら、決してひとりよがりにはならないものを歌っている人に強く感動したのを覚えている。
その頃、僕は大学生、大学ではほとんど誰とも口をきかなかった。3年ぐらいになって、少しばかり話せる人もできたけど、女の子とか、ましてや合コンとか全く縁がなかったなぁ。悔しいなぁ、仕方ないけど。
そんなフラフラとしているとき、フラカンのライブを目撃した。ホントたまたまだった。
燃えつくすことの出来ない、煮えきれない毎日、それを真っ正直に音楽にしている人たちを見て、素直に共感した。安易な気持ちではない、どうしようもない水溜りのような気持ち、そこにしかない自分の気持ちと何だか重なったのだ。
子供の頃、ロックとかやる人は大抵女の人にモテモテで毎日エッチしているものだと思っていた。
でも、そうじゃない人もいる。いや、そうじゃない人たちのやる音楽こそ、日々何かしら屈折感や挫折感をしっかりと身に沁みて持っている人たちの音楽こそ、真に心の奥底に響いてくるのだ。本当の言葉にならない言葉があるんだよ、きっと。
それを教えてくれたのがフラカン、フラワーカンパニーズ。日本一のロックンロールバンドです。
彼らの存在、そのおかげで今僕は多くの人に出会うことができている。その原動力なのだ。
感謝してもしきれないのだ。何が何でも応援したいのだ。これからもずっと。

yosuga.jpg昨日は、渋谷O-NESTでの渚にてのレコ発イベントにお邪魔してきました。
今回、QJにレビュー書かせて頂きましたので、とっても楽しみにしてました。
新作はまたまた素晴らしくて、田舎のお弁当屋さんのような栄養たっぷりな滋養にもよさ気な名作でありました。
共演はキセル。実ははじめて拝見しました。いい曲ありました。「君の犬」て曲にはしびれた。
「君の僕が死んだ夜 僕の君を殺した朝」なんて歌詞、たまらないやぁ。ググッときた。
そして、渚にて。今回は柴山さんのソロ。聴かせまくられました!
ギターぎゅわんぎゅわんでした。1曲に1曲に神経入り乱れてて、いろんな感情を右往左往しながらのライブ。でも、そこに1つ大事な歌がある。どし~んと揺るがない歌がある。その存在感は素晴らしいの一言です。
アンコールで披露してくださった「渚のわたし」、トキメキました。

eec26101jpeg最近、渋谷から帰るときはSPBSて本屋に寄る。深夜の2時までやっている素敵な本屋さん。小田急線の代々木八幡までに行く途中、神山商店街の通り沿いにある本屋さん。
大体お客さんは、渋谷近辺のオシャレカップルなのですが全然嫌味じゃないところが好き。
てことより、置いてある本のセレクトが好きです。
野坂昭如さんの詩集でアラーキーさんが写真を撮った本がフェイスされていたのでちょろっと読んでみた。
「僕は 僕から逃げ出さない」て言葉がよかった。力強く、背中押される気がした。

中央線の古本屋さん、神保町の古本屋さんも大好き。
けど、こういうお店も渋谷らしく、渋谷の中のよさ、アイディアが溢れてて好きだと思った。夜中の本屋って何だか神秘的で素敵だ。帰り道が少し楽しくなるんだ。
http://www.shibuyabooks.net/

今日のBGM:渚にて/渚のわたし

ヒコーキもしくは青春時代

67b4b61ajpeg昨日は青山月見ル君想フにて、いなかやろう企画のイベント『月を食べる怪獣』にお邪魔しました。素晴らしいイベント、出演者みんながそれぞれバラバラに見えながら、ちゃ~と大事なところは一本の線で力強く結ばれた、ホント素敵なイベントだった。
久しぶりに、良いイベント観れて嬉しくなった。胸がふくらんだ。
いなかやろうの皆さんは、音楽も人柄も裏表なくそのまんま楽しく切なくその時々の自分に確かに響くものを常に持ち続けている人たち。大好きです。
いつも、ありがとうございます。
『都会の迷子さん』にも、近いうちにまた出演してもらいたいです。

で、今回のイベント、出演者が素晴らしすぎました。
オープニングアクトを務めた寺尾ブッタさんは、月見ルのスタッフさん、歌声ははじめて、楽しそうだった。良い夜になるの確信できました。

お次は、真っ黒けぼっくす!ここのところ夢中です。月見ルぐらいのステージで観ると、ホント迫力感じる。大所帯なのにひとつひとつの音が決め細やかで、そして何よりみんな楽しくてたまらない!ってのが全体から感じることができた。お酒すすんだ。
ボーカルの大月さん、何だかカッコよい、普通に言われるカッコよさじゃないけど、ホントのカッコよさ感じる人。音楽と生活、それが渾然一体となったときのパワー、その力はホンモノだと思う。そこからしか、本来何も生まれないと思う。

da8c95cdjpegマーガレットズロース、先月のワンマン以来に観た。今回は短いステージでしまりのあるライブだった。相変わらず、ロックンロール。
「ベイビー」のうたは、ホントよいね。何度聴いてもウンウンと肯いてしまう。
そして、久しぶりに「斜陽」を聴くことができた。この曲は、ホント名曲だと思う。
生きることのどうしようもなさに真正面からぶつかってはじめて生まれる感情、それを曲にしたら、言葉にしたら、きっとこんな歌と音楽になるに違いない。
今、マーガレットズロースはとことんロックだ。8月には、念願のフラカンとの2マンが新宿LOFTである。
その日のために、その日燃えつくすために、彼は今とことんロックであり続けている。
フラカンファンの方にも、ぜひ観て頂きたい。素敵なバンドです。

shiba in car、港麻里さんと神宇和正博さん、おふたりのユニット。不思議な、でもとっても純粋な時間が流れていた。麻里さんのうたは、久々にスゥ~とはいってきた、舞い降りてきたような自然な歌声、聞き惚れた。大事なもの、またひとつ増えた。ありがとう。
いなかやろうが彼らをどうして呼んだのか、スゴク実感した。また観たい。

264ac8ccjpegそして、トリはいなかやろう。新曲、名前忘れたけどよかった。
このバンドは、ホント絵のような楽しげな佇まいが素敵だ。観てるだけでニヤニヤしてしまう。またまたお酒もすすむ。
真っ黒けの大月さんゲストでの「みんな元気」が素晴らしかった。この曲は、やっぱりライブで聴くと映える気がする。切なくも楽しい、そして毎日は切ないことだらけだからこそ、こんな楽しいひとときを誰もが夢見ているのだと思う。いなかやろうは、楽しげな風情でその切なさを痛いほど自覚しているんだと思う。だからこそ、あんなに楽しく演奏できるのだと。
馬鹿になるには馬鹿にはできない。さんざん無理しないと、やっぱり本当の馬鹿にはなれないのだ。もっと馬鹿になりたい。その才能がほしい。


dbcf9180jpeg先日、吉祥寺へ行って『都会の迷子さん』のチラシを撒いてきた。
バサラブックスに顔出したら、関根くん、小松くん、モリヤマくんが勢ぞろいしていた。
小松くん、モリヤマくんの若者に誘われdarchaでご飯食べた。
ナストマトカレーセットでビールを頼んだ。ハートランドビールっていう何とも美味なビールで気持ちよく酔った。良い時間過ごせた。ありがとう。やっぱり吉祥寺は好きだ。
で、帰りバサラに寄ったら、店主の関根くんが寅さん本をたくさん紹介してくれた。
寅さん、そして喜劇役者「渥美清」その人にものすごい興味がわいてきた。
僕はひとりの人好きになると、もうとことんはまってしまうのだけれど、渥美さんの生き方、人生観などもっともっと知りたいと思った。恋だと思う。
「人を好きなる」ことは、とても恥ずかしく自分をさらけ出してしまうことにもなるけど、やっぱりそこの気持ちは大切だと思う。そこからしか、何も生まれないと思う。

もっともっと闇へ、誰もいかないところへ進もうと思う。手探りで迷いながら、見たことないもの、感じたことないもの、これからも出会って行きたい。ただ、それだけが楽しみなのだ。それしかない、もはや。

今日のBGM:shiba in car/クラクション
(先行発売のCDを購入。人柄も音楽もいなかやろうみたいにそのままな素敵な人たちでした。ありがとうございます。)

一人ぼっちの世界

87f197cbjpeg昨日は休みだったので、朝いろいろなところにメールなどでご連絡、昼から下北、新宿中心に『都会の迷子さん』のフライヤー置かせてもらいにいく。
CCCでパスタ食べる。ここ(ともさん)のパスタ大好きだ。はやく夏になって冷たいパスタも食べたいと思った。
昼過ぎ、お茶の水まで来たので、ふらふらっと飯田橋のギンレイホールで2本立てを観た。
実は、ギンレイホールははじめて、何だか地元草加にある(もうすぐ閉店らしい)松原シネマと同じ匂いがした。いろんなもの詰め込んだ古い風呂敷の匂い、おばあちゃんの部屋の匂い。
ジュリアン・シュナーベル監督の最新作『潜水服は蝶の夢を見る』、静かな確かな衝撃に満ちた作品だった。有名雑誌の編集長がある日突然の病いに陥ってしまう。愛し、愛される幸せな家族との時間は、あっさりと、あまりにもあっさりと終わりを告げてしまう。
それは光溢れる世界が一瞬にして真っ暗な世界、一人ぼっちの世界へと追いやられるよう。家族、妻や子供、父からのどうしようもないほどの愛が目の前にあるのに、それに触れることも、語ることもできない、底なしの虚しさとの闘いの毎日。想像力だけが無暗に心を揺さぶる。
ただ、これは人事ではないなぁと思う。どのみち人は一人なのかもしれないと思う。それは、周りに人がいても、いるほどそう感じることがある。みんな、他人なんだと。当たり前だけれど、ごくたまにそのことを痛感することがある。みんな、はなればなれなのだ。
そして、それを受け止めてはじめて、何かをやれる、行動する勇気が湧いてくるような気がする。

2本目の『アース』も面白かった。『ディープ・ブルー』を撮った人たちの新作、今回は地球全体が舞台。
弱肉強食、強くなければ、タフでなければどの世界でも生きのびていくことはできないんだね。
狼に食べられる小鹿の姿見ながら、自分はどっちなんだろって考えた。小鹿かな。
けど結局負けるにしても、ただで負けたくはないよ。精一杯の自分を出し切って負けたいと思う。
「生きている証」しっかりと足跡を残して死んでいきたい。大切だと思う人の心の中に残る人でありたい。

休憩中に、映画のフライヤーをちょこちょこ見てたら、7月に池袋の新文芸座で市川昆監督の特集上映があるみたいです!しかも毎日日替わりで2本ずつ、ほぼ全作品を上映するみたい。スゴイなぁ。
休み調整して何とか何日か観たいものです。とりあえず3回券¥3000買おう。
新文芸座はホント大好きな名画坐、専門学生の頃よくひとりで来たものです。ATG特集ではじめて「青春の殺人者」観たときはもう帰り道が恐くて恐くて。。
ここは、エンケンさんやオーケンさんも好きみたい、たぶんマエケンも好きに違いないよ。
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html

a4440e55.jpgあとあと、映画ていうと最近はこの人の動きに夢中です。
映画やらいろいろ載ってる雑誌『spotted701』の発行人であり、映画配給の直井卓俊さんが今とことん推している映画『片腕マシンガール』がもうすぐ上映されるみたいです。

7/19 (土) 23:45~『片腕マシンガール』公開記念オールナイトVOL.1
『片腕マシンガール』先行上映&和製グラインドハウスナイト!

『片腕マシンガール』都内初上映敢行&深作健太×鈴木亜美のコンビで贈るZ級アクション『エクスクロス』、そして井口昇監督自らによるセレクションによる伝説のアナーキーコメディ『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』の和製グラインドハウス映画3本立てでお送りします!

◎料金:¥2500(前売券¥1500をお持ちの方は+¥1000で入場可)
◎劇場:池袋シネマ・ロサ
◎上映作品
『片腕マシンガール』(2007/監督:井口昇/出演:八代みなせ/96min)*先行上映
『エクスクロス』(2007/監督:深作健太/出演:鈴木亜美/90min)
『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』(1971/監督:江崎実生/宍戸錠/83min)
*ショートドラマ『音女』(演出:井口昇/出演:鈴木亜美 ほか)の特別上映あり
◎ゲスト:井口昇(監督)*予定、深作健太(監督)他
企画・配給:SPOTTED PRODUCTIONS|提供:FEVER DREAMS,LLC、東映株式会社、エイベックス・エンタテインメント、日活株式会社

直井さんの勢いには、久しぶりに「負けたぁ!」と思いました。完敗宣言です。そして、ものすごいエネルギーをもらいました。情熱をちゃんと仕事ととして成立させる実力、僕はまだまだだなぁ~。
エンケンさんの「不滅の男」じゃないけど、負けるものかぁ~!と思うのですよ。

f02fb7c5jpeg大橋くんのまんが欲しさにチャットモンチーのシングルを買いました!まんが、とっても面白かった。もう、どんどん暴れちゃってほしいです。CDはまだ聴いてないよ。
大橋くん、買ったよ。

で、その大橋くんに4コマ書いてもらっている冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』が上に書いた直井さんの雑誌に封入して頂けることになりました。嬉しいです!いっぱい刷ろう。
今回は、ぱぱぼっくすの特集、ライブレポはTOMOVSKYとおとぎ話のワンマンライブなどなど掲載してます!
ぜひ、読んでしかめっ面してください。

どうしたって死ぬのなら、朽ち果てていくのなら、せめて好きなこと思いっきりとやってそれで死にたいと思う。
まだまだ、永遠の田舎者はもがきまくるのだ、目まいがするほどの悪あがきは続くのですよ。
笑われたり、馬鹿にされたり、蹴っ飛ばされたり、無視されたり、とことんやってやりぬく覚悟なら何でもないはずだろう。もっともっと汚れていこうと思う。
そして、そんな気持ちにさせてくれる、絶望がとことんワクワクするような人たちが周りにたくさんいることが、今どうしようもなく嬉しい。
端から見てるだけで馬鹿にしてる人たちにはもう興味はないのだ。

10代後半から読んでいる谷川俊太郎さんの詩集『これが僕の優しさです。』(集英社文庫)を読みなおしたい夜でした。

今日のBGM:はちみつぱい/僕の幸せ(ちゃんと変換できないです。)

たった一度「ひらけ!扉。」

f55785f6jpeg大好きなぱぱぼっくすの4年ぶりの新作、とうとう今日発売です!
先日出来上がった音を聴かせて頂いたのですが、相変わらずの染み入る「うた」に溢れた名盤です。
ぱぱぼっくすを聴いていると、変わらないこと、続けることの大事さ、あるいは難しさ、そしてかけがえのなさを痛感する。変わらないこと、それは進歩していないことではないはず、変わらないことこそ変わっていくことである、と思う。
少年のとき見た夢、小学校の卒業文集で書いた夢、それと今の自分を少し重ね合わせることのできる「うた」と「おと」に包まれた贈り物、それがぱぱぼっくすの『僕のものになれ』(タイトル大好きだなぁ~。)です。
ぜひ、お近くのレコード店でチェックしてみてほしいです。
で、ウチのお店(ディスクユニオンお茶の水駅前店)限定で、ボーカルさわださんの直筆のメッセージカードと特製ステッカーをお付けしています。
CDと共に、少しでも喜んで頂けたら幸いです。
さらに、ぱぱぼっくすのインタビューを掲載した冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』も今日より配布開始しました!とりあえず店頭のみです。こちらもよろしくです。

帯のコメントであぶらだこの小町裕さん、音楽ライターの岡村詩野さんと共に、おとぎ話の有馬くんがコメントを寄せています。とても素敵な文章なので引用させて頂きます。

悩み多き若者の背中には「あきらめてたまるか」
と言う涙をこらえた決意がほんの少しだけあるのです。
石ころ蹴っ飛ばしながら家に帰る僕らの背中が見える音楽。
素敵なアルバムをアリガトウ。
有馬和樹(おとぎ話)

そして、このぱぱぼっくすの新作発売を記念したイベントを7月21日(海の日)に代々木Zher the Zooにて開催させて頂きます。
おとぎ話、前野健太、三輪二郎といまから山のぼり、そしてぱぱぼっくすのレーベルギューンカセットの須原さんがサポートで参加している埋火(うずみび)を迎えて盛り上げていきたいと思います。
東京、その近辺お住まいの方、ぜひとも遊びに、お祝いにいらしてください。
心よりお待ちしてます。

f9add0e6-s.jpg21日(土)、仕事終わりに渋谷のO-NESTにてnhhmbaseのレコ発イベントにお邪魔しました。ネハンを観るのは昨年の夏、GELLERSのレコ発お寺ライブ以来でした。
久しぶりに観た彼ら、いやぁカッコよくなってました。偉そうですみませんが、ホントにカッコよかった。キラキラしていた。
スペシャルゲストととして、エゴラッピンの中納良恵さんが2曲歌ってくれました。しかも、ブルーハーツの「未来は僕等の手の中」、素晴らしかったです!
共演のOOIOOも素敵でした。また観たいなぁ、イベント呼びたいです。
にせんねんもんだいは最後の曲しか聴けなかった。今度ちゃんと観たい。
で、その帰り下北で三輪二郎くんとさきっちょくんとSPOTTED701の直井さんと合流(途中で携帯落っことして壊れて冷や汗かきました!)、ウチのアパートで雨宿りしてもらいました。狭くて汚くてごめんなさい。
で、画像がその直井さんがすごい勢いで発行している雑誌です!28日発売とのこと、前野くんのことにも触れているので、ぜひ読みたいです。あと、この雑誌をデザインを担当しているのがTOKYOHELLOZの一員でもあるさきっちょくん、同い年なのに年上みたいです。

f901dbabjpeg日曜日、結局ウチに泊まった三輪くんとともに下北ぶらり。雨が凄かったけど、雨宿りにと入った喫茶店「いーはとーぼ」は相変わらず落ち着いてて、雨の街にぴったりの隠れ家だった。ここの珈琲は大好きだなぁ。
たまたま置いてあった雑誌『ぐるり』のバックナンバーをペラペラとめくってみた。2.3年前に前野くんが書いた文章が載っていた。よい文章だった。
雨の街に沁みる文章だった。ありがとう。
「百年後」聴きたくなった。

夜は、大事な打ち合わせ。心に決めたこと、何とか実現させたいと思う。
いろんな人の意見を聞き、そして自分で考えたうえで進んでいきたいと思う。

後ろは振り向けない、振り向いてももはや何もないのだ。そのことは自分自身が1番に知っているはず。いつまで続くかわからないこの毎日、己自身の道を歩むべく反抗を続けていこうじゃないかと、心に硬く硬く誓ってみよう。ガストロンジャーな気分な夜、ただ酔っ払ってるだけかもしれないけど。
とりあえず、さっき帰りにドラマで借りた『男はつらいよ 寅さん恋やつれ』を観て寝よう。

最近、スーパーの店員さんが気になる。ピーコックの女の店員さん好きだなぁ。
美人てわけじゃないけど、笑顔がとても素敵な人だ。嘘のない表情が好きだ。
あと、今日寄った三茶のサミットのおばちゃんのしわしわの笑顔も素敵だった。
きっと若い頃は可愛らしい娘さんだったに違いないよ。
それに比べ前まで通っていたオオゼキのレジの店員さんはいまどきの可愛い子だけでつまらないと思った。
何だか機械的にあしらわれて、味気がないよ。
何でもマニュアルになっていくんなら、せめて人とだけはどこかで心通うもの求めたいと思う。
年を重ねる度に、切にそう思う。

今日のBGM:ぱぱぼっくす/僕のものになれ

心は駆け巡る 夜の空を駆け巡る

2300496_148.jpg『都会の迷子さんvol.5~僕のものなれ~』
都会の迷子さん生誕1周年記念日
&ぱぱぼっくす3rdALBUM『僕のものになれ』発売おめでとう !
7月21日(海の日)
代々木Zher the Zoo
出演:ぱぱぼっくす(大阪)
   おとぎ話 
        埋火(東京+大阪+福岡)
   三輪二郎といまから山のぼり
サブステージ:前野健太
DJ:なんのこっちゃい西山。

開場17:30 開演18:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)

チケット入手先 
チケットぴあ Pコード:292-742 
ローソンチケット Lコード:76793
ライブハウス店頭

お問い合わせ:代々木Zher the Zoo TEL 03-5358-4491 E-MAIL zherthezoo@ukproject.com 

本日(21日)より、おとぎ話出演の告知解禁です!
このブログやmixiチェックして頂いてる方には、多分わかってたと思いますが(ボカシがかなり薄かった)、とりあえず今日から一般告知開始です!
でもって、今日は折込して頂ける各ライブハウスさん、撒いてくださる出演アーティストさんにフライヤーを郵送、手持ちの作業をしこたましてました。
またまた素敵なフライヤーです。皆さんのもとへ届いたら嬉しいです。
そして、今回も大橋くん&奥田さんコンビにお世話になりました!
ありがとうです。今度また奢りますね。

当初、僕は前野健太withおとぎ話での出演をお願いしていたのですが、ぱぱぼっくすの新譜を聴いた有馬くんから、「おとぎ話」として出演したいとの返答をもらいました。
それだけに、今回の彼らのライブへの気持ちは特別だと思います。
この日だけのおとぎ話、きっと観られると思います。
ぜひ、多くの方に観て頂きたいです。よろしくお願いします。

272d6ad4jpegエミール・クストリッツァ監督の特集が早稲田松竹でやっていたので、何とか時間見つけて観てきました!
この監督、実はあまり詳しくはないのだけれど、前野健太くんがオススメしていたのでどうしても映画館で観ておきたかったのです。
で、内容はというとまぎれもない「愛」がそのまんまの形して動き回った最高の喜劇、エンターテインメント、そして人生そのままなのでした。
旧ユーゴ出身で、戦争も絡んでるからちょっと暗い感じのもの、東欧(特にポーランド)の監督に近い質感を予想していたのに、めちゃくちゃはちゃめちゃで破天荒な登場人物ばかりで、ちょっと呆気にとられてしまいました。
純粋に生きることがダサく、恥ずかしいことと感じがちなものですが、この映画を観たら、端から見てどんなに滑稽で馬鹿馬鹿しくて、あるいは見っともない醜態であったとしても、やはり自分ていうものを出しきるのが、それがその人の人生だと思わざるを得ないのです。どんどん、もっと恥をかいて生きていこうとさらに思うのです。

で、監督が残したメッセージも素晴らしい、ズバリの言葉なのです。
「愛」というのは、人間にとって最も強力なモチベーションになる。そして僕にとっては、映画作りに欠かせない要素なのだ。 ―監督:エミール・クストリッツァ

愛なんてただの言葉だろ、て歌詞もあるけどそんなただの言葉でしか表現しようもないものだからこそ、僕みたいなロクデナシはどうしようもなく探し求め、迷い、悩み、転げ回るのだと思う。
少なくとも僕はそうだな。それしかない。
そして、形としてあるものだったなら、それはもう探す必要もないのかもしれない。
それを見つけられた幸運な人は、それを大事に大事に生きていってください。

梅雨でユウウツな気分に陥ってしまうとき、無理矢理元気なうたは聴きたくない。うそ臭い。
久しぶりにTOMOVSKYの『大航海』を聴いた。近所のコインランドリーで洗濯しながら聴いた。
フラカンの圭介さんもこの前言ってたけど、「SKIP」いいね。静かに確かに夜は更けてくのを感じる。
そして、ユウウツな気分も少しずつ少しずつ薄まっていくようだ。
そんな音楽が身近にあって良かったと思う。お金も地位も何もないけどね、夢中になれるもの、それがひとつでもあればいいんだぁ、て思った。ありがと、ありがとう。
秋葉原の事件の人も何か大事なものあれば、それひとつあれば良かったのにと思う。
それだけで、ホント生き方が少しでも変わる、変わっていけるんだと思う。
中島らもさんのエッセイ、久しぶりに読みたくなった。アホに生きよう。

金曜の夜の新宿の街は、楽しげな人たちでいっぱいだった。明日はお休みなんだろうね。
いつもちょっと迷惑だなぁってウンザリするけど、今日は何だか穏やかに見ることができた。
プライドがある人たちは大変だと思う。勝ち負けだけの世界では、とてもやっていけそうにはなさそうだ。
でも、人一倍負けず嫌いなのも直らないや。

今日のBGM:おとぎ話/ネオンボーイズ&いなかやろう/はなすうた

http://jp.youtube.com/watch?v=ilbEdPtaVE4

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プロフィール

HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】

【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)

上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!

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