死ぬまで思春期やってやれ
安野さんのこの本を読んでいると、ふとそんなこと考えてしまう。
10代後半の思春期の青年に安野さんが自分の思いを語る文章、それは彼が今まで経験してきたもの、読んできた本、そして生き様が刻み込まれている。自然、いつのまにかその本の世界に魅了される自分がいる。住人だ。
先入観に囚われぬ生き方、素直な自分をどこまでも出していくこと、それは難しいけど、おじいさんになったときには少しでもやれたことやれたと思う生き方をしたい。
思い通りに行かぬこと、得てしてそれは人間関係にある。違う人同士が同じ気持ちになることは、ホントごくごくまれなことなのだ。それを、ついつい自分勝手な考えを押し付けてしまう、イヤ~な自分の姿を読みながら痛感した。それでは、いつかみんな離れていってしまうだろう。
日曜日、三軒茶屋のグレープフルーツムーンにてハヤシライスレコード企画『あがた森魚といまから山のぼり』を開催しました。来てくれた方、本当にありがとうございます!
1番手のshibata emicoさん、大好きな森田童子の「たとえば僕が死んだら」をやってくれました。リハで聴いた時点で、うわぁ~て嬉しくなりました。shibataさんの声にははまりまくりの曲でじんわりと聴き込んで、胸の奥ん中へ静かに沈んでいきました。ありがとうございます!
三輪二郎といまから山のぼり、新曲がカッコよい!もっともっと多くの人に聴いてほしいと切に思った。そして、それが自分の役目だと改めて感じた。グレープフルーツムーンと山のぼりの音楽は、すごく相性がいい。ぜひ、観てもらいたい。
あがたさん、ライブはデートみたいなものって言ってた。ホント、そうかもしれないなぁと思った。初対面はいつでも緊張だ。やる側も観る側も不安がある。けれど、少しずつ自分をさらけ出していくことで、だんだんと気持ちは和らいでくる。そして、ライブが終わる頃には親密な関係になっている、あがたさんのライブは正にそんな感じなのだ。よい体験だった。
「赤色エレジー」や「僕は天使ぢゃないよ」などなど名曲たくさん披露してくださった。中でも、「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」にはしびれました。語りも含めて素晴らしい「うた」です。
そして、今回は特別にあがた森魚といまから山のぼりでセッション!これまた素敵な「百合コレクション」、いつまでもいつまでもこの人たちの演奏が続けばと思った。「今」がそこにはあった。
月曜日は前野健太くんの無力無善寺でのワンマンライブをお手伝い。
予約が60人くらい来ててビックリ、知らない人もいっぱいいたと思う。どんどん広がっていく感じがする。
ライブは2部構成、アコギとエレキ、新曲たくさん披露された。この中からどれだけが次のアルバムに入るのだろうか?まだ完全な形となっていないからこそ、スゴク楽しみなところたくさん見つけられた。
打ち上げはピンサロ街のおなじみの中華屋さん、でおなじみの面子が揃ってとても楽しかった。カルピスサワー何杯か呑んでニヤニヤしていた。
漫画家の大橋くん、今度何やら面白そうなこと企画してるらしい。とてもとても楽しみだ。
spotted701の直井さんともはじめてちゃんと(ちゃんとしてないけど)お話できた。もっと映画の話したいと思った。
打ち上げ後、みんな終電で帰ったので、前野くんとふたりコクテイルへ。
午前1時ごろ、まだ開いていた!荻窪のささま書店の人が呑んでいた。この人も面白い人です。
店主の狩野さん、奥さんから前野くんの新曲について、いろいろと駄目だしされた。真っ当な意見だと思う。
けれど、そこから脱却する、飛躍していく「うた」が必ずあると思う。課題だ。
写真は2次会コクテイルライブ、だいぶ酔っ払い。
昨日渋谷のO-WESTで観たトクマルシューゴ&マジックバンドの演奏が素晴らしすぎた。ボォ~と聴き惚れてしまった。トクマルくんはやはりやはりずば抜けているね。恐れ入りました。
東京にはいろんな音楽、そしてうたがある。東京で暮らすようになって、それがどんどん身近に自分の内なるものと共鳴することが多くなった。それは、とりもなおさず音楽と生活が一緒くたになった証拠なのかもしれない。もう、そこからは抜け出せないと思った。幸せなことか不幸なことなのか、誰も知らない。ぶつかっていくしかない。
明日からまた雨らしい。梅雨到来だ。
ここ何日か、夜風が気持ちよくて自転車で散歩したり、家で読書したりするのがとても気持ちよかった。
何にもないけれど、静かに気持ちが満ちていく夜、また訪れたら嬉しい。
あ、久しぶりの髪を切った。前髪さっぱりして気持ちがいい。
今日のBGM:Joe Strummer/Burning Lights
さよなら!街の恋人たち
出演:あがた森魚
三輪二郎といまから山のぼり
shibata emico
開場18:30 開演19:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)
http://
★ご来場の方には、未発表音源CD-Rをプレゼントします!★
今年2月発売された三輪二郎といまから山のぼりの1stアルバムを発売するべく生まれたレーベル「ハヤシライスレコード」が贈る、素敵で可笑しな一夜、ぜひお越しください!
今回も特別メニューとしてハヤシライス(¥500)が登場します!
店長さんの熱い気持ちがこもった美味しいハヤシライスも、ぜひよろしくです。
あと、父の日なので両親招待しました。来てくれるかな。
そして、翌日は東京では久々の前野健太くんのワンマンライブがあります!
こちらは、受付やお手伝いしてると思います。お待ちしてます。
僕も4月京都以来の弾き語りワンマンライブなので、とっても楽しみです。
■6/16(月) 高円寺無力無善寺
【ギターと歌うvol.4】
前野健太ワンマン
OPEN19:30/START20:00
adv¥1000/door¥1500 (+1DRINK¥500)
*前野健太チケット予約センター受付中
samzlasあhotmail.co.jp
(~前日6月15日で受付終了になります。)
そして、その次の日はこれまた久々のトクマルシューゴ&ザ・マジックバンドのライブにお邪魔します。
マジックバンド、ホントのところゲラーズよりも好きかもしれません。素敵です。
これはただのお客さんで観に行きます。XIU XIUも楽しみです。
Melting Pot Special
2008.6.17(火) @ 渋谷O-WEST
open 18:00 / start 19:00
XIU XIU
トクマルシューゴ&ザ・マジックバンド
テニスコーツ
降神、
<DJ> Greg&Satomi (DEERHOOF)
http://www.bls-act.co.jp/melting_pot/melting_pot_special_ahwootrapp.html
今日の昼休憩のとき、先日漫画家の本秀康さんにオススメしてもらったミニストップのアップルマンゴーパフェを食べてみた。美味しかった。
11日、松倉如子さん渡辺勝さんのライブを観に青山の月見ル君想フへお邪魔しました。久しぶりのふたりのライブだった。勝さんの曲を気持ちを込めて歌う松倉さんの姿が印象的だった。月見ルの2階から観るのが好きだ。いろんなこと考えながら、じんわり聴くことができる。いなかやろうの土岐くんに会った。いろいろ話した。面白かった。
休みだったので、夕方から自転車で青山ブックセンターにも立ち寄った。
この本屋さん、渋谷で唯一好きな、落ち着いていられる本屋さんだ。1,2時間は裕に楽しませてもらえる。今回も写真集のぞきまくった。あと、大好きな星野道夫さんの本もたくさんあって嬉しかった。QJ買って、近くのドトールで読んだ。嬉しいとか恥ずかしいとかではない、感慨があった。でも、まだまだ納得のいくものは書けていないと思う。
納得いくものを作る、それは死ぬまで無理なんじゃないだろうかと思う。
でも、ホントはそれでよいのかもしれない、思いのままいかないから、途切れてしまったものがあるから、僕は生きていけるのかもしれない。
と、土曜の夜の街をひとり歩きながら思った。まだまだ死にたくなんかないのだ。
先週の終わりぐらいから風邪をこじらせてしまった。今回はなかなかしぶとい、この前仕事帰りに、他人の家の塀によっかかってしまった。今まではこんなことなかったのに、自分でもビックリした。少し、1週間でもよいからゆっくり時間がほしい。
でも、それは贅沢なこと、甘えなんだろうなぁ。好きなことやってるんだから、これぐらいの代償は仕方のないことなのかもしれない。まだまだやれる、やらなければならない。
薬もあまり効き目がないのだ。
明日からも大事な日が続く。ゆっくり寝よう。
知人が言っていた。「大丈夫」「大丈夫」と心の中で唱えれば、ホントに何とかなるんだって。
今夜は、それを少し信じてみよう。
今日のBGM:石橋英子×アチコ/大人になれば(豊田道倫)
俺 本当に馬鹿の最高だ
中央線沿いの町並みが好きだなと思う。年を重ねるたびに特に感じる。いろんな哀愁がこもってて、とても素面じゃいられない気持ちになる。路地裏には老舗の居酒屋で地元ダンナたちがまったく良い顔してニヤニヤしているわけで、土曜の夜、こういう風景を見れるだけで僕は何だか嬉しくなる。誰かと無性に話がしたくなる。
土曜の夜遅く、あがた森魚さんのライブへお邪魔するため阿佐ヶ谷のJAMB JAMBへ。
僕がお店に着く頃には、ちょうどライブもアンコールの最後の曲が終わり、そろそろとお客さんが出てくるところだった。
今度の15日のイベントの宣伝を来たのだけれど、カバン探してもチラシがない。どうやら家に忘れてきてしまったらしい。とりあえず1枚あったので、それ見せながらお客さんに声かけました。馬鹿みたいだよ。
そして、はじめてあがたささん、スタッフさんにご挨拶。15日、いいイベントになりそうな予感がムクムクとしてきた。
終電まで阿佐ヶ谷の友人とホープ軒でラーメン食べて話す。
中央線には信頼できる友人も多く、そういうところも好きだ。
あがたさんのライブの前、夕方仕事後に恵比寿のリキッドルームでフラワーカンパニーズのライブにお邪魔しました。
久しぶりの東京でのワンマンライブ、いろんな感慨に耽りながらスロープを少しあがったところで観ていた。フロアで踊ったり、グッときたりしてるお客さんの姿とステージのフラカンの名演、何だかいい風景だった。僕がライブてものに足繁く通うようになったのは、正しくこんな素敵な風景があるからだと思う。
胸の熱いもの、取り戻したような気がする。ありがとう。
「大人の子守唄」いい曲、何度も何度も帰り道ひとりで口ずさんだよ。
軽く一駅、二駅歩けそうな気がした。
「どうしても僕にはロックンロールが必要なんだよ」(「大人の子守唄」)
圭介さんの言葉、大好きだ。
ライブ後、久しぶりにお会いした。その人柄も素敵だ。圭介さんみたいな39歳、いいなぁ。
日曜日、松倉如子さんと渡辺勝さんと溝の口でご飯を食べる。今回の渡辺勝40周年くらいライブ、そしてフェアの打ち上げ。
松倉さんの勝さんへの愛情、これはどうしようもないくらいに情熱的で素敵なのだ。
年こそ離れてはいるが、この2人にはそんなものが一切関係ないほどの絆を感じる。
それは、音楽の絆。相方、と勝さんのことを呼ぶ松倉さんの顔は、常にキラキラと輝いている。その輝きがいろいろなもので見えなくなりそうな時がある。でも、この2人には何の問題もないような気がする。信じてる。
純粋に音楽家としての道を歩んでいる彼らの姿、今後もいろいろあると思うんだけど見届けて行きたい。
あと、ひとつ嬉しいニュース。いっつもお世話になりっぱなしの漫画家大橋裕之くんが6月25日発売のチャットモンチーのニューシングル『風吹けば恋』の先着購入特典のまんがを書いています!
チャットモンチーも出てます、メンバーさん大喜びだそうです。
おめでとう、大橋くん、奥田さん!
今日のBGM:あがた森魚/百合コレクション
無鉄砲でスキだらけで思慮深くない男
今回、初の雑誌インタビューでしどろもどろ、てんてこまいでうまくできなかったのですが、担当の梅山さんにフォローされまくりながら、何とか記事を書くことができました。
大変お世話になりました。ありがとうございます。
そして、渚にてのレビューは正直好き勝手に書いています。ほとんど、曲のこととか触れていません。けど、仕事の帰り道何度も聴きながら書いたらこんなふうになりました、という感じになっています。自分が出ているかもしれません、良くも悪くも。
今回は、前野健太、三輪二郎両氏の対談(というか語らい)も掲載されています。僕は、この現場立ち会ったのですが、はじめはどうなることやらという感じでしたが、さすがの編集者さんの力量、なかなかな記事になっています。ぜひ、読んでみてください。
今回は、大好きな戸田恵理香ちゃんが載っているので、それも楽しみです。
http://quickjapan.seesaa.net/
また、連載など書かせて頂いてますwebマガジン『月光荘』の6月号がUPされました。今回は、共に都内でイベントを企画している「ラプソディ」のミズニワくんと司会であり本誌の責任編集である山藤さんとの座談会の模様が記事でUPされています。なかなか、恥ずかしい感じですがお暇なときでもゆっくり読んでくれたら嬉しいです。
ミズニワくんとは、いつか合同で面白い企画したいなぁ、と思っています。頑張ろう。
あと、三輪くんや何故か埋火の見汐さんが僕へのコメント寄せてくれています。正直、見汐さんとはほとんどお話したことないので、なんでかぁ~という感じなのですが、でも嬉しいです。
こういうwebマガジン、なかなか難しいものだと思います。山藤さん、ホント頑張ってくださいね。できることはしたいと思います。少しでも、多くの人に届くようにするにはどうすればよいのかなぁ、いつも考えてるけどなかなか答えは見つからないです。とりあえず気持ち込めてやるしかないですかね。
よろしくお願いします。
http://suntronix.michikusa.jp/gekkoso/
ぱぱぼっくすの4年ぶりの新作『僕のものになれ』が古巣のギューンカセットさんより6月25日に発売されます。
ぱぱぼっくすのライブをはじめて観たのは、確かUFOCLUBのおとぎ話の企画だったかと思います。一目惚れでした。正しく。そのときにも披露されていた今回の表題曲「僕のものになれ」は本当に名曲です。ぜひ、聴いて頂きたいです。
写真は、最近のものだそうです。たるたにさん(右側)骨折したみたいです。大丈夫ですかね。バンドの顔です。
で、今回の新作、ウチのお店ではディスクユニオン限定のDVD-Rに加え特製ステッカーとボーカルさわだともこさんからのメッセージカードをお付けします。メッセージカードはあんまり数なさそうなので、どうぞお早めにです。ご予約もできます。
http://diskunion.net/st/shop/ocha_ekimae.html
ここのところ、ちょっと気になる人たちのライブへちょこちょことお邪魔させて頂いていました。
これから何かを感じるところ、何だかそんな光のようなものがまだライブハウスにもあるような気がします。
正直、今のライブハウスは詰まらないバンドばっか出ていて面白くもないカッコよさばっか競ってる人たちばかりで、ちょっとウンザリしています。もっと重要なこと、生きることにおいて大切なもの、きっとあるはずだと思います。僕は、それを見たい。
でも、ごくたまにだけれどキラキラと光る人たちがいます。僕が好きなのはそういう人たちです。光です。
昨年出会った前野健太、三輪二郎、松倉如子、三人の音楽家にはそれを眩しいほどに感じました。
これからの彼ら、どこまで光るのか見届けたい。どんな形であったとしても。
これからは、人生を誤魔化さず生きていければ、それだけが目標だと思う。
端から見てどうだとかそんな無駄なことは考えたくはない。
昨日は、渋谷で三輪くんと呑みながら、彼の気持ちよさ気な顔見ながら、そんなことあんなこと考えた。
まだまだ何もやれていない、そう思う。申し訳ない気持ち、そしてどうしようもない悔しさで心がいっぱいになる。
とりあえず、15日の三輪くん企画の特典CD-R作りに没頭しよう。今、過去のいろいろな音源の中から面白いもの集めて編集してます。来て頂いた方、ひとりひとりが喜んでニヤニヤしてくれるようなもの差し上げられたらと思います。ハヤシライスレコード企画『あがた森魚といまから山のぼり』どうぞ、よろしくお願いします。
「今の三輪二郎といまから山のぼり」、観て頂きたいです。
タイトルは、三輪くんが僕に対してのコメントでの言葉です。痛いほど言い当ててるなと思います。
今日のBGM:壊れかけのテープレコーダーズ/無人の遊園地
あたらしい歌を探すのが それだけが僕の楽しみさ
昨日、旧い友人と鎌倉へ行って来た。毎年、鎌倉に行くのが旧友との約束なのだ。今年も行けてよかった。江ノ電にも乗った。昨晩ほとんど寝てなかったので、海を見ながらウトウトしてしまった。風がよかった。また、夏がはじまるんだと実感した。
夕方、老舗じゃない喫茶店ミルクホールで語り合う。と言っても、僕が語りつぶす。友人はニヤニヤして聞いてくれていた。その笑顔、いつまでもあれと思った。ありがとう。
夢のこと、将来のこと、生活のこと、それはてんでバラバラなものではなく、一つの線で結ばれているのだと思う。それをしっかりとした線にするため、残りの20代はそのための時間なのではないかと、そう思った。
ミルクホールは1年前に来たのだけれど、相も変わらず素敵な雰囲気で充満していた。観光客とそうでない地元の客と、それぞれの気持ちで居心地よく過ごせる場であった。コーヒー美味しかったぁ。
久しぶりの好天、大仏さまも気持ちよさげであった。
アイスクリームもすぐにトロトロと溶けて口周辺がベトベトになってしまった。
こういう観光名所へ行くと、何故か必ず写真を撮るのを頼まれてしまう。頼まれたそうな顔してるのかな。で、今回も家族連れの写真を撮ってあげました。
イチャイチャカップルばかりの中、一人で来ている女性が何ともカッコよいなぁと思った。凛とした美人さんであった。正に、孤高だった。
鎌倉文学館では、詩人の田村隆一展が開催されていた。実は、今回の最大の目的がこれだった。彼の詩は、一度読んだだけでは半分も理解できない。何度も何度も噛んで味わう必要がある。それだけの価値がある。
ちょうどその前の日、前野健太くんから田村隆一の本を借りた。今から、少しずつ味わいながら読んでいきたいと思う。
31日は、東高円寺のUFOCLUBで今回発売されたコンピのレコ発イベントにお邪魔しました。こどものこども、3月の三輪くんレコ発以来にお会いしました。相変わらず最高のメロディーとうた、堪能しました。ありがとう。
そして、前野健太withおとぎ話、今回は初の撮影を試みました。何だかはじめは緊張したけど、だんだん楽しくてたまらなくなった。彼らの音楽、みなぎる音楽がそうさせたんだと思う。彼らが好きだ、と当たり前だけどあまり口には言わないこと、今さらだけどそれでも何度も実感することを言葉にしたくなった。でも、彼らの音楽がそばで鳴っている。それだけで、もう何もいらないんだと思った。
隣にいた西田くんに、このままこのライブがいつまでも続けばいいのにねって話した。彼は元気に頷いてたよ。
ホント、久しぶりに「ずっと終わらないでいてほしい」と、そう思えるライブだった。宴だった。確かに心が満ちていく時間がそこにはあった。
三月のブルース、豆腐、鴨川、SAD SONG、キラキラとした新曲たちが、いろんな表情を浮かべながらUFOCLUB中に笑顔をふりまいていた。みんな、確かに笑顔だった。涙も、そう。涙も笑顔だった。
ライブ後は、高円寺の中華屋で漫画家の本さん、本さんの友人さん、前野くん、有馬くん、UFOCLUBチカさんと楽しいひととき、夢のなかにいた。お店を出たら、もう夜明けが顔を覗かせていた。
それぞれの場所へ帰っていく。また明日、旅立つために。当たり前だけど当たり前とは言い切れないことばかりの毎日だ。感謝しなければならない。
30日、三輪くんのライブ。企画のアニュウリズムくんの弾き語りにはまいった。思わずCDを買った。トクマルシューゴくんもよいけど、アニュウくんも素晴らしいよ。聴いてほしいなぁ。
今回は、三輪くんと二胡の吉田くんコンビ。このコンビ、何だか好きだ。音の隙間がここちよい。新曲、カッコよかった。期待してしまう。出不精のバラッド、最近のいろんなこと考えながら聴いてたら、自然涙目になってしまった。恥ずかしいことばかりだけど、そんでもね風を感じて、その心は忘れたくはないものです。
帰り、お2人と新高円寺の駅前のラーメン屋で軽い打ち上げ。問題はあるけど、進まねばならないと思った。
やらねばならないこと山ほどある。よいことだと思う。
やりきれないこともたくさんある、悔しいけど仕方のないことだと思う。
そいえば、鎌倉から友人と別れひとり新宿湘南ライナーで帰ってくるとき、久しぶりに「ロマンスカー」をウォークマンで聴きながら帰った。
車窓を見ながら、「これから東京へ帰るんだ」と思った。東京のうたが好きだと思った。
「あたらしい歌を探すのが それだけ僕の楽しみさ」(SAD SONG)、ホントそれしかないと思った。
もはや僕には、それしか何もないことを実感するようになった。生きていかなければならない。
今日のBGM:アニュウリズム/ドラヤキの歌
night fiight もがいてどこまで飛べるだろう
で、今日の昼休み神保町ぶらぶらしながら思潮社から出てる『田村隆一詩集』を探してたんだけど、どこにも見当たらなかった。東京堂でもなかった。今度、ジュンク堂行こう。
この前の仕事後、次の日が休みだってことでちょっと気分転換にお茶の水から四ツ谷まで神田川沿いを歩いてみた。夜の散歩だ。
一人の夜は、淋しい。けれど、一人の夜はいろんな思い出が胸をいっぱいにしてくれる。それは、とても大事な思い出だ。
東京の夜の風景は、一つ一つが言葉のように感じられて退屈しない。それぞれのメッセージ、心の中に詰め込んで、また次なる街へ歩き出したいと思う。
最近、好きなブログがいくつかある。作家荻原魚雷さんの「文壇高円寺」と大好きなミュージシャン豊田道倫さんの「目黒ラナウェイ」。暇があると、更新してないかチェックしている。魚雷さんとお話したことは数えるほどだけど、ブログで書かれている昔のことを振り返ったものが毎回グッとくる。20代後半の魚雷さんがもがきながら日々をつないでいる姿、それを僕は勝手に自分と重ねあわせてしまう。でも、何かしら志ある人なら誰もが立ち向かわなければならない事柄なのかもしれない。僕はまだ、そこまで悩みきれていないと思う。田村隆一さんは、悩むのにもエネルギーがいる。だから、若いうちにのたうち、もがき苦しむぐらい悩んだほうがよい、てなことを書いている。きっと、そうなんだろう。まだまだ悩み足りない気がするよ。
豊田さんのブログ、「音楽と生活」というものどうしようもなさがにじみ出ていて、読んでると自然にグッとくる。たんたんとしているものの、その内部で燃え上がる熱量は半端ではない。この人も本気なんだと思う。そして、それをちゃんと文章にして残していくこと、歌として歌い続けていくこと、何とも潔く羨ましいと思う。僕は、まだまだまったくそんな決心はない。ひとつひとつの出来事、1日1日の生活におっかなびっくりで生きている小心者だ。
この日記もそれなりに続いている。少しずつ読んでる方からメッセージを頂いたり、声をかけてもらったりもする。でも、本当の部分で人の心のを動かすような、そんな大それたものは書けそうにはない。
ただ、何かがそれぞれ感じ取って笑ってくれたなら嬉しい。笑えれば、それでいい。
昨日は、休みだった。休みの前に寅さんのビデオ2本借りて夜通し観ていた。やっぱり寅さんはカッコよい。寅さんは、自分の事を「渡世人」て言うのだけれど、世を渡る人って何だか素敵だ。要するに、根無し草のようにフワフワと定職もつかずに生きている人ってことなんだろうけど、そうやって生きていく決心、あるいはそうやって生きていかざるを得ない決心を持って生きている寅さん、彼の後ろ姿は常に哀愁でいっぱいで、尚且つ何だかいつまでたっても消えない少年性を感じることができる。
僕は、その背中見てると何だか胸がザワザワしてくる。もっと誇らしく生きたいと思う。
昨晩、西荻のうまいカレー屋さんへ行った。ちゃんとしたインドカレー屋さんは実ははじめてでドキドキした。店員さんがみんなインド人だった、当たり前だけど。
オーソドックスなチキンカレーとチーズナンとサラダ、あとビール呑んだらもうお腹パンパンになった。美味しかった。でも、ナンが大きすぎて途中でルーがなくなりそうで焦った。今度はちゃんと計算して食べよう。
知人と別れ、西荻から吉祥寺まで歩いた。吉祥寺の夜は、地元の若いカップルが肩寄り添いながら歩いていて、なんだか素敵だった。悪い人もいるんだろうけど、そんな人たちの存在がかすむぐらい素敵なカップルが街を歩いていた。住宅街へ消えていく人たちを横目に井の頭線で下北沢まで帰った。雨が降りそうだったので、少し急いでアパートへ帰った。
少し休んだら、また出かけていきたい。いろんな人に会って、いろんな景色を見たい。
死ぬまでに大事な思い出やかけがえのない人々とどれだけ出会えるか、それだけがこれからの楽しみだ。
仕事も頑張ろう。
秋ぐらいにいろいろと動き回る予定です。かきまわしたいです。ひとりずもうでも構わない。
明日、新高円寺で三輪くんと二胡吉田くんの弾き語りライブあります。
よかったら、ふらっと遊びにいらしてください。
よろしくお願いします。
アニュウリズム企画
2008年5月30日(金)
場所・新高円寺SALON by marbletron
「shikakuihako-musicfestival.vol.4」
act:アニュウリズム/細胞文学(京都)/三輪二郎
開場19:00 開演19:30 charge¥1500
今日のBGM:サニーデイ・サービス/さよなら!街の恋人たち
くちびるから宇宙 流れてく日々に
昭和という時代には「うた」が確かにあったと思う。今の時代にそれがないとは言わないが、あの頃には「みんなのうた」が頑としてあったと思う。今は、それぞれに大事なうたはあるかもしれないけど、それを語り合える人はとても限られてしまうような気がする。もっと大きなお母さんの子守唄のようなうた、今こそそんな「みんなのうた」が聴きたいと思う。ふらっと寄った酒場で酔ったお客が口ずさむ「うた」、そんな中に本当の人の気持ちが反映されているのかもしれない。もっともっと多くの人に出会いたいと思う。そして、口ずさめる「うた」ひとつでも多く死ぬまでに増やして行きたい。生活と音楽、そこから生まれる様々な問題、そしてそれを昇華してはじめて生まれる名曲たち。僕は、まだまだ何も知らないのだと思う。歩き出したい。
そんな「うた」の大事さを常に持ち続けているバンド渚にての新譜が来月の下旬に発売されます。
で、今回『クイック・ジャパン』にてその新作についてのコラムを書かせて頂きました。
とっても変てこな文章を書いてしまったのですが、無事掲載してもらえるのか楽しみです。6月12日発売とのことなので、店頭で見たらちょろっとチェックしてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。
相変わらず内容は素晴らしくて、はやく素敵なジャケットも拝見したいなぁと思います。某レコード店では、特典CD-Rも付くらしいのでそちらもよろしくです。
夏の夜道にぴったりのじんわりサウンド、素敵です。
土曜日は、おとぎ話の下北沢CLUB QUEワンマンライブでお手伝いをしてきました。物販やチケット売ったり、お客さんワンサカでてんてこ舞い、おとぎスタッフの西田くんと奮闘しました。西田くん、ありがとう!
ライブよかったねぇ。客席は人が多すぎだったので楽屋横から拝見。まだまだ進むんだという彼らの気持ち、十分伝わってきた。何だかこみ上げるものがありました。自分も負けたくないなぁと思った。応援はするけど、負けたくはないのだ。勝ち負けじゃないけど、励みはなってる。ありがとう。
働いた分、打ち上げのビールがとっても美味しかったです。いろいろ話したかもだけど、あんまり覚えてないです。
で、そんなおとぎ話が今度31日は前野健太くんのバックバンドとしてUFOCLUBのコンピレコ発に登場します。楽しみです。
【VA/U.F.O.CLUB TOKYO JAPAN vol.4&vol.5
レコ発ライブ 第3日目】
前野健太withおとぎ話/こどものこども/
後藤まりこ(ミドリ)/坂本移動どうぶつ園
DJ:発狂チカ
open18:30
前売¥2000(ドリンク代別) 当日¥3000(+1ドリンク)
このオムニバスCDに併せて、お店(ディスクユニオンお茶の水駅前店)にてUFOCLUB特集を開催してます!
お暇なとき、覗きに来て下さいな。
今回は滞ってた告知関連するすると綴りました。
少しずつ、少しずつ好きなことを形にしていけたら嬉しいです。
胸の中にある気持ちは、きっと嘘をつかないと思う。
子供だとか、青春だとか、青臭いだとか、言葉では何でも言えてしまう。
ホントは、そんなことは大事なことじゃないのに。本当の言葉はいつも胸の中にあって。
「東京中の電気を消して夜空を見上げてぇな
かわいがってる ぶざまな魂 さらしてみてえんだ
東京中の電気を消して夜空を見上げてぇな
お祭りの日を待つ子供の様に 待ち続ける俺を笑いてぇんだ」
(エレファントカシマシ/友達がいるのさ)
今日のBGM:レシーバーズポンポンヘッド/JET STREAM
ここから先は ひとつひとつが 宝石なんだ
様々な思いをこのイベントに託し、そして明日へと繋げていければと思います。
今回は、大好きな大阪のうたものバンドぱぱぼっくすの4年ぶりの新作の発売を記念してイベントととして、それに相応しい素晴らしい出演者が勢ぞろいしてくれました。
そして、6月下旬にはこれ以上ない最高のロックバンドの出演を発表します!
『都会の迷子さんvol.5~僕のものなれ~』
都会の迷子さん生誕1周年記念日
&ぱぱぼっくす3rdALBUM『僕のものになれ』発売おめでとう
7月21日(海の日)
代々木Zher the Zoo
出演:ぱぱぼっくす(大阪)
●●●●(6/21発表!)
埋火(東京+大阪+福岡)
三輪二郎といまから山のぼり
サブステージ:前野健太
DJ:なんのこっちゃい西山。
開場17:30 開演18:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)
チケット入手先
チケットぴあ Pコード:292-742
ローソンチケット Lコード:76793
ライブハウス店頭
お問い合わせ:代々木Zher the Zoo TEL 03-5358-4491 E-MAIL zherthezoo@ukproject.com
昨日は、旧い友人とお茶の水で待ち合わせ。神保町のさぼうるで語り合った。熱い熱い思いはとどまることをしらないものだ。さぼうるは学生時代に来ていたぶり、3,4年ぶりに訪れた。何だか落ち着くのだ。今度はひとりでふらっと来るのもよいかもしれない。
よい天気だったので無性に歩きたくなった。
九段下、そして北の丸公園へ。平日の北の丸公園は何だか牧歌的で不安が少し和らいでいくような気がした。隣の友人の顔見てたら泣きたくなった。
ベンチでボォ~とした。これから先、いろんなことあるだろうが、こんな時間があったこと忘れたくはない。
友人にフラカンの「この胸の中だけ」の素晴らしさについて話したら、自然と目頭が熱くなった。音楽の話でこんなに胸がはちきれそうになるのは中々ない。嬉しいことだよ。
その曲の中で、「昔はうれしいときに涙なんか流れなかったかもなぁ」て言葉があるんだけど、この年になると身に沁みてくる。友人が隣で笑っていてくれる。それが、何だかどうしようもなく嬉しかった。優しい顔をしていたんだ。
確かに、今僕にたくさんの「夢中になれるもの」を持っている。それが、それだけが嬉しい。この胸の中だけ、そうきっと思い出も 情熱も 涙も 夢も 愛も 友達も そして歌もこの胸のだけにあれば、それでよいのだ。まだまだ生きていける。やらなくちゃならないこと、僕には山ほどあるんだ。やるんだよ。
昨日の晩は、モナレコードで轟渚と夕映えカルテットとtencoさんのライブを観に行きました。
tencoさんの歌、はじめて聴いた。はじめて、でも何回も何回も聴いてきた歌がそこにあった。変わらない歌、言葉に出会えた。前野くんの「東京の空」のカバーは素敵すぎた。日中に歩いた東京の街を思い出しながら、噛み締めながら聴いた。
轟渚と夕映えカルテットは以前ペンギンハウスで観たんだけど、そのときよりさらにバンドとして完成度が高くびっくりしっぱなしだった。
渚さんのボーカル、誰でもない彼女の世界がキラキラと舞っていた。そして、その歌世界を支えるバックの演奏も素晴らしかった。
久しぶりにゆっくりお酒呑みながら、音楽に身を寄り添いながら楽しいときを過ごすことができた。ありがとうございました。
帰り、ライブに遊びに来ていた前野くんと王将で熱く語った。これからの展望、いろいろ見えてきた。そのために、いろいろやらなければ、成長しなければいけないこともある。けど、大丈夫、きっと大丈夫、そう思えた。王将の巨峰サワーはホント極端な色をしていて面白かった。ぐびぐび呑んだ。呑むしかないのだ。
生きているといろんな気持ちになる。どうしようもない気持ちになることもある。けど、人に、それも大事な人に迷惑をかけてしまうのは最低だ。寅さんのように、男らしくカッコよく生きていければ思う。まだまだまったく子供だよ。
迷惑をかけてしまった人、本当にごめんなさい。お幸せに暮らしてください。
大事な人との思い出、短くもかけがえのない大切な宝物のようなひとときでした。ありがとう。
一昨日の朝方、実家に住む兄貴に電話をかけた。朝方といっても4時過ぎ頃、兄貴はトラックの運転手をしているので、ちょうど起きた頃だった。兄貴とは6歳も離れてて、小さい頃はよくいじめられたイメージ、ファミコン朝までやった記憶、大きくなってからは兄貴がちょっと不良になって、しょっちゅう問題を起こしてて、だんだんと僕は彼から離れていくようになった。そんな記憶で溢れている。
どうしようもないとき、やはり頼れるのは家族だけだった。朝方、僕は実家へ逃げるようにして帰ったのだ。「負け犬」のようにベソかきながら。兄貴は鍵を開けてくれ、何も言わず少し笑ってた。「どうしようもねえなぁ、こいつ」て顔してた(笑)。それ見たら、何だか恥ずかしくも涙ポロポロ落ちてくるような気持ちになった。帰れる場所、ふるさとがある、それは本当にありがたい、感謝してもしきれるものではない。
その日の朝は、結局ほとんど寝なかった。眠れなかった。兄貴ともっと話したかった。ありがとう。
今日の帰り道、エレファントカシマシの『町を見下ろす丘』を聴きながら帰った。新作もよいけど、僕はやっぱりこの渋みたっぷりのエレカシが好きだ。
「悲しみの月日があらたな歴史のシグナル
いまからはじまる未来のあなたのシグナル」
「高みを望んでは 敗れゆくのが それが僕の癖らしい」
「ああ 運命が俺をかきたてている ああ まだまだ行かなきゃならないんだ」
まだまだくたばるわけにはいかないよ。ここから、また出かけていく。
今日のBGM:エレファントカシマシ/地元のダンナ~シグナル
生きている間は夢
で、実家帰って両親と一緒に寅さんの映画を観た。両親は大の寅さんファンで、初詣なんか柴又の帝釈天にちょくちょく行ったりする。僕もそんな両親に育てられたもので寅さん大好きになってしまった。そして、この年になるとますます寅さんの生き方に共感できるようになってきた。それは、決して社会的に評価される生き方とは限らないけれども、僕はそんな寅さんの生き方に強く強く憧れてしまうのだ。
寅さんは、毎回恋をする。その恋は決して実を結ぶものではない。だけど、寅さんは振り向かない。より、強い恋心を携えて次の旅へと旅立っていく。その後ろ姿は、いつもどこか淋しい。淋しいけれど、絶望はしていない。燃えるような熱い誰かへの思いでもって、次なる旅路での希望を繋いでいく。そんな生き方、正に藪から棒(今朝、サンジャポ観てたらルーさんがずっと藪からスティックを連呼しててちょっと飽きた。)だけど自分の心に素直に生きて生き抜くしか、それしか結局できないのだと思う。
そんなわけで、昨晩感動した寅さん、その寅さんでおなじみの葛飾柴又へぶらり途中下車の旅をしてきました。写真は、モデルになったお団子屋さん、¥140のお団子を1本食べた。美味しかった。日曜だけあって、人がたくさんだった。けれど、渋谷とかで感じるウンザリ感は皆無、ほのぼののんびりした顔やちょっとやくざっぽい顔の人なんかいて、こういう現実感ない感じがいいなぁと思った。浮世離れの風景で嬉しかった。
寅さん記念館にもお邪魔してきた。セットの見本やミニチュアがたくさんだった。あと、山田洋次監督や渥美清さんが語る映像が流れてて、何だかグッとくることがあった。寅さんに託したたくさんの夢や生きざまが画面に溢れていた。
やはり、人に感動を与えるものというのは、作り手が本当に身を削り、自身の中で道半ばで途絶えたものを、その思いを作品へ託す、その努力なのかなと思った。違うかもしれないけど、僕はそんな思いが好きだ。
江戸川にも行ってみた!どこかのお店の人が居眠りしてて、その風景が素敵だった。昭和を見つけた。調子にのって僕もボォ~として土手で昼寝してみた。気持ちよかった。
好きなバンドさんの音楽聴きながら、いろんなこと考えながら。でも、真上に広がる空は何にも考えてないように能天気な真っ青な空だった。だから、安心していろいろ思いを巡らすことができた。ありがたいことだよ。
河川敷でキャッチボールしたり、凧をあげたり、フリスビー投げたりの親子たち、なんだかよい風景だった。
夕方、名残惜しいけどライブを観に柴又を後にした。また、いつか遊びに来たいと思った。きっと来る、そんな日がまた。
寅さん、ありがとう。
夜は、渋谷のO-westでTOMOVSKYのワンマンライブにお邪魔してきました。今回も兄のはるさんがベース弾いてた。久しぶりのワンマンライブ、3時間ぐらいやって正に満腹てんこ盛りでお腹一杯だった。帰りになんのこっちゃい西山。さんに遭遇、彼も満腹そうな顔をしていた。やっぱりキョロキョロしてた。
トモフのライブは、何だかするすると幸せな気分になっていくから不思議だ。後ろ向きなのに、やっぱりそれでOKなのに気付かされる。大好きな「がん告知はいらない」やってて胸が躍った。ありがとございました。
小田急線の代々木八幡駅まで歩いた。
5月の東京の夜空は、何だか優しい人の顔みたいだった。
「心は駆け巡る 夜の空を駆け巡る」
ずっとずっと歩いていけそうな気がした。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/インドア・ライダー
涙のテロリスト
昨晩、あるバンドといろいろと話し合い。ひそかに僕が1番未来を期待しているバンドさん、彼らの進む道がどうであれ僕は彼らの音楽を自分なりのやり方で応援し続けたいと思う。
彼らの曲で「気分は戦争」てスッゴイ素敵な曲があるのだけれど、この曲を聴いているときに沸き起こるヒリヒリとした思いは、何だかとても懐かしいもので10代の頃、高校生の頃、授業中にウォークマンで聴いてたあの曲たちと同じ匂いがする。あのときのどうしようもないヒリヒリしたやりきれない思い。熱い思いをそのまま熱く語る術、そして相手もいなかったあの頃に聴いていた音楽たち。それは、今も僕の中に確かに生き続けている。そのことは彼らの音楽は僕にそっと囁きながら教えてくれるのだ。また、イベントにも呼びたいと思う。もっともっと多くの人に観てほしい。
その帰り道、王将で餃子持ち帰りするため下北で降りて、¥190セールだったドラマでビデオ借りた。最近憧れている寅さんとドラえもんの映画『のび太と鉄人兵団』の2本。『のび太と鉄人兵団』は、確かはじめて映画館でドラえもん映画を観た作品だと思う。松原団地駅の駅前にあった松原シネマでポップコーンを食べながら、コーラなんて飲みながら。お兄ちゃんが連れていってくれた。で、その映画が胸が痛くなるほど切ないラストシーンだった。子供ながら、人の別れのどうしようもなさに悲しくて淋しくてやり切れなくなった。同時上映で観た忍者ハットリくんかオバQがやけにくだらなかったから、それだけに胸が焼け付くものがあった。ただ、その気持ちは今も変わらないのだ。そして、これからもずっとずっと携えて行かなければならないものだ。それが、「生きる」ということ、まぎれもないことだ。この年になって少しずつだけどわかってきた。
大好きだった人たちと離れ離れになることは、昔も今もこれからも何度もあるに違いないし、僕はそのたんびに切なくなるんだろうなぁ。でも、いつかそんな人たちとどこかで再会してみたい。そのときは、しっかりと話せるようにしていたい。だから、明日も歩いていくんだろう。まだまだ、道は長いのだ。
今日は、寅さんを観て寝よう。寅さんのロマンがわかる男でよかった。「さよならだけが人生さ」。
そいえば、フラカンが今年のライジングサンロックフェスティバルに出演することになった!
2003年、彼が初出場したとき僕もはじめてライジングサンに参加した。あのときの熱いライブは今も忘れない。
あれから5年がたったけど、あのときの情熱は今もこれからも変わらない。フラカンは、常にそのことを証明してくれている。僕は彼らからもらったたくさんの熱いもの、少しは返せていれるのかなぁ。返せていけるのかなぁ。
福満しげゆきさんの新刊『うちの妻ってどうでしょう?』がとにかく面白いです。
なんとかなりそう、です。
今晩は、旧友の原くんと渋谷で呑んだ。原くんの笑顔、素敵だなぁ。
お店の焼き鳥、とても美味しくいい気分でした。
今日のBGM:ねずみバンド/潜水艦
カレンダー
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
イベント:【都会の迷子さん】
【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!