泣きながら 生まれた 裸足の旅人たちに
歯医者へ行った。実は、先週から再び通いだした。右上の銀歯が外れてどうしようもなくなってしまったのだ。
久しぶりの歯医者、助手のお姉さんはとても可愛かった。笑顔が素敵だった。それだけで心が温まる。単純だなぁ。来週も予約を入れてしまった。
でも、歯は大事だ。何かに対して(身体的精神的に問わず)踏ん張るときに一番大事なもの。
コインランドリーで洗濯しながら最近買った本をパラパラと読む。福田恒存さんの『人間・この劇的なるもの』(新潮文庫)。坪内祐三さんの帯のコメントに惹かれた。内容はちょっと難しい、けど読み進んでいくうちに一つ一つのことがはっきりしてくる。シェイクスピアの翻訳もされてた方なので、自然そこからの引用も多く興味深かった。半分も理解していないだろうけど。
アパートで昼ごはんを食べながら、久しぶりに『僕は天使ぢゃないよ』のDVDを掘り起こして観た。あがたさん、友部さん、横尾さんなど皆若い。でも、彼らは今だってあの頃と変わらぬぐらい若く「生きている」よ。あがたさんの新作『タルホロジー』も久しぶりに聴いた。昔より若々しい姿がそこにはあった。
そういう人の姿を見ると、どうしようもなく悔しく、そして勇気をもらうことがある。まだまだ弱音は吐きたくないのだ。まだまだ何も満足にやれていない。人のお世話になってばっかりだよ。申し訳ない気持ちと、何かをやれねばという気持ちばかりが膨らんでいく。このままでは終われない。
明日、僕がはじめて制作に携わさせて頂いた三輪二郎といまから山のぼりの1stアルバムが、各レコード店の店頭に並びます。中には、試聴器に入れてもらったり、コメントカードを貼って頂けるお店もあります。お店の方には、何度もお邪魔したり電話かけさせてもらったりと本当にお世話になりました。でも、大好きな音楽を通して人と繋がることを身に沁みて実感できました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
彼らを世の中に送り出す、ハヤシライスレコード第1弾アーティストとして発表できることに、僕はとても嬉しさを感じる。けど、その反面どうしようもないほどの不安もある。僕が信じた音楽が試されるときだ。軽くあしらわれたり無視されたり、決してそんなことにはさせたくない。何とか、多くの人の耳に、心に響いてほしい。街の「おんがく」、街の「うた」として届いてほしいと思う。
おとぎ話の有馬くん、前野健太くん、素敵なコメント本当にありがとう。頑張ろう。
綴じ込められた音の一つ一つに意味のある
大きな
大きな
アルバム。
日常のアルバム。
有馬和樹(おとぎ話)
言葉でとらえようとすると
するりと逃げてしまうような、
そんな風のような音楽だけど
風が通ったその場所には
くっきりと足跡が残っている。
前野健太
ぜひ、一度でもよいので聴いてほしいです。静かで派手さもないけど、確かな「うた」が詰まった傑作です。
よろしくお願いします。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/孤高の英雄(ヒーロー)
雨が雪に変わって 物語が始まる
シガレットシーワズ、YOUTUBEで「情熱を取り戻そう」て曲を聴いてすっごく良くてライブをやっと観ることができました。静かなんだけど、淡々としているんだけど、熱いものがこみ上げてくる本当の情熱が込められた名曲だと思う。本当に大事なものは、そうそんな何でもないどうしよもない日常の中にあるんだと思った。そう信じさせてくれる曲だ。ベースって温かい音で好きです。そして、包み込むような「うた」、いいなぁ。
サソリチーム、ボーカル&バンジョー、チューバ、トランペット、サックス、そしてドラム、そのみんなが探検隊の格好をしたとってもユニークなバンドでした。「音の探検隊」だそうです。ホント、面白くて懐かしい音楽を響かせてて、観てるこちらもニヤニヤしてしまいました。
俺はこんなもんじゃない、相変わらずの最高のステージ。音のカタマリがいろんな感情を一瞬に駆け巡っていく、とてもつもない「おんがく」の力強さに溢れていました。
そして、今夜の主役轟渚と夕映えカルテット、今回は二胡吉田悠樹くんも参加していて、一際異彩を放っていました!JOE長岡さんのピアノも素晴らしかった。そして、渚さんのうたをはじめて聴いた。嬉しさ、悲しさ、やりきれなさ、そんな気持ちを包み込み、一つ一つの言葉で解き放つ、とっても丁寧なうたに溢れていた。聴いてて、とても自由な気持ちになれた。空に浮かんでる、宇宙旅行をしているような気持ちにさせてくれた。音楽は、人をどんなところまでも遊びに行かせてくれる、とっても大事な貴重な宝物だ。ありがとうございました。温まりました。
雪模様の東京、今年はもう何度目か、昼休憩に飲んだミルクティーがいつになく体を温めてくれた。
こんな日は、いつまで続くかわからない毎日の生活のことやとりとめもないことを考えてみたりする。
答え、自分なりの規範はやはり自分の中だけにしか、この胸の中だけにしかないんだと思う。
静かに静かに聞いてみよう、胸の中の自分へ。
大好きな早川義夫さんの1月27日の日記を読んだ。何だか、生きることそれ自身を言い当てているような気がした。
「僕も若い時、50、60、70歳の人の気持ちは全然わからなかった。自分より年上の人はみんな別世界の人に思えた。ところが、この歳になって初めてわかったことだけど、いくら歳をとっても20歳の頃と、心の中は何ら変わらないのである。こんな悲しいことはない。こんなにみじめなことはない。
僕は若い人に対し、餓鬼のくせにとか、若造なんていう言い方は一度もしたことがない。だから若い人が、年寄りのくせにとか、じじいといういい方をするのはあまり好きではない。みんな同じ道を通り、同じ道を歩いていくのである。 」
9日から大好きな名画坐早稲田松竹さんで、アキ・カウリスマキの特集(3本立て!)やるそうです。
とっても楽しみです。カウリスマキ作品に描かれた人物は、今の僕にきっと何か大事なこと教えてくれるような気がします。
http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/contents/kaurismaki.html
今日のBGM:シガレットシーワズ/情熱を取り戻そう
サン・テグジュペリはもういない
フリーペーパー『JUNGLE LIFE』(ブラフマンとスペシャルアザーズが表紙)にて、ディスク・レヴューと共に、オススメ新人コーナーで原稿を書かせて頂きました!掲載して頂き、本当にありがとうございます。送った音源を聴いて頂いた担当の方に感謝です。
また、渋い音楽・文化情報誌『ぐるり』さんには三輪二郎くんの2ページにも及ぶ渾身の文章とアルバムの広告を掲載して頂きました。今号は何と大好きな友部正人さんが表紙です!担当の五十嵐さんとは、前野健太くんや松倉如子さん、高円寺の古本酒場コクテイルで出会うことができました。これからもよろしくお願いします。
そして、先月14日の【都会の迷子さんvol.3~新春の迷子さん~】の模様がフリーペーパー『JUICE』さんのライブレポに掲載して頂けました!いつもお世話になっている田代さん、頭があがりません。三輪くんの告知までして頂いてしまいました。何だか感慨深い思いです。
ホント、一人でも多くの方に読んで頂きたいです。よろしくお願いします。
雑誌媒体と共に、各レコード店さんでもコメントカードを飾ってい頂けたりや試聴器で展開してもらえます。新宿のヴィレッジ・ヴァンガードでも展開されるようです!直筆のコメントも貼られると思います。ぜひ、遊びに行ってみてください。
また、吉祥寺の百年という古本屋さんでインストアライブを開催予定です!3月の中旬以降になります。素敵な古本屋さんでのライブ、とってもグッとくるシチュエーションです。
今回、いろんなところにお邪魔して、つくづく実際に行動して足を運ぶことの大事さ、面と向かって人と話すこと、そんな当たり前にとっても大事なことに気付きました。勉強になりました。上手くいかないこともたくさんあったけど、その分素晴らしい出会いがたくさんありました。
昨日は、昼間は三輪くんと都内(新宿、吉祥寺)を周って、夕方から前野健太くんのライブのお手伝いのため下北沢シェルターへお邪魔しました。
おとぎ話企画の【KOIしにKOI 新春編】、「ロックンロール」と「うた」が十二分に詰まった素敵な一夜でした。
前野健太とDAVID BOWIEたちは、ドラム&サックスにあだち麗三郎くん、二胡の吉田くんというありそうでなかった3ピース。「ともだちじゃがまんできない」のあだちくんのサックスがカッコよかったです。
毛皮のマリーズさん、観れば観るほどその荒々しさの中に潜む純な、繊細な部分が胸に響いてきます。これから本当に楽しみです。
そして、おとぎ話。背筋をピンと伸ばした有馬くんは、いつになく大人っぽく、そして限りない少年性に溢れていた。1曲目が「BLANK POP!!!!」。もうそれで今日の素晴らしさが証明されていた。笑顔に溢れていた。
急遽用意した前野健太「ロマンスカー」Tシャツも販売することができました!よかったです。
最近、松倉如子さんの最新CD-R『すきなうた』をよく聴いてます。彼女のカバーはホント大好きです。そんなカバーが集まった素敵な1枚。近日中にお店でも販売開始する予定です。また、これに合わせて松倉さんの名パートナー渡辺勝さんとサックス奏者川下直広さんの共演がとってもよいCD-R「逢えてよかった」も同時で取り扱い開始する予定です。ぜひ、よろしくお願いします。
いつのまにか僕の周りには素敵な「うた」が溢れていることを、ふと気付かされます。自分が何か躓いたり、考え込んでしまったとき、そんな大事なうたと偶然出会えたような気がします。その一つ一つの出会いを常に忘れず、かみ締めてこれからも踏ん張ろうと思う。そこから何かが生まれるか、本当に楽しみです。
今日のBGM:渡辺勝/群青の空
ふり出しにさえ戻れない
今回は、記念すべき第1回にしてレコ発ライブ!出演は、前野健太、タラチネ、こどものこども、そして三輪二郎といまから山のぼりです!
当日は、限定で特製ハヤシライスが特別メニューで登場します!
で、今回のフライヤーはとっても和やかな感じで好きです。とものまさみさんという、イベントなどライブハウスで知り合ったイラストレーターの方に書いて頂けました!急なお願いにも関わらず、素晴らしいイラストありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
その三輪二郎といまから山のぼりの1stアルバムは、2月8日全国主要レコード店にて発売開始されます!
ディスクユニオン、タワーレコード各店では先着にて昨年末のU.F.O.CLUBでのライブを別バージョンで収録したDVD-Rをお付けします!数に限りがあるので、予約おすすめです。
そして、2月17日(日)にはディスクユニオンお茶の水駅前店にてレコ発記念インストアライブを開催します。
入場フリーなので、一度も観たことないけど名前が気に入った方など、ぜひ観にいらしてください。
http://diskunion.net/st/shop/ocha_ekimae.html
エレファントカシマシの新譜を聴いた。発売日を待ちわびる数少ないアーティスト、そしてかけがえのない熱い気持ちを教えてくれた、一番尊敬しているバンドさん。
10数年前、TVのCMなんかで「悲しみの果て」や「孤独な旅人」を聴いた。何だか、音楽っていいなぁと思った。
中学校の帰り、遠回りして草加駅の新星堂で「ココロに花を」を買った。大切な大切な1枚だ。1曲目の「ドビッシャー男」から、もう夢中に聴き込んでいた。
今回のアルバム、何だかその時のことをフト思い出させてくれた。まだ、そんなに聴き込んではいないけど、いい意味でストレートに夢や愛、友情や生活への思いが綴られている、とても親しみの湧くアルバム。長く聴き続けていけたら嬉しい。
今日のBGM:エレファントカシマシ/さよならパーティー
キミは僕のうた
『週刊オオハシ8号』
税込630円
「Winter Love」 「宇宙入門」 「太郎は水になりたかった」 「日々」 「ジャンプ少年ヒトシ」
裏表紙イラスト しまおまほ 表紙デザイン 奥田亜紀子
タコシェ、円盤、CHOCOLATE CHIWAWA、BASARA BOOKS、ガケ書房で販売してます。
通販はタコシェ、円盤にて。
今度の休みに買いに行きたいと思います。新感覚の青春を感じます。でも、どっか懐かしく自然と笑みがこぼれてきます。ぜひ、読んでみてください。今回の表紙イラストは、グレート前川さん(フラワーカンパニーズ)です。前川さんの許可はとってませんが、笑って許してほしいです。
大橋くん奥田さん、いつもありがとう。
4月に自主企画【都会の迷子さんvol.4~はじまりは今~】を東高円寺のU.F.O.CLUBさんで企画します。U.F.O.CLUBでは前回苦い思い出があるので、4月は何とか挽回したいと思ってます。
詳細は、来月中旬頃に発表します。今回のフライヤーもとても素敵になりそうです。
素晴らしいうたの詰まった「はじまりは今」なアーティストさんを、ご紹介できれば嬉しいです。
今日は休みだったけど、何だか休んだ気がしなかった。ぐったりした。
夜、スーパーで買い物してたら雨が降ってきた。冬の雨は、とっても憂鬱な気持ちになる。
CDや本を貸していたお礼として頂いたビデオを観た。エレカシの新春ライブとTheピーズの20周年ライブ、あとおとぎ話のスペシャ列伝も入っていて、とっても嬉しかった。ありがとうございます。
たっぷり観ました。エレカシ行きたかったなぁ、すごく楽しい感動的なライブでした。Theピーズは行ったけど、改めて観てもホントやっとハッピーな夜でした。YO-KINGさんの「やっとハッピー」がググッときました。
夕方、前髪を切った。どんどん短くしていきたい。たまたま通りかかった古着屋が何だかひっそりしていてよい雰囲気だった。店員さんもよい方だった。こういうお店で買うものは、きっとよいものだと思った。マフラーを買った。たとえ嘘でも似合っているといわれると、すぐに調子にのってしまうなぁ。でも、よかったと思う。
コインランドリーで洗濯してたら、おばあちゃんが話しかけてきた。学生さんと呼ばれ続けた。一言も言ってないのに。体のこと心配してなのか「風邪ひかないように、生野菜食べて、お湯飲んで寝なさい」て5回ぐらい言われた。そんなに病弱そうに見えたのかな。
息子のことや孫のこと、そして自分の生い立ちなどいっぱい話して、何度も同じこと言ってたけど、何だか時間があればもっと聞いていれればと思った。申し訳ない気がしてきた。話し相手は、とても大事だと思う。僕もやがて社会から完全に疎外されてしまった時、自分の話を聞いてくれる人が誰もいないときのことを考える。それは、もしかしたら近い将来かもしれない。そのときのことを考えるとどうしようもなくなるが、そのためにも今やれることやるしかないのだよ。
今日のBGM:いなかやろう/ふみきり
さよならばかりしてここまで来たもの
3時過ぎ、千葉駅ロータリーで前野健太くんと待ち合わせ。フラカンやTheピーズ、eastern youthなど大尊敬するバンドさんたちも毎年ライブしている千葉のロックの中心地、そんな千葉ルックでの前野くんの初ライブ、これは見逃すわけにはいかないと思った。
お茶の水から総武線をゴトゴトと1時間ほど、千葉の景色は何だかいいなぁと思った。川がいくつもある。埼玉とは似ててもやっぱりどこか違う。続いているようで、全く別の街がいくつもあった。そして、女子高生が多かった。千葉駅周辺なんか、女子高生ばっかでびっくりした。みんな、どんな音楽が好きなんだろう?
リハ後、ご飯食べてから千葉の街を一人歩いてみた。2年ほど前に来た頃より、どこか近代化され整備されたような気がする。さすがモノレールが走ってるだけある。パルコだってあったよ。でも、その分開発されていない地区はもの凄く寂びれた印象を受けた。とり残された町並みは、とっても淋しそうにしてた。
毛皮のマリーズは、U.F.O.CLUBで観た以来だ。新作も出てる。Tシャツも50回転ズの方が書かれたものが、とってもカッコよかった。もちろん、ライブはもっとカッコよかった。RCサクセションを感じた。見事なロックンロールショーがそこにはあった。確かに。
前野健太、今回はソロ。新曲の「kamogawa」はどんどんどんどん良くなっていく。「深夜バス 京都 鴨川」、この3つの単語にいろんな意味が含まれている。いろんな思いが託されているんだ。それを聴けば聴くほど、実感するようになった。
おとぎ話、いきなり「あてなし」「パレード」でびっくりした。けど、今のおとぎ話は全てを笑顔に変えてしまう力強さ、確信を持って歌い鳴らされている「おんがく」が頑としてある。新曲がバシバシ披露されていた。「ネオンボーイ」て曲、はじめて聴いたようだけどとっても懐かしかった。風間くんの笑顔が印象的だった。
「スマイル」「ハローグッバイ」は、ホント胸がググッとくる名曲だと再確認した。聴くものに感情を委ねさせてくれる、包容力のある素敵な楽曲。
ライブ後、物販ではじめて前野くんを観た人がCDを買ってくれた。聴き続けてほしいです。
そして、何と京都から前野くんを観に来てくれた素晴らしいお客さんもいらした。そういう情熱を与える歌、そしてその方の行動力、何だか音楽の求心力を感じた。僕も、何年か前に泊りがけで京都にフラカン観に行ったりしたことを思い出した。いい思い出だ。今はそんなまとまった時間はないけど、そのときの思い出が今の自分を後押ししてくれるような気がする。
あの頃の自分に顔向けできるように生きてるだろうか。
おとぎ話も前野くんも、常に「今」を作っている。現時点ではなく、常に次なる新曲を生んでいる。悔しさもやりきれなさも、嬉しささえにも振り向くことはなく、甘んじることもなく自分達の道を歩んでいる。僕は、いつも彼らにすごく背中を押される。ありがとうです。
今日のBGM:あがた森魚/僕は天使ぢゃないよ
アルバムでも 見たことのない雪景色
今朝起きて窓を開けると、当たり前のような顔して一面の雪景色が広がっていた。
世田谷に引っ越してきてはじめての雪の日だった。朝、雪が降っていると、何だか身が引き締まる思いがする。案の定、小田急線は遅延していたので、東北沢のホームで雪模様を見ながら一人であれやこれやと考えに耽った。気がかりな仕事のこと、これからの生活のこと、そして大事な人のこと。けれど、考えても仕方のないことばかり、そんなことばかり考えてしまって立ち止まってしまうことばかりだ。今は、今やるべきことをするしかないんだよなぁ。各駅の電車がノロノロとやってくるまで、そんな途方もないことを考えていた。
フラカンの「はじまりのシーン」、この曲はヴォーカルの圭介さんが何年か前、今日と同じように珍しく東京に雪が降った日に作った曲、雪のように降ってきた曲、名曲だ。
雪を見ると、自然に子供の頃の自分が目の前に立ち上がってくる。子供の頃、雪はとっても楽しくて寒さなんか感じず日が暮れるまで遊んでいられた。
今は、決してそんなことはできない。あの頃のような、無心に何かに夢中になることもない。お金とか立場とか、世間体や羞恥心などなどいろいろなものが邪魔して、本当に大事な気持ちを隠して生きてしまっている自分に気付く。もっと無駄なものなくして、自然に生きていきたい。大事なものを大事にできるようになれたら嬉しい。
この曲を聴くと、いつもその大事なものが何なのかを気付かせてもらえる。とっても大事な曲だ。
ここのところ、もうすぐ発売される三輪二郎といまから山のぼりの1stアルバムの宣伝・営業活動でいろんなレコード店さんにお邪魔している。制作もはじめて、もちろん営業もはじめてなので、もうてんやわんやなのだけれど、いろんな出会いがやっぱり活力源となる。以前、サンプル音源をお渡しした人が、ちゃんと聴いてくださって、売ってくれる。そういう反応があることは、とても嬉しいこと、励みになることだ。その積み重ねでしか、何も生まれない。今は、いろんなところに種を撒く作業なんだと思う。それが芽を出すかは、ホント「人」によるんだと思う。僕は、それを信じるだけ、願うだけだ。
そして、その三輪二郎といまから山のぼりのCD発売と並行して秘密裏に企画・準備を進めていたキャンペーンを開催します。
【若者(うたもの)たち】キャンペーン、前野健太やいなかやろう、GELLERS、石橋英子×アチコ、そして三輪二郎など、僕が大好きな歌い手さんと彼らと共鳴するアーティストさんを取り上げるキャンペーンです。
今回、共同で企画して頂いているブリッジさんのHPには、既にキャンペーン情報を載せて頂けました。ありがとうございます。
http://bridge-inc.net/wakamono/
こちらのキャンペーン特典音源、その名も【うたディスク】がまた素晴らしい内容になっています!
全14曲、素晴らしい楽曲を提供してくださったアーティストの皆さん、そして夜通しマスタリングを担当してくださった狩生建志さん(YAKEN STUDIO)、本当にありがとうございます。
そして、今回のキャンペーンリーフレット作成を担当してくださっている奥田さん、本当にありがとうです。素晴らしいイラストを提供してくれた大橋裕之くんも、毎度毎度ありがとう。
来月上旬より、ディスクユニオンはもちろん各レコード店で開催予定です。詳細決まり次第、ご報告します!
来月発行のフリーペーパーFOLLOW-UPにて、おとぎ話、ワッツーシゾンビ、そして三輪二郎といまから山のぼりの新作レヴューを書かせて頂きました。よかったら読んでください。
あと、今週末よりディスクユニオンお茶の水駅前店にて大橋裕之くんも連載を担当する雑誌『spotted701』最新号が取り扱い開始します!今回特別に、大橋くんのイラストシールを特典でお付けします!こちらも、どうぞよろしくお願いします。
http://www.spopro.net/spotted701.htm
早川義夫さんの1月9日の日記を読んだ。胸の奥に突き刺さるような感覚を覚えた。
「なぜ僕は詩が書けないのか。なぜ歌が生まれないのか。なぜ書き直したり消したくなってしまうような日記しか書けないのか。どうして好きな人に好きだって言えないのだろう。
不純だからだ。かっこつけているからだ。勇気がないからだ。書けない言えない歌えないなんて甘えてはいけない。何も語れぬ人はいくらだっている。」
冬の夜、仕事から帰って部屋で好きな音楽聴いている時間が、とても好きだ。一人なのに何故かとても充実している。満たされている。そんな瞬間が、これからも続けば嬉しい。
あ、リンク機能をはじめて使いました。お世話になっている大好きなアーティストさん、ライブハウスさん、本屋さん、映画館、喫茶店などリンク貼らせて頂きました。もし、貼ってもいいよという方、ご一報ください。
今日のBGM:埋火/だから私と
君が描く「おとぎ話」決して色あせはしないだろう
三茶の駅から駆け足で階段を上がってる途中、慌ててズッコケてしまった。ライブハウスに着くと、既に最初のMUDDY WORLDが演奏していた。もの凄くカッコよかった。見惚れてしまった。
それにしても、グレープフルーツムーンはとても音がよくて好きです。雰囲気もお洒落なんだけども、何となく親しみがわく作りだ。落ち着く。
あらかじめ決められた恋人たちも初見だったけど、なんともセンスがよい感じだった。
そして、前野健太+おとぎ話。今年もよろしくって感じのライブだった。色々な期待とドキドキを感じさせてくれる稀有な人たちだ。ホント、今年も楽しみしてるよ。
ここのところ練習を頻繁に行っていると聞いていたので、以前よりも前野くんの歌におとぎ話の音の距離が近くなっていた。温かくなっていた。特に、牛尾くんのギターは心にくいぐらい歌を引き立ててくれていた。「豆腐の歌」のイントロなんか、とっても素敵だった。
唯一披露されたおとぎ話単独の「おとぎ話の愛のテーマ」も、今夜の雰囲気、冬の夜にぴったりくる何とも温もりのある曲、歌、そして笑顔だった。
トリ、そして今夜の主役俺はこんなもんじゃない(owkwj)。実は、2.3年ぶりくらいに観る。前は、高円寺の無力無善寺のボンバーステージだった。久しぶりの俺こん、いやぁカッコよかった。思わず笑い出したくなるほど、カッコよかった。
いいライブを観た後は、何だかとても気持ちがすっきりする。いろんな問題抱えてるけれども、それもこの一瞬だけは何でもないような気がしてくる。ありがとう。重く固まりがちだった心を解してもらったみたいだ。
まだやれる、そう思った。
3月8日(土)には、今日の三軒茶屋グレープフルーツムーンさんで三輪二郎といまから山のぼりのレコ発記念イベントを企画します。共演してくれるのは、タラチネ、こどものこども、そして前野健太くん。素晴らしい「うた」が詰まったイベントになると思います。どうぞ、遊びにいらしてください。この日限定でいろいろと企んでいるので、お楽しみにです。
打ち上げ後、三茶の駅まで前野くんと有馬くんを見送る。最終電車に駆け込む二人、ちゃんと帰れたかなぁ。今年もこの二人からは目が離せなせそうもないようだ。
一人、茶沢通りをおとぎ話の新作「ハローグッバイep.」を聴きながら帰った。途中サミットで晩飯を買った。
こんな曲が売れるようになったら、本当に嬉しいと思った。僕も自分なりに応援できたら嬉しい。
今日のBGM:前野健太+おとぎ話/SAD SONG
見つめる前に 跳んでみようじゃないか
14日、成人の日に自主企画【都会の迷子さんvol.3~新春の迷子さん~】を代々木のZher the Zooさんで開催させて頂きました。はじめはお客さんの入りをすごく心配してたんですが、120人以上の方がいらして下さいました!本当に嬉しかったです。終わったあと、本当は一人一人の方に「ありがとうございました!」て言いたかったです。
ライブも皆さんとても素晴らしかった!何度も何度もドキってする瞬間がありました。
ゲラーズはとことんカッコよかった。いい意味でイベントをコナゴナに破壊してくれました。1曲目の「locomotion」(大名曲!)のイントロからもう胸がグングンと高鳴った。始まるぞって感じだった。
石橋英子×アチコさん、僕はホントこのお二方が大好きなのだ。僕のアイドルです。
新曲とてもグッときました。そして、「ロラ&ソーダ」や「私のお気に入りじゃないもの」も相変わらずいい歌だなぁて心が振るえました。
三輪二郎といまから山のぼり、1stアルバムの先行発売も兼ねてのライブ、本当の気合を見せて頂きました!いつになく声を轟かす三輪くんの歌、熱い熱い気持ちに溢れていた。それをそれぞれのスタンスでバックアップする山のぼり、吉田くんの二胡は火花散るようにキュッキュッと唸ってたし、渚さんのベースは一音一音に確かな意味が含まれていた。そして、あだちくんのドラムは三輪くんの歌と一緒に歌っていた。僕は、お世辞や贔屓でもなく、このバンドの可能性を信じようと思いました。僕は、彼らをレーベル(ハヤシライスレコード)の第一弾アーティストとして世の中に送り出すことを、とても誇らしく思いました。ありがとう。
サブステージに登場して頂いた松倉如子さん、歌の表現力がもの凄かったです!渡辺勝さんの曲、とても素晴らしかったです。今回、実験的に試してみたサブステージなのですが、なかなか面白いシチュエーションになったような気がします。それもこれも、松倉さんと渡辺勝さんの「うた」の力だと思います。
そして、イベントのトリを飾ってくれたタテタカコさん、僕はタテさんの歌、そしてその人柄がとても好きです。
その日の夜、タテさんの歌を聴けた、ホントそれだけで僕はいろんなものを背負う勇気、そして覚悟をもらいました。この先、いろいろ大変なこともあると思う。どうしようもない状況に陥る可能性だってある。でも、この日のタテさんの歌、その思い出さえあれば何とかやっていける、踏ん張ってみようと思えました。「宝石」、この季節に聴けて、本当に有り難かったです。本編最後の新曲、そして迷子さん初のアンコールで歌ってくださった「あした僕は、~道程」、もう胸がいっぱいでした。ありがとうございます。
当日は、いろんな方にお会いすることができました。もっとゆっくり話せればよかったです。
写真撮って頂いたり、おみやげ頂いたり、画像使わせて頂いたりとみなさんにお世話になりました。
何もできなくて申し訳ないです。
そして、Zher the Zooの皆さん、本当にお世話になりました。
店長さんには、「唯一無二のイベントを続けて」と言ってもらえました。嬉しいです。
あと、JUICEの田代さんが来てくださった。来月のJUICEにライブレポが掲載される予定です!
本当に嬉しいです。田代さん、どうもありがとうございました!
で、DJなんのこっちゃい西山。さん、その笑顔でかなり励まされました。
僕は、彼のDJが大好きです。愛着がわきます。当日のDJリストを掲載しておきます。
今回のテーマは、成人の日ということで「青春」でした。
1.eastern youth/夜明けの歌
2.エレファントカシマシ/俺たちの明日
3.outside yoshino/デクノボーさん
4.忌野清志郎/世間知らず
5.遠藤賢司/夢よ叫べ
6.TOMOVSKY/大人なので
7.Theピーズ/クズんなってGO
8.真心ブラザーズ/どか~ん
9.サニーデイサービス/若者たち
10.銀杏BOYZ/なんとなく僕らは大人になるんだ
11.フラワーカンパニーズ/はじまりのシーン(佐藤セレクション!)
12.スピッツ/青い車
13.パスカルズ/ムーンリバー(ヘンリー・マンシーニ)
14.eastern youth/夜がまたくる
次の日は、円盤で加藤亮二くん、三村京子さん、そして埋火さんの歌を聴きに行った。とってもよかった。
素晴らしい歌は、ホント目の前にあるんだと思った。それに気付くかどうかは、ホントその人の心次第だと思った。僕は、まだまだだと思った。もっと純粋に、自然に、いい歌、いい音楽と向き合えたらと思った。勉強になりました。ありがとうございました。
僕は、人間的に本当に未熟で日々いろいろな人に迷惑をかけてしまったり、不快な思いをさせてしまったりしてしまう。落ち込んだり、反省したりするけど、なかなか難しい部分もある。いっそ消えてしまおうかとも考える。けど、そんな勇気もない。とりあえず笑っていたいとは思う。悲しくてやりきれないとき、どうしよもない気持ちになったとき、それでも泣きながらでも笑っていたいと思う。そこから何かを生み出していきたい。そこからしかはじまらない。
寒い冬、まだまだ続くようだ。昨日の晩には東京にも雪が降ったらしい。
特に感傷的にもならないが、冬本番になるともうアパートの更新なんだぁと考える。
今住んでるとこに住んで、もう2年。あっという間だった。
いろんなことやれた気もするし、何にもできなかった気もする。どっちなんだろう。
引越し、あるいは実家に帰るかなども考える。
いろんなことに、決断をしなければならない時期が迫っている。
あと、漠然と死も考える。ホント漠然としたものだけど、いつかきっとみんな死んでしまう。
それまで、何ができるんだろうか。
とりあえず、銭湯に行こうと思う。
真冬の夜は、エスパー魔美の「雪の降る街を」て話を読み返したくなる。とてもよい話、素敵な物語です。
何だか、いろんなものを少しだけ信じられるような気がしてくる。
今日のBGM:古井戸/あの娘が結婚してしまう
新春の迷子さんタイムスケジュールです!
長丁場ですので、タイムスケジュールUPしておきます!よろしくお願いします!
開場
17:30~18:00
なんのこっちゃい西山。DJタイム
18:00~18:10
松倉如子(伴奏:渡辺勝)オープニングライブ
18:15~18:55
GELLERS
19:05~19:45
石橋英子×アチコ
19:55~20:35
三輪二郎といまから山のぼり
20:35~20:50
松倉如子(伴奏:渡辺勝)サブステージ
20:50~21:40
タテタカコ
そして、今朝佐川急便で頼んでいた三輪二郎といまから山のぼりのカラーのチラシが届きました!間に合ってよかったです。折込しますので、ぜひ読んでください!
畠山美由紀さん、前野健太くん、おとぎ話有馬くんからのコメント掲載されてます!みなさん、素敵なコメントありがとうございました!
これから、代々木向かいます。お待ちしてます。
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イベント:【都会の迷子さん】
【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!