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極楽大将生活賛歌

ea9aba87jpeg昨日は、東高円寺U.F.O.CLUBにて前野健太+おとぎ話だった。前野くんスタッフとしてリハから入った。フレアオッズというバンドさんがリハしていて、そのあまりのカッコよさにボォ~と立ち尽くしてしまった。
前野おとぎのリハを終わって、一度外出て円盤まで行って大橋裕之くんの最新漫画『週刊おおはし7号』を購入、松屋でビビン丼を食べながら読んだ。憎らしい小ネタが面白かった。

U.F.O.CLUBの名ブッキンガール発狂チカさんの企画する『発狂天国』は毎回面白いバンドが出ていて、今回も楽しませてもらいました。勉強にもなった。
中でも、この日はゲラーズが際立っていた。ゲラーズだけ違う次元にいるような気がした。
でも、前野健太+おとぎ話も渾身の歌で応戦していた。その姿がとても素敵に思えた。
マヒルノさん、6EYESさん、フレアオッズさんもまた観たいなと思いました。

前回観に来れなかった大橋くんも無事に観に来てくれた。デザイナーの奥田さんともお話できて良かった。
その他にもいろいろな友人・知り合いの方が来てて何だか心が弾んだ。その代わり、物販3バンドくらいやって頭が回らなかった。ご迷惑おかけしたバンドさんごめんなさい。

その大橋くんが今月号のクイック・ジャパンにて前野健太のロマンスカーのレビューを書いてくれました!ありがとう大橋くん!199ページです。僕が勝手に作った『前野健太読本』についても触れてくれたよ。ぜひぜひ読んで欲しいです。もちろん今回の漫画が連載されてます!読者コーナーももの凄い反響です(笑)。

いろんなことが同時進行で進んでいる。一つ一つしっかりやりたい。けど、どうしても思い通りにいかないことばかりです。自分に自信なくしたり、自暴自棄になってしまいそうな時、頑張っている友人が身近にいるとそれだけで自分も踏ん張れるような気がする。東京にて1年半、そうゆう友人とたくさん出会えた。やること、やり方は違っても、その生き様を刻み付けることは生きている誰しもが思うこと。そのことに必死である人が僕は好きです。ないものねだりでも、現実的な望みがなくてもそれはそれでいい。その真っ暗闇のところから何かを生み出していきたい。

今日のBGM:eastern youth/矯正視力0・6

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大橋裕之くん最新漫画『週刊大橋7号』販売開始しました!

e7d4f7bcjpeg銀杏BOYZのチン中村さんも絶賛の、友人の漫画家大橋裕之くんの最新漫画『週刊大橋7号』がようやく販売開始しました!吉祥寺バサラブックスさん、高円寺の円盤さんや中野のタコシェ、京都のガケ書房(←フラカン観に京都行ったとき偶然出会った素晴らしい本屋さんです!)などでお買い求めできます!僕もホント楽しみにしてたので、明日円盤で買おうと思います。大橋くんには、冊子『トランジスタ~』の4コマ漫画や『前野健太読本』の表紙、イベント『都会の迷子さん』などにイラスト提供してもらって、ホントお世話になりっぱなしです。
いつか恩返ししたいものです。
QJでも漫画連載中です!もうすぐ最新号が出ますので、そちらもぜひ読んでほしいです。

今日は京王線に揺られてウトウト読書してました。手塚治虫の『ネオファウスト』のシナリオを読んでました。

三輪二郎、ピースミュージック中村宗一郎さんとの仕事も順調のようです。ホント、いいものが出来てくれたら嬉しいです。

昼から夕方まで、イベント関連の営業・宣伝活動で下北~中野を自転車で周った。11月14日の迷子さんもあと1ヶ月となり、お尻に火が付いてきました!やれるだけのことやろうと思いますので、よろしくお願いします!

お茶の水にあったジャニスの1店舗が下北に移転したので、宣伝がてら伺いました。イベントチラシ置いて頂きました。ユニコーンのBOXを買った。発売の頃から欲しかったので、ようやく手に入れることができました。クリップ集だけ観たのですが、かなり面白かったです。ライブ観てみたかったです。

夕方、中野ブロードウェイのレコミンツぷらっと寄りました。渚にての1stと羅針盤の『らご』を購入、計2500円。満足です。寝ながら聴きます。

夜は、東高円寺UFOCLUBでははの気まぐれ企画で『都会のハッピーズナイト』にお邪魔してきました。
中村ジョーさんの歌、好きです。聞き惚れていました。
ははの気まぐれ、ホント大好きなロックンロールバンドなのです。東京来た時は必ず観に行くようにしています。
今回も相変わらず、お茶目で可笑しくてカッコよかったです。彼らは来月初めに3年ちょいぶりのニューアルバムが発売されます!今回は何とメジャー作品、あのミディさんから出るんです。ピッタリな感じです。
最後は、ははの気まぐれをバックに中村ジョーさんがハッピーズの1stアルバムを全曲曲順通りにカバーするスペシャルな内容でした。「ノラ猫」「女心と秋の空」、しみじみイイなぁ~と一人酔いながらニヤニヤしてました。

帰りは、高円寺の味噌一で味噌一ラーメン食って環七沿いを自転車で帰った。夜の散歩は楽しい、特に秋の夜はいろんなこと考えられて好きです。

今日のBGM:ザ・ハッピーズ/女心と秋の空

『トランジスタ~』第7号完成!配布開始!フラカン表紙です!

aab4fa2bjpegお店でしこしこ一人で作っています小冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』の最新号が完成しました!今回は、ベスト盤が発売されたフラワーカンパニーズ特集です!巻頭でボーカル鈴木圭介さんのミニ・インタビュー掲載されてますので、よかったらお手にとってください!
そのほかにも、ディスクレビューはTheピーズ、タテタカコ、倉地久美夫など取り上げています。
ライブレポは、前野健太2連発、十代暴動ナイトの模様と先日のレコ発ライブをレポートしています。
そして、今回も天性の歌い手松倉如子さんのエッセイと世間と戦う社会派ロック漫画家大橋裕之くんの4コマ漫画も掲載されてますので、冥途の土産にぜひ読んでください!
とりあえず、お茶の水駅前店のみで配布しています。今度の休みに時間があれば他の店舗やライブハウスさんなどに置いて頂きに行きます。よろしくお願いします。

あ、ブログの方にも寄稿したので読んで下さい。相変わらず暑苦しい文章になってます。
http://blog.diskunion.net/user/jpstuff/jpop/

ゆらゆら帝国、スゴイ売れてますね。正直、僕にはよくわかりません。フラカンのほうが何倍も魅力的です。周りはゆらゆら帝国崇拝している人多いです。肩身が狭いですが、そんな逆境だからこそ踏ん張れるのかもしれません。みんながみんな自分と同じような音楽聴いたら、そっちのほうが気持ち悪いですもんね。
でも、その魅力がよくわからない。僕はやっぱり馬鹿なのかもしれない。低脳なんだろうかね。まぁ、そんなこと今さら考えても仕方ないので、自分の良いと思うもの信じて、とことん生き詰めていこうと思うのです。

「永遠の田舎者」の歌詞じゃないけれど、もがき苦しむしかないのかもしれないな。そっから得られるものってスゴク大事なものばかりだ。人との亀裂や衝突も必要なことだろう、成長するためには。そんないろんなもの全て糧にして歩いていきたい。

先日買った『ぜんぶ手塚治虫!』が面白い。行き来の電車の中で読んでいる。人の自伝って何だか胸が熱くなる。結局、何かやろうとする人は自分を、自分の大事な人を信じている人だ。そんな太い芯を持っている人に、僕は憧れます。頑張ろうかい。

今日のBGM:エレファントカシマシ/too fine life(『生活』より)

心細いときに歌う歌

0f542197jpeg昨日は、西荻窪のブルースバーでワタナベマモルさんのイベント『地味な夜』にお邪魔した。
そこでライブ後マモルさんが言った言葉が忘れられないでいる。「日本のロックはもう死んでる、退化している」という言葉。何だか切実なマモルさんの気持ちが胸にググッときた。
古臭い、でも根源的な飾り気のないロックンロールは、今の音楽シーンではほとんど必要とされていないようだ。歌ものについても言えることだけど、何だか「ロックぽい」ものばかりで、カッコつけの音楽ばかりがいっぱいでうんざりする。ライブハウス、街の街頭でも飾り気ばかりやたら多くて芯のない腑抜けた感じばっか。それを楽しんでる若者たち。休日の下北沢は昼間あまり歩きたくないよ。
マモルさんのブルース、ロックンロールは、マモルさんの芯の部分だけそれだけのぶっきら棒な、でも本当に大事なもの、教えてくれる。そして、ほんの少しのユーモアも忘れない。
12月にそのマモルさんがプロデュースするドクター・フィールグッドのトリビュートアルバムが発売される。タイトルはずばり『日本のロックンロール』!で、その記事の依頼がスタッフさんの方から頂いた。
どこかでインタビュー記事やその他書かせて頂くかと思います。よかったら読んでください、そして聴いてほしいです。Theピーズのハルさんやアビさん、夜のストレンジャーズなども参加しています。

ここんとこライブばかり、お店の仕事もままならず、フラカンの件や諸々の施策で少々くたびれております。
金曜は、中野のカルマという喫茶店で松倉如子さんと渡辺勝さんのライブを拝見。お店、とても狭かったけどアットホームで良かった。松倉さん、新曲聴きたいと思った。
土曜は、秋葉GOODMANさんで前野健太ライブ、今回はDAVID BOWIEたち編成。いろいろ勉強になった。
ミンガスのスタッフさんがサニーデイやゆらゆら帝国を手がけた人と知り、お話させていただいた。大きな人だと思った。僕も、いつかいいアーティストを世の中に紹介したいと思う。ライブ後、すきっ腹にサワー呑んだらかなり酔った。ご迷惑おかけしました。

今日は、朝久しぶりにコインシャワーへ、洗濯もそこで済ます。
ピークックで昼ごはん買って、上の三省堂で朝日文庫最新刊の『ぜんぶ手塚治虫!』を購入。未発表シナリオや漫画、エッセイ、対談、講演などなどいろいろな面から手塚さんの漫画、そしてアニメに対する熱い思いが詰まっている。700ページもあるスゴイボリューム!秋の夜はこれを読もうと思う。
昼過ぎまで、フラカンイベントの件で連絡など最終確認作業などしてたので、3時からの下北店でのおとぎ話有馬くん、前野くんのインストアライブ途中で参加。雨だったのにたくさん人来てた。良かった。

夕方、一人でぶらぶら高田馬場へ。早稲田松竹で長谷川和彦特集を観る。
『青春の殺人者』、僕が一番好きな映画、何度観てもいくつになっても、この映画の衝撃は変わらない。
今回もまた泣いた。3回も。特に、主人公を演じる水谷豊が殺してしまった父と母の思い出を夏の砂浜で思い出すシーンと、ラストの放火をして恋人を捨て一人でトラックの荷台に乗って、そのまま夜のネオンの中へ消えていくシーン、情緒的過ぎると言われればそれまでだが、僕の心象風景といつも繋がっているホントに大事な映画です。
で、観終わった後感動して立ち上がったら、お尻にベッタリとガムが付いていた。グチョグチョになった。店員さんからウェットティッシュをもらいトイレ10分ぐらいズボンをこすりまくった。実は、今朝買ったばかりのジーンズ(ユニクロ)だったのでかなり悲しかった。何とか目立たなくはなったけど、さすがにションボリした。
でも早稲田松竹の店員さん優しく、クリーニング代か新しいもの1本を負担すると言ってくれた。でも、そこまでしたもらうのも悪いので断った。せめてという形で、無料券を2枚頂いた。何だかこちらが悪い気がした。でも、また観に行きます。大好きな映画館なので、これからもよろしくです。
みなさんも映画館途中で入ると真っ暗なので、うっかりガムに注意です。
途中から観た『太陽を盗んだ男』、またしても圧巻だった。こんな映画作ったら次にまた何か作れと言うのは酷かもしれない。

今週もいろいろバタバタと仕事がある。12日13日はいよいよCD制作に携わっている三輪二郎といまから山のぼりの初正式音源のミックス・マスタリング、ピースミュージック中村氏のもとへ行ってきます。
インタビューや冊子編集、委託取り扱い、諸々明日から再開したい。

今日のBGM:仲井戸麗市/プリテンダー

フラカンのインストアライブ企画します!

5d074694jpeg11月28日(水)ディスクユニオン下北沢店にて、フラカンのインストアライブを企画することになりました!
来週発売されるフラカンのベスト盤の購入者に先着にて入場券をお配りします!
閉店後PM9:15頃から開始します。今回は珍しいアコースティック編成でのほほんとしたフラカンライブになりそうです。これから、詳細詰めて行きます。決まり次第こちらのブログに最速で告知します。
ぜひ、多くの方に来て頂きたいです!よろしくお願いします!

フラカンは、僕にとって一番大事なバンドです。この人たちがいなかったら、彼らのライブを観ていなかったら、今の僕の活動はないと思います。
2003年春、初めて彼らのライブを観た。YO-KINGのライブでゲストで出てた。YO-KINGが最初に出てきて「名古屋が生んだ最高のロックンロールバンド、フラワーカンパニーズ!」て言って登場した彼ら。
死に物狂いのライブ、発狂絶叫するボーカル圭介さんの姿、そして胸に深く言葉たち、その全てに魅了された。自分が捜し求めていたものをやっと見つけることができた、そんな気持ちだった。
その時に聴いた「吐きたくなるほど愛されたい」と「発熱の男」は今でも、そして永遠に忘れることはない。それぐらい大事な曲だ。その年は、ライジングサンロックフェスティバルで2日目の深夜にアーステントでフラカンのライブも観ることができた。
それから都内であるライブはほとんど行くようになった。2004年秋に「世田谷夜明け前」というアルバムが発売された。このアルバムの先行レコ発ライブ下北沢シェルター2daysに行った。帰りの小田急線の中で聴いてたら嬉しくて泣いた。1曲目「深夜高速」から最後の「アイムオールライト」まで興奮のしっぱなしだった。
そしていつか、世田谷に、下北沢に住みたいと思った。
2005年は、京都のタクタクまで観に行った。昼は観光したり、とてもいい思い出だ。
2006年、ボーカル鈴木圭介さんの歌詞集が発売された。それを機に、僕の働くお店でサイン会を企画させて頂いた。来て頂いたお客さん、そして圭介さんに喜んでもらえた。良い経験になった。
そして、これからも全力で応援させて頂くつもりです。まだまだこれからです。よろしくお願いします。

そういえば昨日の夜、三茶のサミットで買い物してたらシナロケの鮎川夫婦を見かけました。惣菜コーナーで。
スーパーでも、やっぱりカッコよかった。

やりたいことやるには、多くの犠牲が必要だ。伊達や酔狂じゃない本当の歌、音楽を掴みたい。仲良しこよしの輪の中では何も生み出すことはできない。一人でも一人きりでもやり続けるしかない。それが、自分で決めたことならば。他人の機嫌ばっか伺っても疲れるだけだ。いくらでも出る杭になろう。そしてたくさん打たれよう。もっと強くなるしかない。

今日のBGM:フラワーカンパニーズ/人間の爆発


この世で一番キレイなもの

夕方、渋谷のブックファーストに行ったら、「あいんどんわなだい」というコーナーがあった。銀杏BOYZ峯田さんのオススメの本や著書が並んでいた。その中に、早川義夫さんの『たましいの場所』という本も並んでいた。
さっき、家に帰って本棚にあるその本を再読した。涙がこぼれた。自然と、何も考えず涙が出てきた。
醜い、情けない、どうしようもない本来の自分、それを包み隠すことなく表現する人の力強さを感じた。
普段、どうしても対面的にいろいろと取り繕う自分がいる。カッコつけて、カッコつけて、でも全くカッコがつかない毎日。そして、その姿をもう一人の自分が冷たい目で遠くから見ているような気がする。その視線に気づいた時、逃げ出したいくらい惨めな自分の姿だけがポツンと一人、周りから孤立しながら浮いている。
早川さんの本を読んで、もう一度自分をさらけ出していこうと思った。不細工で馬鹿な自分をもっと出していこうと思った。それが本当の意味で歌うこと、そして生きることだと思うから。

夜、渋谷のシネセゾンで『めがね』という映画を観てきた。水曜日は¥1000だったので、夜の回は満員で人が右往左往していた。
この監督の前作『かもめ食堂』は大好きだったのでかなり期待してた。今作は、何か大衆向きにオシャレ感が強まっていた。ちょっと、ついていけなかった。OLの皆さんにオススメかもしれない。ただ、こうゆうのが今受けるんだろうなぁと思った。勉強になった。市川実日子さんがよかった。

月曜日は、高円寺の円盤にライブを観に行った。前野健太とラブクライ三沢さんの新バンドLETTERのライブでした。仕事あがりが遅く、前野くんは半分しか観れなかった。申し訳ないです。でも、ライブは秋っぽくしっぽりしてて良かった。最後の「ダンス」のピアノ・バージョン、もっと聴いてたかった。
LETTER、カッコよかった。三沢さんの歌、とても懐かしい気持ちになった。夢見る少年の頃の自分の姿が立ち上がってきた。永遠に消えない、消せない言葉がちりばめられていた。キレイだった。最後にやったボブ・ディランの「I Shall be released」の三沢さんの付けた歌詞が良かった。
「心に闇があって それに光をあてる 夢の続きじゃない 祈るように叫べ」
帰り、三沢さんのCD-Rを買った。寝るときに聴こうと思う。
円盤田口さんに『都会の迷子さんvol.2』のフライヤーを置いて頂いた。折込して頂けるみたいです。ありがとうございます。田口さんにはホント頭あがらないです。僕も頑張ります。

ライブ後、前野くんたちと、そしてこの日偶然来られていたT田M倫さんと少し呑んだ。T田さんの話面白かった。冗談の中に、フッと心の芯にある大事なことを突き刺してくる、ホント言葉の人だと思った。
帰り、そのT田さんと高円寺から新宿までいろいろ音楽の話させてもらった。これから、自分がこの道で生きていくこと、そしてその中でやっていこうとすることなど話しながら、T田さんの言葉一つ一つが糧になった。ありがとうございました。彼の新譜が12月に発売予定、豪華ゲスト陣、そして本当の歌が詰まった傑作のはずです。
頂いたサンプルCD-Rを聴こうとしたら、中身が空だった。無性に聴きたくなった。

秋の夜は、室生犀星の詩集を読みたくなる。20歳頃、文学青年気取りだった頃、彼の文庫本を読みながら新幹線で彼の故郷金沢へ一人出かけた。真冬の金沢は寒くて暗くてホント淋しい気持ちになった。
でも、あの頃の自分が今の自分を内から育ててくれたんだと思う。良かったんだと思う。
誤解や失敗、どうしようもないことの毎日、そんな日々の思い出も無駄ではない、きっとそうなんだろうよ。

早川義夫/この世で一番キレイなもの
弱い心が指先に伝わって 痛々しいほどふるえている みんなの前で裸になって 縮こまっているみじめな僕
なぜに僕は歌を歌うのだろう 誰に何を伝えたいのだろう もっと強く生まれたかった しかたがないね これが僕だもの
この世で一番キレイなものは あなたにとって必要なもの 僕らを包む壮大な宇宙 ひとしずくの泪 求めあう命
キレイなものはどこかにあるのではなくて あなたの中に眠っているものなんだ いい人はいいね 素直でいいね キレイと思う心がキレイなのさ

今日のBGM:パラダイス・ガラージ/UFOキャッチャー

友部正人さん35周年35曲ライブへ行ってきました。

d33a4d03jpeg今晩、吉祥寺スターパインズカフェで友部正人さんの35周年35曲ライブを観てきました。知ってる曲、知らない曲いろいろあったけど、友部さんの歌にはそんなの関係ないような温かさ、親しさが溢れていた。だから、はじめて聴いた曲でもその場で口ずさめるし、何度も聴いた曲、その時その時で温かみが違って新鮮に感じることができる。35年も歌い続けているんだもんな、音楽の奥行きが広い、どんな人、どんな気分で聴いても何かをそれぞれに感じさせてくれる説得力がある。
バックを務めていたパスカルズの皆さんも素晴らしい演奏で、胸がウキウキしてきました。
ゲストの三宅伸治さんのギターもカッコよかった、そして優しかった。
そして、フラカン圭介さんと共作した「サンテグジュペリはもういない」をはじめて聴くことができた。感無量だった。

友部さんのライブを観ながら、いろんなことを考えた。今やるべきこと、できること、そして将来の自分の姿、不安や戸惑いばかりだが、何か光を、灯りを求めて進んでいこうと思う。そして、音楽ってのは僕にとって何ものにも代えがたい灯りだ。そして、ライブはその光を実際に目に見える形として表現する場、とても大切な場所だ。そこからの出会いもまた自分にとってはとても大事な繋がりだ。そういうもの、これからも大事にしていきたい。

ライブ後、11月イベントのフライヤーを配らせて頂いた。スターパインズのスタッフさんありがとうございます。
そして、友部さんに持参してきたエッセイ集にサインして頂いた。イベントのチラシと共に、『前野健太/ロマンスカー』をお渡しした。友部さんスタッフさん、お邪魔しました。ありがとうございます。ぜひ、聴いてほしいです。

昨日は、埼玉の実家へ帰宅した。普通、帰るときは千代田線から北千住まで出て東武伊勢崎線で帰るのだが、今回はちょっと遠回りした。新宿から埼京線乗って赤羽まで行った。久しぶりに赤羽に行った。エレカシの町、Theピーズのハルさんの住む町だ。土曜の夜の赤羽は、家族連れと酔いどれの中年のオヤジさんが多かった。ハルさんも歩いてないかなぁ~と思った。OK横丁をぶらぶらした。
赤羽から荒川を越えて埼玉の川口まで歩いた。夕暮れから夜にかけての荒川は、何だか淋しくて身投げでもしたくなる気分だった。けど、そんな淋しさの中、ウォークマンで『ロマンスカー』を聴いた。グッときた。
川口に着くと、書泉ブックドームに立ち寄った。ここは中学時代たまに来た。埼玉随一の大きさの本屋さんだ。
けど、何だか閑散としていて淋しかった。昔来た時は、もっと活気があったように思う。新宿の紀伊国屋や池袋のリブロやジュンク堂に較べると、歴然とした差がある。埼玉、頑張れと思った。
川口から草加行きのバスに乗った。夜のバスは何だか不思議なワクワク感があって好きだ。どこか見知らぬ地へ連れてってくれるんじゃないか、そんな期待と不安な気持ちになる。
バスでは、タテタカコさんを聴く。『宝石』聴きながら夜景見てたら泣きそうになった。
草加駅は、元気ない感じだった。でっかいビルだけがのさばって、商店街の小売店などはホントしょんぼりしてた。せんべい屋もパッとしなかった。古い建物が壊され、どんどん新しいオシャレな住宅ばっかで拍子抜けした。でも、時代が変わればいろんなものが変わるのはしょうがないことなんだろう、きっと。
10時過ぎに実家に着いた。両親は相変わらずだった。お互い元気で会えるのが一番だ。
実家の大画面テレビでドラえもんの映画『のび太の宇宙開拓士』と『のび太と竜の騎士』を観た。
ドラえもん映画の武田鉄也の曲はホント名曲揃いでビックリした。いつの間にか寝てた。

久しぶりの連休、天気は散々だったけどいろんなこと感じられた。いろんな人にも会えた。そして自分自身にももう一度立ち向かえたように思える。
毛布を出した。友部さんの曲聴きながら寝よう。

今日のBGM:フラワーカンパニーズ/虹の雨あがり~なんとかなりそう

眠りゆく花たちは どんな夢をみてる

何だかいろんなこと考えてしまう1日だった。でも、ホントは何も考えてなかったのかもしれない。
人の気持ちなんて、全くわかりようがない。理解した気になってるだけなのかもしれない。
まぁ、最近はそこまで考え込まなくなった。年をとったからなのか、昔はもっといろんなことに敏感だった。
年を重ねるってことによって、何かを得るというより大事なもの要らないもの含め、元々自分の中にあったものがどんどん抜け落ちていくのを感じる。感受性もだんだんと鈍くなっている。でも、子供のまんまの感受性で生きてたら、毎日がやりきれなくてどうしようも気持ちになってしまうんだと思った。これでいいんだと思う。

秋は散歩がしたい。昔、といっても浪人時代から大学1.2年の頃、一人で文学散歩をするのが好きだった。
文学散歩、大好きな作家や詩人、永井荷風や太宰治、大岡昇平、遠藤周作、寺山修司、室生犀星なんかの生前生活していた街や作品に縁のある地を文庫本持ちながら訪ねる、そんなことばかりやっていた。もちろん友達なんていなかったのでいつも一人だった。でも、見知らぬ地での一人ぼっちは、何だかとても心地よかった。異邦人の気持ちに近い。夕暮れ時、商店街を歩く人々の姿、僕のまだ見ぬ「生活」の匂いがとても好きだった。
その頃は、エレカシばっか聴いていた。宮本みたいな孤独な男に憧れ、そして被れていた。
エレカシは11月に久々のシングルが発売されるらしい。とても楽しみだ。ライブもまた行きたいな。

小冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』の来月号は少し配布が遅れます。
少しでも納得いくものを作りたいです。よろしくお願いします。

イベント『都会の迷子さん』、11月の第2回、そして来年1月の3回目も視野に入れてこれから詳細を詰めていきたい。来年は、もっと充実したイベントにしていきたい。

制作に携わっている三輪二郎といまから山のぼり、だんだんと音が出来上がりつつある。年末には、宣伝・営業活動を進めていきたい。そして、来年発売、たくさん聴いて売れてほしい。

昨日、バイオリン奏者のHONZIさんが亡くなられた。フィッシュマンズやUAでの活躍はもちろん、最近では早川義夫さんや松倉如子さんの伴奏もやっていた方だ。実は、11月のイベントに当初HONZIさんに松倉さんの伴奏をお願いしていた。体調不良とのことで辞退ということになった。出て頂きたかった。こうゆう時、とてつもない無力感に襲われてしまう。けれど、やれることやるしかないのだとまた感じる。どちらも本当のことなんだろう。今はただ、HONZIさんのご冥福をお祈りいたします。

週末、ふらりと埼玉へ帰ろうと思います。少しだけ区切りが付いた。問題は山積みだけれど、少し休んでからまた一つ一ついい方向へ進めていきたい。『ドラえもん』全巻持って来ようと思う。

ホントは昨日の夜に書いたけど、途中で寝てしまったので今になりました。
朝起きて、トクマルシューゴさんの新作を少し聴いた。小さいこと気にせず歩いていける気がしてきた。

今日のBGM:松倉如子/ともだち

それぞれのロマンスカーに乗って

tate.jpg昨日、前野健太1stアルバム『ロマンスカー』発売記念レコ発ライブにお越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました。出演者、UFOCLUBのスタッフの方、みなさんお疲れ様でした。
CD購入して頂いた方、声かけてくれたみなさん、ありがとうございます。

太陽民芸、相変わらずのロックンロール、最高のロックンロールをありがとうございました。
加地等さん、実はこの日観れるのを楽しみにしていました。期待以上のグチョグチョ具合でした。素晴らしい。
おとぎ話、おとぎの世界を現実に変えてくれる不思議で素敵な4人組、ありがとう。
そして、前野健太とDAVID BOWIEたちスペシャル編成、一人一人の音がこの日の意味を力強く感じさせてくれた。それに応える前野くんの心の底の底から突き抜けてくる歌、言葉、声、全てがこの日のためにあったんだと思えました。それぐらいに当たり前に奇跡的な夜でした。

ホント、夢のような一時でした。僕にとって、『ロマンスカー』は銀河鉄道のような夢のような乗り物、いろんなことを学んだり、落ち込んだり、ウキウキしたり、ときめいたりする夢の乗り物です。これからもこの乗り物に乗っていろんなところへ出かけて行きたいです。そんな人が一人でもいてくれたら嬉しい限りなのです。

今日は昼近くまで寝て、昼出勤。今後のことなど考えながら働いた。そんなに若くもないが、何かを諦めるにはまだ早い。今、できることやっていることをもっと結果に結びつけられるようにして続けていきたい。

明日から、委託にて双葉双一さんのCD-R『LIVE IN JAPAN』を僕が働いてるお店ディスクユニオンお茶の水駅前店にて発売開始します!双葉さんの歌は、ホント夢のようで、でもスゴク説得力があって大好きです。ぜひ、聴いてほしいです。全7曲入りで¥1000(税込)です。よろしくお願いします。

帰り、タテタカコさんの新作『羊・狼』を聴きながら帰る。タテさん初のライブアルバムだ。この人は、ホント強い人だと思う。本当の意味で「力強く」生きている、自分の歌を歌っている人だ。とても正直だ。
僕はそんな歌い手さんが大好きだ。

今日のBGM:タテタカコ/しあわせのうた

9月の冗談クラブバンド

c47dfacajpeg明日はいよいよ前野健太の1stアルバム『ロマンスカー』レコ発ライブです!
今年の1月に初めて彼のライブを観て、知り合いとなり、仕事仲間となり、ロマンスレコードのお手伝いをするようになった。この何ヶ月かでホント彼からはいろんなことを学びました。そして、自分も彼の歌に応えられるような仕事をしなければと思いました。まだまだ至らないところばかりで、逆に足手まといになることが多い。けれど、気持ちだけでも後押しできればと思う。でも、明日はホントに楽しみな気持ちでいっぱいだ。前野くんのことだから、またとんでもない一夜を用意してくれるに違いない。期待してます。

昨日は、高円寺の無力無善寺で無善法師さんと太郎さんと前野くんの弾き語り対決を観た。太郎さんは、前野くんに無善寺を紹介した人、とても熱くて若々しくて、そんでもってとってもイカシタ人だった。ロックだった。30なっても40なってもああいう歌を歌い続けてほしい。
前野くんのライブも変てこりんで楽しかった。無善寺で聴くと全ての音や言葉が少し普段と違って聴こえる。とても不思議な場所だ。
帰りは、大将で呑んだ。珍しく酔いまくった。フラフラしたのはホント久しぶりだった。でも、何だか楽しい夜だった。環七沿いをパラダイス・ガラージを聴きながら帰った。

今日、入荷したばかりのTheピーズのシングル『日が暮れても彼女と歩いた』を買った。帰りの電車の中でずっと聴いていた。アビさんのギターがもの凄い地響きを起こしていた。シンちゃんのドラムは、ある意味復活後のTheピーズの象徴のような安定感でもってズバズバ前へ進むリズムだ。そして、ハルさん、この人には何も言うことはない。ただベース弾いて歌ってる姿観れるだけど、ただステージの上でヘラヘラしてるだけで、それだけで僕は感動してしまう。何とかなるような気がしてくる。

タイトルは80年代のATG末期の作品の題名です。映画自体は普通だったけどタイトルが何だかワクワクした。今夜はそんな気分だ。

今日のBGM:Theピーズ/グライダー(Remix Version)

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プロフィール

HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】

【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)

上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!

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