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笹塚のおばあちゃん。

5596540fjpeg秋晴れの朝、ふとどこかへ出かけたくなった。休日の朝は、安心感と空虚感がない交ぜに流れている。
昼過ぎ自転車で出かけようとしたら、自転車がパンクしていた。
自転車押しながら笹塚の自転車屋さんまで行く。が、この日に限ってお店のシャッターは閉まっていた。交番で聞いても、15分ぐらい歩いたところにしかないとのこと。
しかたないので、一度家まで帰ろうと引き返す。笹塚の商店街の外れの焼き鳥屋、一度は通り過ぎたが店の古びた佇まいが気に入り戻る。店頭に、白髪のおばあちゃんが一人笑顔で微笑んでいた。焼き鳥とは別に、煮込みが置いてあった。大根やごぼう、人参がいい具合に煮込んであってとても魅力的だった。そんな僕に、おばあちゃんは「美味しいから食べていきな」って焼き鳥1本くれた。「仕事してるの?大変だろうね。こんな天気のよい日は、高尾山に行くと良いよ。これから晩秋にかけて行って来な、きっと辛いことも忘れるよ」て、初対面なのに何十年も前からの知り合いのように語り掛けてくる。
「年をとるとやりきれないことばかり増えていくよ、涙が溢れて出てくるんだ。大切な人がみんな死んでいくんだよ。耐えられないよ。ホント、涙は出るんじゃなくて溢れるものなんだね」。おばあちゃんの言葉、一つ一つが静かに胸の中へ沈んでいく。でも、生きてかなければならないんだな、とおばあちゃんは言葉ではなく、必死の笑顔で語りかけていた。できれば、何時間もおばあちゃんの話を聞いてあげたかった。僕も、いろんなことをおばあちゃんに話したかった。
今秋、都合が付けば高尾山に行きたいなぁ。そして、おばあちゃんに感想を話したい。

家に帰って、おばあちゃんの煮込みを食べた。もちろん美味しかった。そして嬉しくなった。

夕方、祖師谷大蔵へ。ウルトラマンの街だ。ちょうど、『ウルトラマンタロウ』のDVDを借りてたので、観てから行った。『ウルトラマン』シリーズ(初期作品)のドラマ性が大好きだ。本当の強さってものを感じさせてくれた。脚本が良いんだろうな。
それにしても、祖師谷大蔵の商店街は居心地が良い。昭和の匂いがする。ツヅキ屋という古本屋は、懐かしの良書、珍書などがたくさんあって楽しい。
カフェ・ムリウイというお店で、三輪二郎くんの弾き語りを観る。一瞬でその場の雰囲気を変えてしまう歌の力に酔いしれた。何度観ても、彼の歌の持つとてつもない光と闇に魅了される。彼の歌がもっともっと知れ渡るようになればと思う。いつも思うことだけど、何度でも言いたい。三輪二郎の歌、いつかは世の中にその素晴らしさを証明させたい。

祖師谷大蔵のスーパーでさんまの蒲焼(3枚で\350!)を買って帰る。
銭湯へ行って、さんまの蒲焼を焼いて食べた。心が少し膨らんだ。

今夜の空はきれいだな 星はまるで見えないけど
久々にいい夜だ この空に理由なんていらない
詞:鈴木圭介
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今日のBGM:おとぎ話/NEW SONG~BLANK POP!!!!(今日の夕焼けを見ながら)

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フラカンのライブを観てきたよ。

今日は夕方まで仕事してから、渋谷AXでフラワーカンパニーズのワンマンライブを観てきました。
久しぶりに観るフラカン、何だかドキドキしました。そういえば、僕がフラカンのライブを観たのもAXだった。その時は、何かのイベントで正直フラカン目当てのお客さんはあんまり多くはなかった。けど、その時のフラカンは尋常ではなかった。死に物狂いのライブだった。正しく、人間の爆発だった。
「発熱の男」を聴きながら、あれから5年が経つのかぁと一人感慨に耽った。とても大事な曲だ。いつ聴いても胸が振るえる、この熱を忘れてはいけないんだと思った。
新曲も素晴らしかった。今の自分と子供の頃の自分、その二人の会話。何も変わらないようで、やっぱり人は年をとることで、何かを失ったり、余計な荷物が増えていく。でも、大切なものは決して忘れちゃいけないんだと思った。最後に、「幸せっていったいなんだろう?」と問いかける今の自分に、少年はこう答える。「夢中になれるものがあるってことだろ」て。何だか、涙が出てきたよ。
僕は、今確かに夢中になれるものがあるって思える。それは、とても大事なこと、決して忘れてはいけないことなんだって確認できた。圭介さん、ありがとうです。お金、地位も、彼女も何にもない自分ですが、その気持ちだけ、今ここにあるんだって、それだけでも確信できた。少し、誇らしく思えたよ。頑張ろうなぁ、自分。
もう一つの新曲、「大人の子守唄」は去年の下北440の弾き語りライブで聴いた時も好きだったけど、バンドで聴くとまたたまらなかった。歌詞が好きです。

ライブ後、マーガレットズロースの平井さんにお会いした。お子さんと奥さんも一緒だった。赤ちゃんはぐっすり寝ていて可愛かった。ライブ途中で寝込んでしまったらしい。平井さんは、メンバーにCDを渡したいとのことで、無事渡せたようで良かった。「脳内百景」を買ってサインしてもらっていた。
久しぶりにお会いする圭介さん、前川さん、相変わらず気さくで素敵だった。彼らが第一線で頑張ってると思うと、僕も何とかがむしゃらにやらねばと思う。今月末のインストアの打ち合わせなどもお話させて頂いた。年越しも行けたら嬉しいなぁ。スタッフさん、ありがとうございました。JUICEの田代さんにもお会いできた。

僕が今この仕事に夢中になってやれてるのも、きっかけをくれたのはフラワーカンパニーズの存在があったからです。学生時代、友達がいない僕は一人でよくフラカンのライブに通っていた。悶々としていたんだと思う。自分が何をしたいのかわからなくてもがいていた。そんな時、フラカンのライブを観ていろいろ教えてもらった。何だか無性にやる気だけは湧いてきた。嬉しい気持ちの時も憂鬱な気持ちの時も、フラカンのライブを観て、僕の心はいつも振るえた。
「深夜高速」、そして『世田谷夜明け前』というアルバムを聴いて、世田谷で一人暮らしを始めた。そこからいろんな景色が見えてきた。
今の仕事をはじめ、何とかフラカンの素敵さを一人でも多くの人に伝えたいと思った。図々しいかもしれないけど、そんな衝動にかられた。そこから、フラカン以外にも心振るえるアーティストさんと出会い、今は無名の素晴らしい輝きを見せる彼らを何とか知って欲しいと思った。そして、これが僕の仕事、夢中になれるものなんだと思った。だから、今はそのことでは迷いはないです。やれるだけやろうと思う。

今日のBGM:フラワーカンパニーズ/少年

漂う人の性

夜中、NHKで女の子が歩き回る番組を見ている。めちゃくちゃ歩いてる。しかも懐かしい風景のところばかり、女の子の顔もどこか懐かしい昭和の顔をしている。おそらく、松尾芭蕉の道を行っているのだろう。確か、僕の実家埼玉の草加にも来ている。その頃は宿場町だったらしい。
通りすがりのおばあちゃんにメシおごってもらったり、とても楽しいそうで羨ましい。僕も、一週間ぐらい休みが取れたら、いろんなところを歩きたい。

昨日の夜、そして今朝にかけてインタビューの起し作業。夜、何とか入稿できた。今回は、誤字脱字に十分注意した。記事自体は、なかなか面白いものになっていると思います。取材させて頂いたワタナベマモルさんの人柄がそうさせたんだと思う。真のロックンロールの人だよ。

昼、渋谷に出て明日のフラカンライブに折込みして頂くため、会場の渋谷AXまで行ってスタッフの方にチラシを手渡す。ありがとうございます。よろしくお願いします。
渋谷タワーさんで、なぎら健壱の『日本フォーク私的大全』(ちくま文庫)を購入。前から読みたかった。フリーペーパー「JUICE」も手に取る。今月は、なんとエレカシが表紙です!カッコいい!あと、ライブスケジュールに11月14日UFOCLUBでの『都会の迷子さんvol.2』のことも載っていて嬉しかったです。頑張ろう。

夕方、立ち食いそば屋できつねそばを食べて会社へ。制作を担当している三輪二郎、そしてそれと同時に計画しているキャンペーンの概要をまとめる。けど、なかなかまとめられなかった。
その後、お世話になっている制作の方と共に、新宿タワーさんへ営業。お邪魔しました。三輪二郎、いろんなところで展開できるように頑張ろう。よろしくお願いします。

夜、一度お店に帰って溜まっていた仕事を済ます。まぁ、そんな済まないけれど。やれることはやったかな。

で、今まで渋谷で三輪二郎のCDジャケ写・アー写関連の打ち合わせ。が、正直疲れ気味で、眠気も激しく話しについていけなかった。でも、仕事に情熱を燃やしている人といると刺激になる。けど、少し落ち込む。自分の能力、知恵のなさを痛感してしまう。
帰り、フラカンを聴きながら自転車で下北まで帰った。「深夜高速」大音量でかけてたら、無性に生きてやろうと思った。

明日も仕事なので、メシ食って『ドラえもん』読んで寝よう。

今日のBGM:マモル&ザ・ディビス/想像しよう

三輪二郎マスタリング終了!

449b15f2jpeg昨日のマスタリング作業にて、三輪二郎といまから山のぼり初音源が出来上がりました。
今日の昼、三輪さんと下北で合流し手渡された。苦笑いの三輪さん、だけどそこはかとない自信がある顔だ。
茄子おやじのチキンカレーも美味しかった。チラシを置いてもらった。

三輪さんと一緒にモナレコード、シティカントリーシティに顔を出す。CCCでは、曽我部恵一バンドの上野さんに三輪さんを紹介できた。でも、少し知っていた。

出来上がった音源を聴きながら、小田急で新宿まで向かう。窓際から見る景色が、いつもとはちょっと違って見えた。
ヨドバシカメラで三輪さん音源用CD-Rとインタビュー用カセットテープを購入。

大橋くんから年明けの『都会の迷子さんvol.3』のフライヤー画像が送られてきた。これは、本当にかなり素敵な感じです!初のカラーにも挑戦しています!11月14日『都会の迷子さんvol.2』には、折込できるかと思います。出演者も発表します!新年なので、かなりてんこ盛りです。よろしくお願いします。

三輪さん音源で興奮して、会社でお世話になっている方に連絡する。で、あちらも興奮気味に絶賛、そして今から話し合おう、ということで急遽本社へ向かう。
いろいろ課題はある、確かに。でも、本当の熱い気持ちでもって何とか乗り越えていきたい。

夕方、東北沢のアパートへ帰り、銭湯へ。ゆっくりゆっくり浸かった。あわあわ風呂が気持ちよかった。

夜は、下北沢でワタナベマモルさんのインタビュー取材。12月初旬にマモルさんプロデュースのドクターフィールグッドのトリビュート盤発売されます。「自分自身が楽しみたい。ただそれだけで20年やってきたんだ。」て言葉、そして笑顔が素敵だった。20年初期衝動を続けている偉人だ。一つ一つ言葉、かみ締めるように聞いてました。こんな機会めったにないので、本当にありがたかったです。いい記事にしたいです。読んで下さい。
来月末配布のフリーペーパー「FOLLOW-UP」にて白黒半ページですが掲載される予定です。
まだ、テープ起してませんが、何とか入稿に間に合わせよう。やります。

今日はのんびり映画観たり、レコミンツでCD売ろうと思ったけどいろいろあった。2.3日ぐらいいっぺんに詰めこんだ感じです。それも、全ては三輪二郎といまから山のぼり初音源の感激から。ホント、良い作品できました。来年発売に向けて、これから宣伝・営業ガツガツやっていきます。ぜひ、聴いてください。何か感じると思います。よろしくです。

タテタカコさんがライブで言っていた、「今を掴みたい」、ホントただそれだけなのだ。

今日のBGM:タテタカコ/あした、僕は~道程

松倉如子×渋谷毅と秋の雨

97e8da1ajpeg落ち着け落ち着け、と自分に言い聞かせるたびに焦りの度量が増えていく。冷静でいなければいけない時ほど、慌てふためいて頭の中が真っ白になってしまう。何度何度も、同じことで失敗しているのに、やっぱりその同じところで躓いてしまう。そんな毎日、10月の雨と風の日々、ただただ過ぎていく。結局、何も変われないし、何者にもなれはしないのだろう。このまま引きずっていくだけだろう。このまま年くって、衰えていくんだろうか。それじゃ、あまりにも淋しいし、何のために生まれてきたんだろうと思う。なので、いろいろ傷跡、足跡、生き様を刻み付けたいと思ったりする。
小学生や中学生の時、やりたいこと素直にやれた人はそんなこと思わないかもしれない。大学入って、彼女作って、就職して、結婚して、子供作って、マイホームなんか手に入れるために一生を費やして、それなりの満足感、それの裏返しの優越感に浸りながら死んでいけるのだろう。
おそらく、僕にはそのどれも縁がないと思う。それぐらいは馬鹿でも分かる。でも、ないと思って諦めて引きこもっているのは、本当に最低だ。駄目だと思っていても、ほんのちょっとの可能性がある限り全力でそれに向かわなければと思う。それがたとえ夢や幻でも、その中で遊べるうちは、思いっきり神様に遊んでもらおうと思う。

今日は仕事帰り、高円寺の円盤で松倉如子さんと渋谷毅さんのライブを観てきた。渋谷さんのピアノにのって、どこまでもどこまでも飛んでいくように歌う松倉さんの歌を聴きながら、僕も何かをしなければと、素直にそう思った。グズグズしていられないと。
松倉さんはいい歌い手だと思う。評価も高い。けど、あんまりお客さんが呼べない。僕は、もっと彼女の歌をいろんな人に聴いてほしいと思う。今よりも何倍も多くの人の耳、そして心に響く歌声を持っている。
渋谷毅さんのピアノや、普段は渡辺勝さんをバックにあたり前に素敵なライブを毎回繰り返している。10数人のお客さんでは勿体なさ過ぎる歌なのだ。
だから、僕のイベント『都会の迷子さん』では、何とかしてお客さんをたくさん呼びたい。そこから何かが生まれてほしい。ただ、それだけだ。
あと、松倉さんのライブのためになるかと今日から松倉さんのライブ情報とアンケートのチラシを作って配りはじめました。音楽に専念できるようになればと思う。

いい音楽、歌を何とか守っていきたい。シンプルで心が振るえる、ただそれだけの、そして一番大事な人の温度が感じられる「うた」、それを死守していきたい。

高円寺で友人とラーメンを食べていたら、雨が降り出していた。下北沢へ着くと、いつのまにか雨はやんでいた。ドラマでDVD借りて、カクテルパートナー買って家路へと向かう。地面が濡れて人気の少なくなった下北沢からアパートへの道、なんだか少し優しく映った。一人でも、一人ではない気がした。

今日のBGM:真心ブラザーズ/マイ・バック・ページ

武蔵野

685851b2jpeg今日はとてもよい天気だった。久しぶりにウキウキした。午前中、下北のコインシャワーへ行ったら既に街は動き出していた。
昼過ぎ、神田神保町へ古本祭り。小1時間ほどぶらぶらしていた。街全体が古本の匂いで、とっても気持ちよかった。同じ人ごみでも渋谷や新宿とは明らかに違う、人の温度が感じられて苦痛ではなかった。
東京堂書店で、本秀康さんの『アーノルド』と穂村弘さんの『求愛瞳孔反射』の文庫本を購入した。

夕方、旧友の原くんと待ち合わせして公園でイチゴ牛乳を飲んだ。原くんは、相変わらず元気そうだ。生茶が似合う数少ない男だ。

彼が、武蔵美の学園祭で向井秀徳さんのライブを観に行くというので、これも何か縁と思い同行した。が、結局観れなかった。
国分寺まで来て、交番で武蔵美行きのバス停留所を教えてもらう。ここまではよかった。停留所まで行くと、今まさに発車しようとしてバスを発見、僕ら思わず飛び乗った。で、何気なく辺り見渡すとおばあちゃんやおじさんばかりで、ZAZEN BOYZが好きそうな若者は皆無だった。何か可笑しいなぁ~と思いながらも、武蔵野のほのぼのとした夕暮れの風景に見とれたり、エレカシの「武蔵野」を歌っていた。で、延々とバスに乗ること30分ぐらい。終着所は、西武新宿線の小平駅だった。呆然としながら、バスの運転手さんに事情を話す。「あんたら馬鹿だなぁ~、ちゃんと確認しないと!」て笑いながら怒られた。でも、一生懸命に教えてくれた。ありがとうございました。
とりあえず小平駅周辺をぶらぶらと歩く。何だか山本敦弘監督の『リアリズムの宿』みたいだなって思った。
お腹が減ったので、満正亭ていうラーメン屋で味噌ラーメンを食べた。スープが絶品だった。お店もかなり古くて、椅子がガタガタいってた。何かこの寂れた感じが、今の心境を物語っていて落ち着けた。お腹いっぱいになったら、ライブのことなんてもうどうでもよくなっていた。こんな秋の夜長も、たまには面白いなぁ~と思った。

明日からまた仕事だ。いろいろやらなけれらばならないことあるけど、やりたいことをしっかりやっていこうと思う。

今日のBGM:RCサクセション/すべてはARLIGHT(YA BABY)

虹の雨あがり

雨が降るとどうして安心するんだろう、て誰かの曲にあったと思う。ホントそんな気分だった。雨は、普段忘れていることを思い出させてくれる。そして、いつかは雨があがることも教えてくれる。

夜仕事帰り、お店を出たら雨はあがっていた。雨上がりの夜空だった。新宿で買い物して、代々木上原で降りて少し夜道を歩いた。何だかとても新鮮な気持ちになれた。街の灯りが、いつもより優しく映った。濡れた地面の匂いは、とても懐かしい匂いがした。

普段、生意気なことや強気なこと言ったり考えたりするけど、結局情けない臆病な弱虫の自分に気づかされる。いくつになっても何も変わらない、すべてはそう繋がっているんだ。
小学生の頃に、いじめられて泣いてばかりいた自分と今の自分、何も変わらない。それを認めるかどうかだけだ。今は、それを少しだけ認めようと思える。そんな気分だ。

明日は、時間がとれたら神田神保町の古本祭りに行こう。のんびり昼下がりよい古本と出会えたら嬉しい、古本でも読みながら喫茶店で珈琲が飲みたい。映画も観たいな。

今晩は、買ったばかりの麗蘭のDVDを観ながら寝よう。チャボさん、本当に大好きだ。また会いたいです。

やりかけの仕事、思い通りに行かない諸々の物事、一つずつ少しずつでも良い方向へ進めていきたい。

いつまでもそう どこまでもそう これからもきっとそうさ
うまくいくこともあって うまくいかないことはないのさ
詞:鈴木圭介

今日のBGM:フラワーカンパニーズ/雨

血も踊るダンスを踊れ

0eba1ea5jpeg今日、久しぶりに遅刻した。起きたら頭がガンガンとして吐き気がして目まいに襲われた。駅行く途中、フラフラして、さすがに病院行こうかと思ったけれども、何とか気力で電車乗った。薬も飲んでるけどちっとも効果がない。でも、病院行くほどたいしたことでもないのかもしれない。新宿着いたら、中央線が人身事故か何かで遅延していた。具合が悪いのは僕だけじゃないと思った。ドストエフスキーが何かの作品で、「われわれは病人であり、世界全体が病気なのです」という言葉があったと思う。大学時代に読んだ、久しぶりに読んでみようかな。

遅刻して中央線乗りながらウォークマンで音楽聴いてたら、このまま千葉の方までふらふら目的もなく、会う人もないまま行ってしまいたくなった。あんまり知り合いのいない静かなところで、江戸川の河川敷なんかで日向ぼっこしたくなった。現実逃避なのかな、少しいろいろなことに疲れているのかもしれない。
でも結局、夕方になって日が沈むとまた誰かに会いたくなってくる。人恋しくなる。そして、また少しずつ歩き出していく。

ふと、将来のことなど考えた。建設的な未来なんて望めそうもない。最悪の状況なんか考えてしまう。でも、そこで立ち止まってるなんて嫌なので、衝動にかられて動きだす。しかし、そのたんびに転ぶ。転んでばかり。でも、そんな時誰かに出会う。そういう人は大事な人だ。大事な人やことは、最悪の状況で出会うものなのかもしれない。ニーネの歌にそんな歌詞があった。

ニーネは、僕にとってとても大事なバンドさんだ。苦しいとき、どうしようもなくなったとき、ふとニーネを聴くことが多い。ニーネは基本的に暗い。でも、その暗さを突き抜けてとてつもない光を発する力を持っている。それはほんの一瞬かもしれない。ただ、その一瞬の光を掴み取るがために、僕はまたニーネを聴きかえす。
ニーネのライブも同様だ。どうしようもなくなったものだけが垣間見ることのできる一瞬の光、そんなちっぽけで、それでいてとても大切なものを見せてくれる。だから、僕はニーネを聴く、観る、そして応援したいと思う。
一人でも多く、ニーネのことを知ってほしい。ホントそう思う。生き様としてのロックが音に刻み込まれた、日本でも数少ないロックバンドだと僕は思う。

だから、今夜は薬飲んでニーネを聴こうと思う。ブラックホールBABYだ。
まだまだやりたいことがたくさんあるんだ。

今日のBGM:ニーネ/まったくつまらない毎日

楽しい夕べに

楽しい時間はあっという間に、あっけなく過ぎていく。でも、そんな一瞬を掴み取るがために日々いろいろ頭悩ますことに向き合って、これからも格闘していくんだろうなぁ。
日曜日、前野健太ときわ荘ライブ、初の試み、というのか思い付きだけで企画したこのイベント、無事に楽しい一時なってくれたような気がする。わざわざ足を運んでくれた一人一人の笑顔、その笑顔の力に助けられました。ありがとうございます。
そして前野くん、彼の音楽家として、そして人としての器のでかさ、ぶっとさを思い知らされました。これからもよろしくお願いします。
彼のギターと歌で、六畳の畳が星空みたいにキラキラ輝いた。「パリの夜」のマッチはワクワクした。
最初は隣人の反応にヒヤヒヤしたけど、後半は酔った勢いで思いっきり楽しませてもらった。
こんな夜、たまにはあるんだなぁと、一人感慨に耽りました。またいつか、機会があればときわ荘ライブやりたいです。

最近、三輪二郎といまから山のぼりの音源ばかり聴いています。来年2月上旬リリース予定の1stアルバム、素晴らしく良いです。聴けば聴くほど、どんどん自分の中に沁みこんでいきます。彼らの音楽が多くの人に届いてくれればと思う。そのために、自分がやれることは全てやりつくしたいと思う。
明日以降、そして来月いろいろなところへ宣伝・営業活動をしに行きます。

そして、11月14日(水)に東高円寺UFOCLUBにて企画する『都会の迷子さんvol.2』にて、三輪二郎の飛び入り出演が決定しました!ソロで弾きまくります!彼の歌、そしてブルースを聴いてほしいです。
こちらの宣伝も、もうあと一押しです。いろんなところ時間見つけて配りに行こう。

前野くんに焼いてもらった豊田道倫さんの新譜も素晴らしくグッときました。12月にこんな素敵なCDが出るなんて、真冬のロマンチックだなと思います。

帰り、下北ドラマで『ゲームセンターCX』と『ドラえもん のび太と鉄人兵団』を借りてきた。「高橋名人の冒険島」が楽しみです。

ロッキンオンジャパンで、エレカシ宮本先生と銀杏峯田くんの対談が載っていた。正直、全く物足りなかった。こんな素敵な組み合わせなのだから、もっと濃密なものにしてほしかった。

そいえば、実家から手紙が届いた。12月に中学の同窓会があるらしい。何だか無性に懐かしくなった。ちょうど中学を卒業して10年目。10年前、ちょうどエレカシが『今宵の月のように』でヒットしていた頃だ。あれから10年後、もうすぐエレカシ久々の新曲『俺たちの明日』が発売される。世間、そして自分自身と向き合い戦い続ける宮本氏の後姿を見ながら、明日も走り続けて行きたいと思うのです。

今週末から、神保町での古本祭り、そして来月から六本木の映画館でATG特集上映がある。
晩秋はジャケットの襟を立ててポケットに手を突っ込んでいろいろなところを歩きたいと思う。ウォークマンで大好きな音楽聴きながら。

少し風邪を引いたみたいです。本でも読みながらゆっくり寝たいと思います。

今日のBGM:三輪二郎といまから山のぼり/ピクニック(轟渚さんの歌声が素晴らしいです。)

しあわせのイメージ

78764248jpeg21日の前野健太ときわ荘ライブが近づいてきた。当日、ネットラジオで生中継してくれる前野健太コミュニティ管理人のさきっちょさんと当日の打ち合わせなどしました。さきっちょさんが撮ってくれた先月26日のレコ発ライブの模様を観ながら。
ライブはいい感じになると思う。段取りをちゃんと練りたいと思った。

ここのところ連勤だった。日々の仕事でていいっぱいそれ以上まで中々できなかった。
なので、今日みたいな休みの日は動きに動いた。
来年僕のレーベルから出す三輪二郎の件、夕方本社で打ち合わせ。一人では思いつかないアイデアがいろいろ出た。サポートしてくださる方は、シーンの中でも最重要人物の方、いろいろなアドバイスを受けた。

市谷から四谷まで夕暮れ時の空の下、ウォークマンでエレカシの『扉』を聴きながら歩いた。何だか無性にやる気が湧いてきた。
新宿で来月の『都会の迷子さんvol.2』のフライヤーを500部増刷した。代々木まで歩いて、Zher the Zooへ。店長さんと来年1月のイベントの相談をした。詰めの段階、ちょっと悩んでるところを聞いてもらった。ありがとうございました。また面白いものになりそうな予感がします。

南新宿の駅で、前野健太とDAVID BOWIEたちのゆきんこさんに遭遇した。これから練習らしい。
11月6日に東高円寺UFOCLUBでゆきんこ祭りがある。絶対行こうと思う。

自宅にてさきっちょさんと打ち合わせ後、下北沢まで見送り王将で晩飯の餃子を買った。
帰り、前野くんに会ってさっきまで1時間半ほど立ち話。お互いの近況を語った。
彼に会うと、ホントいろいろ影響を受ける。そして、計り知れないほどの勇気をもらう。こうゆう友人であり仕事仲間はほとんどいない。あの熱の凄さは半端ではない。バランス感覚がいい人ばかりじゃ、とてもつまらないと思う。何か没頭する熱をもった人、そうゆう人に僕は惹かれる。
普段生活していると、頭のよい人、バランスのよい人ばかりで飽き飽きする。面白みの欠片もない。真っ当な好青年と付き合うほど退屈なことはない。
それより、あぶっなかしいくらい何かをやらかす人間と話したり、付き合っていきたい。そのほうが、いろいろな発想が思い浮かぶ。

呑気だと思えばそう思えばよいと思う。でも、それを言う人はいったいどれだけの人なのだろう。それだけの自信があるのかな?いったいどれだけのことをしてきたのだろう。僕は、人に対してとやかく言う資格はない。
自分の今目の前にあるものに、必死にしがみ付いて何とか形にしていくだけだ。他人のあら捜しで時間を作るほど時間もない。
「生きている証」、そんなものが本当にあるのかわからないが、そういう一瞬を今も探し続けている。それだけだと思う。

今夜は、YOUTUBEで流れているエレカシのドキュメンタリー『扉の向こう』を観ながら寝よう。
あ、今日買った『ぐるり』という雑誌に前野くんの文章が載っています。先日のウチでのインストアライブのことが書いてあった。信号待ちしながら読んでたら時が止まった。

今日のBGM:エレファントカシマシ/星くずの中のジパング

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プロフィール

HN:
佐藤正訓
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/04/15
職業:
ハヤシライスレコード
趣味:
名画座と古本屋めぐり
自己紹介:
レーベル:【ハヤシライスレコード】
イベント:【都会の迷子さん】

【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)

上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!

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