生存者は今日も笑う
短い時間だけど、喫茶エリカとても落ち着けた。休みのとき、ゆっくり読書とか友人と来たいなぁと思った。夏の喫茶店ていいなぁ、歩き疲れて汗ダラダラのとき寄るととっても気持ちが和らぐのだ。人も普段より少し優しく感じる。で、自分自身も少し優しくなれるような気がする。だから、素敵な喫茶店ずっと残っていてほしいと思う。スタバとかエクセシオールばっかじゃイヤだよ。
もう5.6年くらいお茶の水、神保町近辺で大学から仕事場まで過ごしているけれど、まだまだ自分が知らないところ、発見が日々ある。今日、神保町の裏通りほっつき歩きながら実感した。素敵な喫茶店や古本屋さんもまだまだたくさんあるんだ。何だか嬉しくなった。夏の楽しみがひとつ増えた。
東京はホント坂道が多い。起伏の富んだ街だ。だから、散歩してても飽きない。リズム感が自然に備わっている街だと思う。歩きながらウォークマンで音楽聴いているのが楽しい。その街の風景とそのとき聴いている音楽とが、ピッタシカンカンでマッチするときがある。そんな瞬間があると、妙に嬉しくなる。笑顔になる。ちょっと変な人だと思われるかもしれないけど。
今日も昼間散歩しながら、エレファントカシマシの「武蔵野」聴いてたら、妙に曲と風景が重なってきて嬉しくなった。夕暮れ時なんか、前野健太くんの「東京の空」がはまる。
改めて、東京のうたが好きだと思った。自分の中に一番すんなり自然に入ってくるのだ。生活と音楽が寄りそうにある、それが一番の理想だと思う。
みんな自分の好きな音楽ていうのは、その人の生活と寄り添う、自然に生活と共にあるような、そんな音楽なのではないかと思った。
僕はそういう音楽が好きだ。そういう音楽を聴き続けて、生きていきたいと思う。これからもずっと。
一昨日は渋谷O-NESTにてレシーバーズポンポンヘッドのレコ発、前野おとぎのお手伝いでした。
前野健太withおとぎ話、さらに音楽を楽しんでいるような気がした。まだまだやれると思う。
打ち上げ後、前野有馬両氏と渋谷の天下一品でいろいろ話す。もっともっと自分たちから面白いこと仕掛けていきたいと思った。でも、渋谷の天下一品は味にしまりがなく、春に行った京都の本店とは歴然とした差があった。残念だった。
牛尾くんからもらったCLISMSの新音源がよかった。朝出勤のとき聴くと、むちゃくちゃ元気になった。
ユニオンでも取り扱いしてるので、ぜひ聴いてみてください。
http://diskunion.net/portal/ct/list/0/711613
あと、元ラブクライの三沢さんが率いるLETTERの音源が素晴らしい。夏の夜にぴったりグッドナイトミュージック。9月はじめにリリースされる予定なので、こちら絶対チェックしてほしいです。
http://www.bumblebeerecords.net/
http://www.myspace.com/lettermisawa
先日、spotted701の直井さんに呼ばれて行った下北の喫茶店kate coffeeさんで配布しているフリーペーパーが面白いです。
円盤の田口さんのロングインタビューをCoa Recordsの山本さんがやっていて、いろいろ刺激になった。
Q.B.Bさんの『中学生日記』が扶桑社から文庫で復刊していた。
今日お茶の水の丸善で買った。帰りの電車の中で読んでたら、何だか熱いもの胸にこみあげてきた。
中学生、人生で一番くだらない時期だけど、今思うと一番好きなことできてた時期かもしれないと思った。
自然教室とか修学旅行なんか馬鹿丸出しだった。思春期でだんだんと女の子に興味持ち出した時期、今なら言えるけど女風呂とか覗きに行ったなぁ、見れなかったけど。
とにかく、あの頃の赤裸々などうしようもない情熱、それは今でも、今だからこそ大切なような気がする。それは一生変わりはないだろう。
今日のBGM:CLISMS/Running Future From Now
曇り空の向こうでは 夏の嵐が待っている
昨日、ちょろちょろYOUTUBE覗いてたら、昔録ったフラカンのライブ映像がUPされていた。
確か録ったビデオは実家の押入れの中で行方不明になっている。
2003年の頃のフラカン、毎月のようにライブへ通っていた。もう中毒みたいになってた。
で、この曲「吐きたくなるほど愛されたい」て曲が、はじめてライブ観たとき新曲としてやっていて、自分の中でこれ以上ない衝撃を受けた。そして今、この季節になると無性に聴きたくなる。
ここまで自分を素っ裸にさらけ出して歌っている人、そしてそれを多くの人の気持ちとどこかリンクしながら、決してひとりよがりにはならないものを歌っている人に強く感動したのを覚えている。
その頃、僕は大学生、大学ではほとんど誰とも口をきかなかった。3年ぐらいになって、少しばかり話せる人もできたけど、女の子とか、ましてや合コンとか全く縁がなかったなぁ。悔しいなぁ、仕方ないけど。
そんなフラフラとしているとき、フラカンのライブを目撃した。ホントたまたまだった。
燃えつくすことの出来ない、煮えきれない毎日、それを真っ正直に音楽にしている人たちを見て、素直に共感した。安易な気持ちではない、どうしようもない水溜りのような気持ち、そこにしかない自分の気持ちと何だか重なったのだ。
子供の頃、ロックとかやる人は大抵女の人にモテモテで毎日エッチしているものだと思っていた。
でも、そうじゃない人もいる。いや、そうじゃない人たちのやる音楽こそ、日々何かしら屈折感や挫折感をしっかりと身に沁みて持っている人たちの音楽こそ、真に心の奥底に響いてくるのだ。本当の言葉にならない言葉があるんだよ、きっと。
それを教えてくれたのがフラカン、フラワーカンパニーズ。日本一のロックンロールバンドです。
彼らの存在、そのおかげで今僕は多くの人に出会うことができている。その原動力なのだ。
感謝してもしきれないのだ。何が何でも応援したいのだ。これからもずっと。
昨日は、渋谷O-NESTでの渚にてのレコ発イベントにお邪魔してきました。
今回、QJにレビュー書かせて頂きましたので、とっても楽しみにしてました。
新作はまたまた素晴らしくて、田舎のお弁当屋さんのような栄養たっぷりな滋養にもよさ気な名作でありました。
共演はキセル。実ははじめて拝見しました。いい曲ありました。「君の犬」て曲にはしびれた。
「君の僕が死んだ夜 僕の君を殺した朝」なんて歌詞、たまらないやぁ。ググッときた。
そして、渚にて。今回は柴山さんのソロ。聴かせまくられました!
ギターぎゅわんぎゅわんでした。1曲に1曲に神経入り乱れてて、いろんな感情を右往左往しながらのライブ。でも、そこに1つ大事な歌がある。どし~んと揺るがない歌がある。その存在感は素晴らしいの一言です。
アンコールで披露してくださった「渚のわたし」、トキメキました。
最近、渋谷から帰るときはSPBSて本屋に寄る。深夜の2時までやっている素敵な本屋さん。小田急線の代々木八幡までに行く途中、神山商店街の通り沿いにある本屋さん。
大体お客さんは、渋谷近辺のオシャレカップルなのですが全然嫌味じゃないところが好き。
てことより、置いてある本のセレクトが好きです。
野坂昭如さんの詩集でアラーキーさんが写真を撮った本がフェイスされていたのでちょろっと読んでみた。
「僕は 僕から逃げ出さない」て言葉がよかった。力強く、背中押される気がした。
中央線の古本屋さん、神保町の古本屋さんも大好き。
けど、こういうお店も渋谷らしく、渋谷の中のよさ、アイディアが溢れてて好きだと思った。夜中の本屋って何だか神秘的で素敵だ。帰り道が少し楽しくなるんだ。
http://www.shibuyabooks.net/
今日のBGM:渚にて/渚のわたし
ヒコーキもしくは青春時代
久しぶりに、良いイベント観れて嬉しくなった。胸がふくらんだ。
いなかやろうの皆さんは、音楽も人柄も裏表なくそのまんま楽しく切なくその時々の自分に確かに響くものを常に持ち続けている人たち。大好きです。
いつも、ありがとうございます。
『都会の迷子さん』にも、近いうちにまた出演してもらいたいです。
で、今回のイベント、出演者が素晴らしすぎました。
オープニングアクトを務めた寺尾ブッタさんは、月見ルのスタッフさん、歌声ははじめて、楽しそうだった。良い夜になるの確信できました。
お次は、真っ黒けぼっくす!ここのところ夢中です。月見ルぐらいのステージで観ると、ホント迫力感じる。大所帯なのにひとつひとつの音が決め細やかで、そして何よりみんな楽しくてたまらない!ってのが全体から感じることができた。お酒すすんだ。
ボーカルの大月さん、何だかカッコよい、普通に言われるカッコよさじゃないけど、ホントのカッコよさ感じる人。音楽と生活、それが渾然一体となったときのパワー、その力はホンモノだと思う。そこからしか、本来何も生まれないと思う。
マーガレットズロース、先月のワンマン以来に観た。今回は短いステージでしまりのあるライブだった。相変わらず、ロックンロール。
「ベイビー」のうたは、ホントよいね。何度聴いてもウンウンと肯いてしまう。
そして、久しぶりに「斜陽」を聴くことができた。この曲は、ホント名曲だと思う。
生きることのどうしようもなさに真正面からぶつかってはじめて生まれる感情、それを曲にしたら、言葉にしたら、きっとこんな歌と音楽になるに違いない。
今、マーガレットズロースはとことんロックだ。8月には、念願のフラカンとの2マンが新宿LOFTである。
その日のために、その日燃えつくすために、彼は今とことんロックであり続けている。
フラカンファンの方にも、ぜひ観て頂きたい。素敵なバンドです。
shiba in car、港麻里さんと神宇和正博さん、おふたりのユニット。不思議な、でもとっても純粋な時間が流れていた。麻里さんのうたは、久々にスゥ~とはいってきた、舞い降りてきたような自然な歌声、聞き惚れた。大事なもの、またひとつ増えた。ありがとう。
いなかやろうが彼らをどうして呼んだのか、スゴク実感した。また観たい。
そして、トリはいなかやろう。新曲、名前忘れたけどよかった。
このバンドは、ホント絵のような楽しげな佇まいが素敵だ。観てるだけでニヤニヤしてしまう。またまたお酒もすすむ。
真っ黒けの大月さんゲストでの「みんな元気」が素晴らしかった。この曲は、やっぱりライブで聴くと映える気がする。切なくも楽しい、そして毎日は切ないことだらけだからこそ、こんな楽しいひとときを誰もが夢見ているのだと思う。いなかやろうは、楽しげな風情でその切なさを痛いほど自覚しているんだと思う。だからこそ、あんなに楽しく演奏できるのだと。
馬鹿になるには馬鹿にはできない。さんざん無理しないと、やっぱり本当の馬鹿にはなれないのだ。もっと馬鹿になりたい。その才能がほしい。
先日、吉祥寺へ行って『都会の迷子さん』のチラシを撒いてきた。
バサラブックスに顔出したら、関根くん、小松くん、モリヤマくんが勢ぞろいしていた。
小松くん、モリヤマくんの若者に誘われdarchaでご飯食べた。
ナストマトカレーセットでビールを頼んだ。ハートランドビールっていう何とも美味なビールで気持ちよく酔った。良い時間過ごせた。ありがとう。やっぱり吉祥寺は好きだ。
で、帰りバサラに寄ったら、店主の関根くんが寅さん本をたくさん紹介してくれた。
寅さん、そして喜劇役者「渥美清」その人にものすごい興味がわいてきた。
僕はひとりの人好きになると、もうとことんはまってしまうのだけれど、渥美さんの生き方、人生観などもっともっと知りたいと思った。恋だと思う。
「人を好きなる」ことは、とても恥ずかしく自分をさらけ出してしまうことにもなるけど、やっぱりそこの気持ちは大切だと思う。そこからしか、何も生まれないと思う。
もっともっと闇へ、誰もいかないところへ進もうと思う。手探りで迷いながら、見たことないもの、感じたことないもの、これからも出会って行きたい。ただ、それだけが楽しみなのだ。それしかない、もはや。
今日のBGM:shiba in car/クラクション
(先行発売のCDを購入。人柄も音楽もいなかやろうみたいにそのままな素敵な人たちでした。ありがとうございます。)
一人ぼっちの世界
昨日は休みだったので、朝いろいろなところにメールなどでご連絡、昼から下北、新宿中心に『都会の迷子さん』のフライヤー置かせてもらいにいく。
CCCでパスタ食べる。ここ(ともさん)のパスタ大好きだ。はやく夏になって冷たいパスタも食べたいと思った。
昼過ぎ、お茶の水まで来たので、ふらふらっと飯田橋のギンレイホールで2本立てを観た。
実は、ギンレイホールははじめて、何だか地元草加にある(もうすぐ閉店らしい)松原シネマと同じ匂いがした。いろんなもの詰め込んだ古い風呂敷の匂い、おばあちゃんの部屋の匂い。
ジュリアン・シュナーベル監督の最新作『潜水服は蝶の夢を見る』、静かな確かな衝撃に満ちた作品だった。有名雑誌の編集長がある日突然の病いに陥ってしまう。愛し、愛される幸せな家族との時間は、あっさりと、あまりにもあっさりと終わりを告げてしまう。
それは光溢れる世界が一瞬にして真っ暗な世界、一人ぼっちの世界へと追いやられるよう。家族、妻や子供、父からのどうしようもないほどの愛が目の前にあるのに、それに触れることも、語ることもできない、底なしの虚しさとの闘いの毎日。想像力だけが無暗に心を揺さぶる。
ただ、これは人事ではないなぁと思う。どのみち人は一人なのかもしれないと思う。それは、周りに人がいても、いるほどそう感じることがある。みんな、他人なんだと。当たり前だけれど、ごくたまにそのことを痛感することがある。みんな、はなればなれなのだ。
そして、それを受け止めてはじめて、何かをやれる、行動する勇気が湧いてくるような気がする。
2本目の『アース』も面白かった。『ディープ・ブルー』を撮った人たちの新作、今回は地球全体が舞台。
弱肉強食、強くなければ、タフでなければどの世界でも生きのびていくことはできないんだね。
狼に食べられる小鹿の姿見ながら、自分はどっちなんだろって考えた。小鹿かな。
けど結局負けるにしても、ただで負けたくはないよ。精一杯の自分を出し切って負けたいと思う。
「生きている証」しっかりと足跡を残して死んでいきたい。大切だと思う人の心の中に残る人でありたい。
休憩中に、映画のフライヤーをちょこちょこ見てたら、7月に池袋の新文芸座で市川昆監督の特集上映があるみたいです!しかも毎日日替わりで2本ずつ、ほぼ全作品を上映するみたい。スゴイなぁ。
休み調整して何とか何日か観たいものです。とりあえず3回券¥3000買おう。
新文芸座はホント大好きな名画坐、専門学生の頃よくひとりで来たものです。ATG特集ではじめて「青春の殺人者」観たときはもう帰り道が恐くて恐くて。。
ここは、エンケンさんやオーケンさんも好きみたい、たぶんマエケンも好きに違いないよ。
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html
あとあと、映画ていうと最近はこの人の動きに夢中です。
映画やらいろいろ載ってる雑誌『spotted701』の発行人であり、映画配給の直井卓俊さんが今とことん推している映画『片腕マシンガール』がもうすぐ上映されるみたいです。
7/19 (土) 23:45~『片腕マシンガール』公開記念オールナイトVOL.1
『片腕マシンガール』先行上映&和製グラインドハウスナイト!
『片腕マシンガール』都内初上映敢行&深作健太×鈴木亜美のコンビで贈るZ級アクション『エクスクロス』、そして井口昇監督自らによるセレクションによる伝説のアナーキーコメディ『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』の和製グラインドハウス映画3本立てでお送りします!
◎料金:¥2500(前売券¥1500をお持ちの方は+¥1000で入場可)
◎劇場:池袋シネマ・ロサ
◎上映作品
『片腕マシンガール』(2007/監督:井口昇/出演:八代みなせ/96min)*先行上映
『エクスクロス』(2007/監督:深作健太/出演:鈴木亜美/90min)
『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』(1971/監督:江崎実生/宍戸錠/83min)
*ショートドラマ『音女』(演出:井口昇/出演:鈴木亜美 ほか)の特別上映あり
◎ゲスト:井口昇(監督)*予定、深作健太(監督)他
企画・配給:SPOTTED PRODUCTIONS|提供:FEVER DREAMS,LLC、東映株式会社、エイベックス・エンタテインメント、日活株式会社
直井さんの勢いには、久しぶりに「負けたぁ!」と思いました。完敗宣言です。そして、ものすごいエネルギーをもらいました。情熱をちゃんと仕事ととして成立させる実力、僕はまだまだだなぁ~。
エンケンさんの「不滅の男」じゃないけど、負けるものかぁ~!と思うのですよ。
大橋くんのまんが欲しさにチャットモンチーのシングルを買いました!まんが、とっても面白かった。もう、どんどん暴れちゃってほしいです。CDはまだ聴いてないよ。
大橋くん、買ったよ。
で、その大橋くんに4コマ書いてもらっている冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』が上に書いた直井さんの雑誌に封入して頂けることになりました。嬉しいです!いっぱい刷ろう。
今回は、ぱぱぼっくすの特集、ライブレポはTOMOVSKYとおとぎ話のワンマンライブなどなど掲載してます!
ぜひ、読んでしかめっ面してください。
どうしたって死ぬのなら、朽ち果てていくのなら、せめて好きなこと思いっきりとやってそれで死にたいと思う。
まだまだ、永遠の田舎者はもがきまくるのだ、目まいがするほどの悪あがきは続くのですよ。
笑われたり、馬鹿にされたり、蹴っ飛ばされたり、無視されたり、とことんやってやりぬく覚悟なら何でもないはずだろう。もっともっと汚れていこうと思う。
そして、そんな気持ちにさせてくれる、絶望がとことんワクワクするような人たちが周りにたくさんいることが、今どうしようもなく嬉しい。
端から見てるだけで馬鹿にしてる人たちにはもう興味はないのだ。
10代後半から読んでいる谷川俊太郎さんの詩集『これが僕の優しさです。』(集英社文庫)を読みなおしたい夜でした。
今日のBGM:はちみつぱい/僕の幸せ(ちゃんと変換できないです。)
たった一度「ひらけ!扉。」
先日出来上がった音を聴かせて頂いたのですが、相変わらずの染み入る「うた」に溢れた名盤です。
ぱぱぼっくすを聴いていると、変わらないこと、続けることの大事さ、あるいは難しさ、そしてかけがえのなさを痛感する。変わらないこと、それは進歩していないことではないはず、変わらないことこそ変わっていくことである、と思う。
少年のとき見た夢、小学校の卒業文集で書いた夢、それと今の自分を少し重ね合わせることのできる「うた」と「おと」に包まれた贈り物、それがぱぱぼっくすの『僕のものになれ』(タイトル大好きだなぁ~。)です。
ぜひ、お近くのレコード店でチェックしてみてほしいです。
で、ウチのお店(ディスクユニオンお茶の水駅前店)限定で、ボーカルさわださんの直筆のメッセージカードと特製ステッカーをお付けしています。
CDと共に、少しでも喜んで頂けたら幸いです。
さらに、ぱぱぼっくすのインタビューを掲載した冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』も今日より配布開始しました!とりあえず店頭のみです。こちらもよろしくです。
帯のコメントであぶらだこの小町裕さん、音楽ライターの岡村詩野さんと共に、おとぎ話の有馬くんがコメントを寄せています。とても素敵な文章なので引用させて頂きます。
悩み多き若者の背中には「あきらめてたまるか」
と言う涙をこらえた決意がほんの少しだけあるのです。
石ころ蹴っ飛ばしながら家に帰る僕らの背中が見える音楽。
素敵なアルバムをアリガトウ。
有馬和樹(おとぎ話)
そして、このぱぱぼっくすの新作発売を記念したイベントを7月21日(海の日)に代々木Zher the Zooにて開催させて頂きます。
おとぎ話、前野健太、三輪二郎といまから山のぼり、そしてぱぱぼっくすのレーベルギューンカセットの須原さんがサポートで参加している埋火(うずみび)を迎えて盛り上げていきたいと思います。
東京、その近辺お住まいの方、ぜひとも遊びに、お祝いにいらしてください。
心よりお待ちしてます。
21日(土)、仕事終わりに渋谷のO-NESTにてnhhmbaseのレコ発イベントにお邪魔しました。ネハンを観るのは昨年の夏、GELLERSのレコ発お寺ライブ以来でした。
久しぶりに観た彼ら、いやぁカッコよくなってました。偉そうですみませんが、ホントにカッコよかった。キラキラしていた。
スペシャルゲストととして、エゴラッピンの中納良恵さんが2曲歌ってくれました。しかも、ブルーハーツの「未来は僕等の手の中」、素晴らしかったです!
共演のOOIOOも素敵でした。また観たいなぁ、イベント呼びたいです。
にせんねんもんだいは最後の曲しか聴けなかった。今度ちゃんと観たい。
で、その帰り下北で三輪二郎くんとさきっちょくんとSPOTTED701の直井さんと合流(途中で携帯落っことして壊れて冷や汗かきました!)、ウチのアパートで雨宿りしてもらいました。狭くて汚くてごめんなさい。
で、画像がその直井さんがすごい勢いで発行している雑誌です!28日発売とのこと、前野くんのことにも触れているので、ぜひ読みたいです。あと、この雑誌をデザインを担当しているのがTOKYOHELLOZの一員でもあるさきっちょくん、同い年なのに年上みたいです。
日曜日、結局ウチに泊まった三輪くんとともに下北ぶらり。雨が凄かったけど、雨宿りにと入った喫茶店「いーはとーぼ」は相変わらず落ち着いてて、雨の街にぴったりの隠れ家だった。ここの珈琲は大好きだなぁ。
たまたま置いてあった雑誌『ぐるり』のバックナンバーをペラペラとめくってみた。2.3年前に前野くんが書いた文章が載っていた。よい文章だった。
雨の街に沁みる文章だった。ありがとう。
「百年後」聴きたくなった。
夜は、大事な打ち合わせ。心に決めたこと、何とか実現させたいと思う。
いろんな人の意見を聞き、そして自分で考えたうえで進んでいきたいと思う。
後ろは振り向けない、振り向いてももはや何もないのだ。そのことは自分自身が1番に知っているはず。いつまで続くかわからないこの毎日、己自身の道を歩むべく反抗を続けていこうじゃないかと、心に硬く硬く誓ってみよう。ガストロンジャーな気分な夜、ただ酔っ払ってるだけかもしれないけど。
とりあえず、さっき帰りにドラマで借りた『男はつらいよ 寅さん恋やつれ』を観て寝よう。
最近、スーパーの店員さんが気になる。ピーコックの女の店員さん好きだなぁ。
美人てわけじゃないけど、笑顔がとても素敵な人だ。嘘のない表情が好きだ。
あと、今日寄った三茶のサミットのおばちゃんのしわしわの笑顔も素敵だった。
きっと若い頃は可愛らしい娘さんだったに違いないよ。
それに比べ前まで通っていたオオゼキのレジの店員さんはいまどきの可愛い子だけでつまらないと思った。
何だか機械的にあしらわれて、味気がないよ。
何でもマニュアルになっていくんなら、せめて人とだけはどこかで心通うもの求めたいと思う。
年を重ねる度に、切にそう思う。
今日のBGM:ぱぱぼっくす/僕のものになれ
心は駆け巡る 夜の空を駆け巡る
都会の迷子さん生誕1周年記念日
&ぱぱぼっくす3rdALBUM『僕のものになれ』発売おめでとう !
7月21日(海の日)
代々木Zher the Zoo
出演:ぱぱぼっくす(大阪)
おとぎ話
埋火(東京+大阪+福岡)
三輪二郎といまから山のぼり
サブステージ:前野健太
DJ:なんのこっちゃい西山。
開場17:30 開演18:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)
チケット入手先
チケットぴあ Pコード:292-742
ローソンチケット Lコード:76793
ライブハウス店頭
お問い合わせ:代々木Zher the Zoo TEL 03-5358-4491 E-MAIL zherthezoo@ukproject.com
本日(21日)より、おとぎ話出演の告知解禁です!
このブログやmixiチェックして頂いてる方には、多分わかってたと思いますが(ボカシがかなり薄かった)、とりあえず今日から一般告知開始です!
でもって、今日は折込して頂ける各ライブハウスさん、撒いてくださる出演アーティストさんにフライヤーを郵送、手持ちの作業をしこたましてました。
またまた素敵なフライヤーです。皆さんのもとへ届いたら嬉しいです。
そして、今回も大橋くん&奥田さんコンビにお世話になりました!
ありがとうです。今度また奢りますね。
当初、僕は前野健太withおとぎ話での出演をお願いしていたのですが、ぱぱぼっくすの新譜を聴いた有馬くんから、「おとぎ話」として出演したいとの返答をもらいました。
それだけに、今回の彼らのライブへの気持ちは特別だと思います。
この日だけのおとぎ話、きっと観られると思います。
ぜひ、多くの方に観て頂きたいです。よろしくお願いします。
エミール・クストリッツァ監督の特集が早稲田松竹でやっていたので、何とか時間見つけて観てきました!
この監督、実はあまり詳しくはないのだけれど、前野健太くんがオススメしていたのでどうしても映画館で観ておきたかったのです。
で、内容はというとまぎれもない「愛」がそのまんまの形して動き回った最高の喜劇、エンターテインメント、そして人生そのままなのでした。
旧ユーゴ出身で、戦争も絡んでるからちょっと暗い感じのもの、東欧(特にポーランド)の監督に近い質感を予想していたのに、めちゃくちゃはちゃめちゃで破天荒な登場人物ばかりで、ちょっと呆気にとられてしまいました。
純粋に生きることがダサく、恥ずかしいことと感じがちなものですが、この映画を観たら、端から見てどんなに滑稽で馬鹿馬鹿しくて、あるいは見っともない醜態であったとしても、やはり自分ていうものを出しきるのが、それがその人の人生だと思わざるを得ないのです。どんどん、もっと恥をかいて生きていこうとさらに思うのです。
で、監督が残したメッセージも素晴らしい、ズバリの言葉なのです。
「愛」というのは、人間にとって最も強力なモチベーションになる。そして僕にとっては、映画作りに欠かせない要素なのだ。 ―監督:エミール・クストリッツァ
愛なんてただの言葉だろ、て歌詞もあるけどそんなただの言葉でしか表現しようもないものだからこそ、僕みたいなロクデナシはどうしようもなく探し求め、迷い、悩み、転げ回るのだと思う。
少なくとも僕はそうだな。それしかない。
そして、形としてあるものだったなら、それはもう探す必要もないのかもしれない。
それを見つけられた幸運な人は、それを大事に大事に生きていってください。
梅雨でユウウツな気分に陥ってしまうとき、無理矢理元気なうたは聴きたくない。うそ臭い。
久しぶりにTOMOVSKYの『大航海』を聴いた。近所のコインランドリーで洗濯しながら聴いた。
フラカンの圭介さんもこの前言ってたけど、「SKIP」いいね。静かに確かに夜は更けてくのを感じる。
そして、ユウウツな気分も少しずつ少しずつ薄まっていくようだ。
そんな音楽が身近にあって良かったと思う。お金も地位も何もないけどね、夢中になれるもの、それがひとつでもあればいいんだぁ、て思った。ありがと、ありがとう。
秋葉原の事件の人も何か大事なものあれば、それひとつあれば良かったのにと思う。
それだけで、ホント生き方が少しでも変わる、変わっていけるんだと思う。
中島らもさんのエッセイ、久しぶりに読みたくなった。アホに生きよう。
金曜の夜の新宿の街は、楽しげな人たちでいっぱいだった。明日はお休みなんだろうね。
いつもちょっと迷惑だなぁってウンザリするけど、今日は何だか穏やかに見ることができた。
プライドがある人たちは大変だと思う。勝ち負けだけの世界では、とてもやっていけそうにはなさそうだ。
でも、人一倍負けず嫌いなのも直らないや。
今日のBGM:おとぎ話/ネオンボーイズ&いなかやろう/はなすうた
http://jp.youtube.com/watch?v=ilbEdPtaVE4
死ぬまで思春期やってやれ
安野さんのこの本を読んでいると、ふとそんなこと考えてしまう。
10代後半の思春期の青年に安野さんが自分の思いを語る文章、それは彼が今まで経験してきたもの、読んできた本、そして生き様が刻み込まれている。自然、いつのまにかその本の世界に魅了される自分がいる。住人だ。
先入観に囚われぬ生き方、素直な自分をどこまでも出していくこと、それは難しいけど、おじいさんになったときには少しでもやれたことやれたと思う生き方をしたい。
思い通りに行かぬこと、得てしてそれは人間関係にある。違う人同士が同じ気持ちになることは、ホントごくごくまれなことなのだ。それを、ついつい自分勝手な考えを押し付けてしまう、イヤ~な自分の姿を読みながら痛感した。それでは、いつかみんな離れていってしまうだろう。
日曜日、三軒茶屋のグレープフルーツムーンにてハヤシライスレコード企画『あがた森魚といまから山のぼり』を開催しました。来てくれた方、本当にありがとうございます!
1番手のshibata emicoさん、大好きな森田童子の「たとえば僕が死んだら」をやってくれました。リハで聴いた時点で、うわぁ~て嬉しくなりました。shibataさんの声にははまりまくりの曲でじんわりと聴き込んで、胸の奥ん中へ静かに沈んでいきました。ありがとうございます!
三輪二郎といまから山のぼり、新曲がカッコよい!もっともっと多くの人に聴いてほしいと切に思った。そして、それが自分の役目だと改めて感じた。グレープフルーツムーンと山のぼりの音楽は、すごく相性がいい。ぜひ、観てもらいたい。
あがたさん、ライブはデートみたいなものって言ってた。ホント、そうかもしれないなぁと思った。初対面はいつでも緊張だ。やる側も観る側も不安がある。けれど、少しずつ自分をさらけ出していくことで、だんだんと気持ちは和らいでくる。そして、ライブが終わる頃には親密な関係になっている、あがたさんのライブは正にそんな感じなのだ。よい体験だった。
「赤色エレジー」や「僕は天使ぢゃないよ」などなど名曲たくさん披露してくださった。中でも、「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」にはしびれました。語りも含めて素晴らしい「うた」です。
そして、今回は特別にあがた森魚といまから山のぼりでセッション!これまた素敵な「百合コレクション」、いつまでもいつまでもこの人たちの演奏が続けばと思った。「今」がそこにはあった。
月曜日は前野健太くんの無力無善寺でのワンマンライブをお手伝い。
予約が60人くらい来ててビックリ、知らない人もいっぱいいたと思う。どんどん広がっていく感じがする。
ライブは2部構成、アコギとエレキ、新曲たくさん披露された。この中からどれだけが次のアルバムに入るのだろうか?まだ完全な形となっていないからこそ、スゴク楽しみなところたくさん見つけられた。
打ち上げはピンサロ街のおなじみの中華屋さん、でおなじみの面子が揃ってとても楽しかった。カルピスサワー何杯か呑んでニヤニヤしていた。
漫画家の大橋くん、今度何やら面白そうなこと企画してるらしい。とてもとても楽しみだ。
spotted701の直井さんともはじめてちゃんと(ちゃんとしてないけど)お話できた。もっと映画の話したいと思った。
打ち上げ後、みんな終電で帰ったので、前野くんとふたりコクテイルへ。
午前1時ごろ、まだ開いていた!荻窪のささま書店の人が呑んでいた。この人も面白い人です。
店主の狩野さん、奥さんから前野くんの新曲について、いろいろと駄目だしされた。真っ当な意見だと思う。
けれど、そこから脱却する、飛躍していく「うた」が必ずあると思う。課題だ。
写真は2次会コクテイルライブ、だいぶ酔っ払い。
昨日渋谷のO-WESTで観たトクマルシューゴ&マジックバンドの演奏が素晴らしすぎた。ボォ~と聴き惚れてしまった。トクマルくんはやはりやはりずば抜けているね。恐れ入りました。
東京にはいろんな音楽、そしてうたがある。東京で暮らすようになって、それがどんどん身近に自分の内なるものと共鳴することが多くなった。それは、とりもなおさず音楽と生活が一緒くたになった証拠なのかもしれない。もう、そこからは抜け出せないと思った。幸せなことか不幸なことなのか、誰も知らない。ぶつかっていくしかない。
明日からまた雨らしい。梅雨到来だ。
ここ何日か、夜風が気持ちよくて自転車で散歩したり、家で読書したりするのがとても気持ちよかった。
何にもないけれど、静かに気持ちが満ちていく夜、また訪れたら嬉しい。
あ、久しぶりの髪を切った。前髪さっぱりして気持ちがいい。
今日のBGM:Joe Strummer/Burning Lights
さよなら!街の恋人たち
出演:あがた森魚
三輪二郎といまから山のぼり
shibata emico
開場18:30 開演19:00
前売¥2300 当日¥2500(共に1ドリンク代別)
http://
★ご来場の方には、未発表音源CD-Rをプレゼントします!★
今年2月発売された三輪二郎といまから山のぼりの1stアルバムを発売するべく生まれたレーベル「ハヤシライスレコード」が贈る、素敵で可笑しな一夜、ぜひお越しください!
今回も特別メニューとしてハヤシライス(¥500)が登場します!
店長さんの熱い気持ちがこもった美味しいハヤシライスも、ぜひよろしくです。
あと、父の日なので両親招待しました。来てくれるかな。
そして、翌日は東京では久々の前野健太くんのワンマンライブがあります!
こちらは、受付やお手伝いしてると思います。お待ちしてます。
僕も4月京都以来の弾き語りワンマンライブなので、とっても楽しみです。
■6/16(月) 高円寺無力無善寺
【ギターと歌うvol.4】
前野健太ワンマン
OPEN19:30/START20:00
adv¥1000/door¥1500 (+1DRINK¥500)
*前野健太チケット予約センター受付中
samzlasあhotmail.co.jp
(~前日6月15日で受付終了になります。)
そして、その次の日はこれまた久々のトクマルシューゴ&ザ・マジックバンドのライブにお邪魔します。
マジックバンド、ホントのところゲラーズよりも好きかもしれません。素敵です。
これはただのお客さんで観に行きます。XIU XIUも楽しみです。
Melting Pot Special
2008.6.17(火) @ 渋谷O-WEST
open 18:00 / start 19:00
XIU XIU
トクマルシューゴ&ザ・マジックバンド
テニスコーツ
降神、
<DJ> Greg&Satomi (DEERHOOF)
http://www.bls-act.co.jp/melting_pot/melting_pot_special_ahwootrapp.html
今日の昼休憩のとき、先日漫画家の本秀康さんにオススメしてもらったミニストップのアップルマンゴーパフェを食べてみた。美味しかった。
11日、松倉如子さん渡辺勝さんのライブを観に青山の月見ル君想フへお邪魔しました。久しぶりのふたりのライブだった。勝さんの曲を気持ちを込めて歌う松倉さんの姿が印象的だった。月見ルの2階から観るのが好きだ。いろんなこと考えながら、じんわり聴くことができる。いなかやろうの土岐くんに会った。いろいろ話した。面白かった。
休みだったので、夕方から自転車で青山ブックセンターにも立ち寄った。
この本屋さん、渋谷で唯一好きな、落ち着いていられる本屋さんだ。1,2時間は裕に楽しませてもらえる。今回も写真集のぞきまくった。あと、大好きな星野道夫さんの本もたくさんあって嬉しかった。QJ買って、近くのドトールで読んだ。嬉しいとか恥ずかしいとかではない、感慨があった。でも、まだまだ納得のいくものは書けていないと思う。
納得いくものを作る、それは死ぬまで無理なんじゃないだろうかと思う。
でも、ホントはそれでよいのかもしれない、思いのままいかないから、途切れてしまったものがあるから、僕は生きていけるのかもしれない。
と、土曜の夜の街をひとり歩きながら思った。まだまだ死にたくなんかないのだ。
先週の終わりぐらいから風邪をこじらせてしまった。今回はなかなかしぶとい、この前仕事帰りに、他人の家の塀によっかかってしまった。今まではこんなことなかったのに、自分でもビックリした。少し、1週間でもよいからゆっくり時間がほしい。
でも、それは贅沢なこと、甘えなんだろうなぁ。好きなことやってるんだから、これぐらいの代償は仕方のないことなのかもしれない。まだまだやれる、やらなければならない。
薬もあまり効き目がないのだ。
明日からも大事な日が続く。ゆっくり寝よう。
知人が言っていた。「大丈夫」「大丈夫」と心の中で唱えれば、ホントに何とかなるんだって。
今夜は、それを少し信じてみよう。
今日のBGM:石橋英子×アチコ/大人になれば(豊田道倫)
俺 本当に馬鹿の最高だ
中央線沿いの町並みが好きだなと思う。年を重ねるたびに特に感じる。いろんな哀愁がこもってて、とても素面じゃいられない気持ちになる。路地裏には老舗の居酒屋で地元ダンナたちがまったく良い顔してニヤニヤしているわけで、土曜の夜、こういう風景を見れるだけで僕は何だか嬉しくなる。誰かと無性に話がしたくなる。
土曜の夜遅く、あがた森魚さんのライブへお邪魔するため阿佐ヶ谷のJAMB JAMBへ。
僕がお店に着く頃には、ちょうどライブもアンコールの最後の曲が終わり、そろそろとお客さんが出てくるところだった。
今度の15日のイベントの宣伝を来たのだけれど、カバン探してもチラシがない。どうやら家に忘れてきてしまったらしい。とりあえず1枚あったので、それ見せながらお客さんに声かけました。馬鹿みたいだよ。
そして、はじめてあがたささん、スタッフさんにご挨拶。15日、いいイベントになりそうな予感がムクムクとしてきた。
終電まで阿佐ヶ谷の友人とホープ軒でラーメン食べて話す。
中央線には信頼できる友人も多く、そういうところも好きだ。
あがたさんのライブの前、夕方仕事後に恵比寿のリキッドルームでフラワーカンパニーズのライブにお邪魔しました。
久しぶりの東京でのワンマンライブ、いろんな感慨に耽りながらスロープを少しあがったところで観ていた。フロアで踊ったり、グッときたりしてるお客さんの姿とステージのフラカンの名演、何だかいい風景だった。僕がライブてものに足繁く通うようになったのは、正しくこんな素敵な風景があるからだと思う。
胸の熱いもの、取り戻したような気がする。ありがとう。
「大人の子守唄」いい曲、何度も何度も帰り道ひとりで口ずさんだよ。
軽く一駅、二駅歩けそうな気がした。
「どうしても僕にはロックンロールが必要なんだよ」(「大人の子守唄」)
圭介さんの言葉、大好きだ。
ライブ後、久しぶりにお会いした。その人柄も素敵だ。圭介さんみたいな39歳、いいなぁ。
日曜日、松倉如子さんと渡辺勝さんと溝の口でご飯を食べる。今回の渡辺勝40周年くらいライブ、そしてフェアの打ち上げ。
松倉さんの勝さんへの愛情、これはどうしようもないくらいに情熱的で素敵なのだ。
年こそ離れてはいるが、この2人にはそんなものが一切関係ないほどの絆を感じる。
それは、音楽の絆。相方、と勝さんのことを呼ぶ松倉さんの顔は、常にキラキラと輝いている。その輝きがいろいろなもので見えなくなりそうな時がある。でも、この2人には何の問題もないような気がする。信じてる。
純粋に音楽家としての道を歩んでいる彼らの姿、今後もいろいろあると思うんだけど見届けて行きたい。
あと、ひとつ嬉しいニュース。いっつもお世話になりっぱなしの漫画家大橋裕之くんが6月25日発売のチャットモンチーのニューシングル『風吹けば恋』の先着購入特典のまんがを書いています!
チャットモンチーも出てます、メンバーさん大喜びだそうです。
おめでとう、大橋くん、奥田さん!
今日のBGM:あがた森魚/百合コレクション
無鉄砲でスキだらけで思慮深くない男
今回、初の雑誌インタビューでしどろもどろ、てんてこまいでうまくできなかったのですが、担当の梅山さんにフォローされまくりながら、何とか記事を書くことができました。
大変お世話になりました。ありがとうございます。
そして、渚にてのレビューは正直好き勝手に書いています。ほとんど、曲のこととか触れていません。けど、仕事の帰り道何度も聴きながら書いたらこんなふうになりました、という感じになっています。自分が出ているかもしれません、良くも悪くも。
今回は、前野健太、三輪二郎両氏の対談(というか語らい)も掲載されています。僕は、この現場立ち会ったのですが、はじめはどうなることやらという感じでしたが、さすがの編集者さんの力量、なかなかな記事になっています。ぜひ、読んでみてください。
今回は、大好きな戸田恵理香ちゃんが載っているので、それも楽しみです。
http://quickjapan.seesaa.net/
また、連載など書かせて頂いてますwebマガジン『月光荘』の6月号がUPされました。今回は、共に都内でイベントを企画している「ラプソディ」のミズニワくんと司会であり本誌の責任編集である山藤さんとの座談会の模様が記事でUPされています。なかなか、恥ずかしい感じですがお暇なときでもゆっくり読んでくれたら嬉しいです。
ミズニワくんとは、いつか合同で面白い企画したいなぁ、と思っています。頑張ろう。
あと、三輪くんや何故か埋火の見汐さんが僕へのコメント寄せてくれています。正直、見汐さんとはほとんどお話したことないので、なんでかぁ~という感じなのですが、でも嬉しいです。
こういうwebマガジン、なかなか難しいものだと思います。山藤さん、ホント頑張ってくださいね。できることはしたいと思います。少しでも、多くの人に届くようにするにはどうすればよいのかなぁ、いつも考えてるけどなかなか答えは見つからないです。とりあえず気持ち込めてやるしかないですかね。
よろしくお願いします。
http://suntronix.michikusa.jp/gekkoso/
ぱぱぼっくすの4年ぶりの新作『僕のものになれ』が古巣のギューンカセットさんより6月25日に発売されます。
ぱぱぼっくすのライブをはじめて観たのは、確かUFOCLUBのおとぎ話の企画だったかと思います。一目惚れでした。正しく。そのときにも披露されていた今回の表題曲「僕のものになれ」は本当に名曲です。ぜひ、聴いて頂きたいです。
写真は、最近のものだそうです。たるたにさん(右側)骨折したみたいです。大丈夫ですかね。バンドの顔です。
で、今回の新作、ウチのお店ではディスクユニオン限定のDVD-Rに加え特製ステッカーとボーカルさわだともこさんからのメッセージカードをお付けします。メッセージカードはあんまり数なさそうなので、どうぞお早めにです。ご予約もできます。
http://diskunion.net/st/shop/ocha_ekimae.html
ここのところ、ちょっと気になる人たちのライブへちょこちょことお邪魔させて頂いていました。
これから何かを感じるところ、何だかそんな光のようなものがまだライブハウスにもあるような気がします。
正直、今のライブハウスは詰まらないバンドばっか出ていて面白くもないカッコよさばっか競ってる人たちばかりで、ちょっとウンザリしています。もっと重要なこと、生きることにおいて大切なもの、きっとあるはずだと思います。僕は、それを見たい。
でも、ごくたまにだけれどキラキラと光る人たちがいます。僕が好きなのはそういう人たちです。光です。
昨年出会った前野健太、三輪二郎、松倉如子、三人の音楽家にはそれを眩しいほどに感じました。
これからの彼ら、どこまで光るのか見届けたい。どんな形であったとしても。
これからは、人生を誤魔化さず生きていければ、それだけが目標だと思う。
端から見てどうだとかそんな無駄なことは考えたくはない。
昨日は、渋谷で三輪くんと呑みながら、彼の気持ちよさ気な顔見ながら、そんなことあんなこと考えた。
まだまだ何もやれていない、そう思う。申し訳ない気持ち、そしてどうしようもない悔しさで心がいっぱいになる。
とりあえず、15日の三輪くん企画の特典CD-R作りに没頭しよう。今、過去のいろいろな音源の中から面白いもの集めて編集してます。来て頂いた方、ひとりひとりが喜んでニヤニヤしてくれるようなもの差し上げられたらと思います。ハヤシライスレコード企画『あがた森魚といまから山のぼり』どうぞ、よろしくお願いします。
「今の三輪二郎といまから山のぼり」、観て頂きたいです。
タイトルは、三輪くんが僕に対してのコメントでの言葉です。痛いほど言い当ててるなと思います。
今日のBGM:壊れかけのテープレコーダーズ/無人の遊園地
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イベント:【都会の迷子さん】
【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!