泣いてたまるか
崖っぷちの迷子さんでした。
出演して頂いたみなさま、本当にお疲れ様でした。
それぞれの「うた」、確かにあったと思います。
今回イベントを企画して、いろいろなことをもう一度考える契機になりました。
本音を言うと、もう止めようかなとも考えました。
お客さんを呼べる出演者だけで固めて無難なイベントをするのか、それとも確信的な実験的なイベントを企んでいくのか、自分自身の芯がぶれていた、集中しきれていなかったところも反省点です。
また、イベントは自分だけのものでは決してないこと、お客さんを楽しませるのはもちろん、出演してもらうアーティストにも刺激や歓びを感じられるものを企画していかなければならない。
あと、自分のイベントを表面だけではなく興味を持って共につくりあげていくスタッフさんの力、それを痛感しました。スタッフさんとのやり取りの中でこそ、本当に意味のあるイベントは作られていくのだと思う。
僕は、いろんなことを蔑ろにしてしまっていたような気がする。
正直、イベントやっていて初めて挫折感を味わいました。
けれど、もう戻ることはできないのだということも痛感しています。
今行き着いた場所で生きていく、「ここでうたう」しか道はないのだと思います。
土曜日の夜、ふと仕事帰りに実家に帰ろうかと思いました。
東武伊勢崎線の北千住まで来て、急に泣きたくなってしまった。
週末の駅のホームは、これからを楽しむ若者たちで少し騒々しかった。
電車の窓際に寄りかかりながら、両親に一度実家へ戻ることを相談しようかと考えていた。
竹ノ塚ぐらいまで来て、やっぱり引き返そうかとも考える。
家路に着いたら、相変わらず両親はニコニコしていた。
借りてきた「寅さん」を観ながらご飯を食べた。安心して、いつの間にか寝ていた。
ただ、実家もいずれ兄の持ち家になってしまう。
僕が住んでいたという痕跡はドンドン消えていく。
「帰るのはいつも この胸のだけ」
本当にそうなんだと思う。みんな消えていくのだ。
時や状況は、情けも容赦もないのだ。
ただただ生きていくこと、ひとりでも誰かとでも、それしかないのだと思う。
気軽に帰れる場所なんて、どこにも結局はないのだ。
日曜は、池袋の鈴ん子屋さんでLETTERのレコ発、前野健太withおとぎ話のライブでした。
彼らは、いつにもまして確信的なうたを持っていた。自信に溢れていた。
どこでやろうが関係ないのだ、自分自身とちゃんと向き合いさえすれば、何も恐いものはないのだ。
でも、ルフランさんもJOJO広重さんもものすごい衝撃でした。
そして、この日の主役LETTER、うたの持つ力が4人の演奏にしっかりと結実していて、貫禄さえ感じる素敵なライブだった。ああいう大人になりたいと思った。
このごろは新しいお店の準備をしこしこしながら、来年から活発に動き出すハヤシライスレコードの制作/営業についてのことを考えるのが日課。
自分自身、今後5年後10年後どうあっていたいかと真剣に考え、そこへ結びつける今をしっかりと繋ぎとめていたいと思う。
そして、イベント【都会の迷子さん】も試行錯誤しながら、より多くの人に楽しんで頂けるよう努力していこうと思います。野外でやりたいなぁ。
今日のBGM:遠藤賢司/俺は勝つ
秋の夜空に舞う迷子さん
秋空に、夕焼けに染め上げていく『都会の迷子さん』、どうぞよろしくお願いします。
『都会の迷子さんvol.8~帰ってきた迷子さん~』
10/17(金)新宿red cloth
出演:owkmj(俺はこんなもんじゃない)
いなかやろう
shiba in car(京都)
灰皿(神戸)
スペシャルオープニングアクト:松倉如子
DJ:なんのこっちゃい西山。
開場18:00 開演18:30
前売\2000 当日\2300(共に1ドリンク代別)
http://
出演者を見ても今回の迷子さんはかなりの実験の夜、発見の朝です。それぞれの明日へ持ち帰るものが確かにあると思います。掴みとって頂きたいです。
来月の自主企画イベントにて、あだち麗三郎くんが脱退するowkmj(俺はこんなもんじゃない)、ぜひ一度観て頂きたいです!残りわずかな貴重な顔ぶれでのライブ、燃焼してほしいです。
最近特に成長めまぐるしいいなかやろうも本当にオススメ、観て頂きたいのです。
新曲がどれもこれもくすぐったくなるぐらいの快作なのです。
で、今回の関西ツアーを締めくくるにあたって、京都のshiba in carさん、神戸の灰皿さん、という2組を東京へお呼びいたしました。2組ともまったく違う音世界でありながら、音楽へのどうしようもない情熱という点では強く結ばれた方達です。こちらも貴重なライブ、ぜひ体験してほしいです。
実は、2組ともサラリーマンの松本亀吉さん推薦のアーティストさんです。一癖も二癖もある彼らのライブ、ス晴らしいこと間違えないです。
そして、今回急遽出演して頂くことになったスペシャルなオープニングアクト松倉如子さん、ホント久々の出演です。アカペラで、秋の迷子さんフィナーレのスタートを飾って頂きます。
そしてそして、今回1番観て頂きたいのが、実はなんのこっちゃい西山。さん!今回の関西ツアーでいかに西山さんの存在が迷子さんにとって大事なのか実感しました。
無職になっても、いや無職だからこそ一皮も二皮も剥けた、むき出しのなんのこっちゃい、ぜひ皆さん応援してください!来年45歳です。
関西ツアーより帰ってからというもの、お店の閉店業務で毎日肉体労働をしています。引越しのバイトをしていたときを思い出しました。全然続かなかったけど。
今まで働いていたお店がどんどん解体されていくのは、正直何とも言葉が出ない思いです。いろいろな経験をさせて頂いた場所です。ありがたい場所です。
ただ、来月7日(金)からはまた新たな店舗にて、また新たな毎日、仕事がはじまります。今は、そちらへの期待というか、やるべきことへの情熱がムクムクと湧いてきています。
ぜひ、新しい店舗でもよろしくお願いします。
http://diskunion.net/st/special_contents/threestores_prenewal_08/index.html
今日のBGM:shiba in car/クラクション
街や色や希望 今はわからないんだよ
来て頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
出演者のみなさん、ココロときめくライブありがとうございました。
そして、企画段階からいろいろとご迷惑をおかけしたライブハウスのみなさん、本当にお世話になりました。ぜひ、またよろしくお願いします。
あと、なんのこっちゃい西山。さん!今回のツアー最高の殊勲賞、いつにもまして楽しそうな西山さん、笑顔がもう子供のように可愛らしかったです。
ありがとう。
会場でいろいろな人にお会いすることができました。
もっと長い時間いれたら良かったなぁ、けど短い時間だからこそ熱くなれることもあるのだと思う。そんなひとときが何度かあった。大事な思い出。
関西へは、何とか来年も行きたいと思っています。
どうぞ、またよろしくお願いします。
昼前に新大阪に到着。昼は、関西のレコード店さんを周りました。
3時過ぎに会場であるムジカジャポニカへ到着、既に三輪二郎くん、ぱぱぼっくすの面々が顔を揃え、前野健太くんがリハ中だった。
お店の方は夕凪というバンドの方で、とても気さくでありがたかったです。
開場時間、既に入り口にはお客さん来てくれてて、何だかホッとしました。
オープニングアクトさんましめさばさん、ずっと「そば」と間違えてしまい失礼しました!
うたは、新鮮だった。静かなはじまり、確かにそこにありました。
三輪二郎、初の関西ライブ、短い時間ではあったけれど確かな足跡を残すことできたと思う。
ぱぱぼっくす、今回は澤田さん、たるたにさんのお2人でのライブ、ふたりのハーモニーの素晴らしさ、やりとりの面白さ、何だかリラックスしていた。観ている側も気持ちよくその場に酔うことができた。
前野健太、実は大阪では初のライブでした。堂々たるステージ、うたにかけるどうしようもない覚悟がこもったものだった。
トリは、渚にて。柴山さんの、うたとギター、あとバスドラ、そして言葉、すべてがロックだったような気がする。
サポートのベースの方も素晴らしかった。
音楽と共に長くあり続けることの全てが、やはりその人その人のライブに色濃く反映されているのだと思う。
とりわけ、柴山さんのライブパフォーマンス、圧巻でした。
皆さん、ありがとうございました。
2日目は、京都の西院ウーララさん。レコード店への営業が長引き、夕方前に会場入りすると、既に出演者の方は準備万端。
リハ後、おにぎり買うためにコンビニ探しているときに見た夕焼け空が素晴らしかった。
それはもう、詩だった。
この日は会場にDJセットがなかったため、急遽CDウォークマンでの西山さんDJとなった。それが功を奏してか、いつもより西山さんの喋りが面白かった。こういうスタイル、良いかもしれない。迷子さんな感じでした。
オープニングアクトのナキミソさん、春に前野くんライブで京都へ行ったときお会いした現役大学生のシンガーソングライター、この2日間で1番の新発見でした。
東京でも、東京の方にこそ絶対観て欲しい、そう思いました。
三輪二郎くん、昨日よりもリラックスというのか自分のペースで1曲1曲を大事に演奏している姿が印象的だった。この日は、「しろいさかな」が光っていた。
shiba in carさん、個人的にこの日1番のライブだったと思う。何だか彼ら2人の存在がギリギリのところで迷子さんの道しるべのような存在になっていてくれた。音源よりも肉感的なライブ、もっと多くの方、野外で聴いてみたいと思った。
とりあえず、17日(金)新宿red clohthにも出演しますので、東京の方ぜひ観てください!
前野健太は、昨日に引き続きドラムに活動休止中のthe NOの古口くん、そしてスペシャルギタリストととして三輪二郎が参加、「ラブ」「天気予報」は凄まじかったです。三輪くんのエレキ、はじめて聴いた。若大将だった。
トリは、長谷川健一さん。4月の秋葉原の迷子さんにも出演して頂きましたが、京都といったらこの人のうた聴きたいなぁ、と思いこの日もとても楽しみにしていました。
「空の色」はホントに名曲、夕方観た京都の空と同じだった。消えても消えない、消えそうでいつまでも消えないでいる思い出たちみたい、いつまでもいつまでもココロの奥の深いところにある大事なもの、景色、風、人、生活、それを音楽が、長谷川さんのうたとギターが丁寧に包み込んでいた。キレイだった。
打ち上げ、大阪では調子にのって呑み過ぎたので軽く一杯して皆さんと天下一品のラーメンを食べて、夜遅く長谷川健一さんの所有している銀月アパートメントに泊めて頂く。
静かな、今にも壊れそうな現実と夢が一緒くたになったような世界だった。
皆さん、本当にお世話になりました。大阪、京都、皆さん優しかったです。思い出です。
こういうツアーして気付いたのは、当たり前だけどイベントはひとりではできないということ。
企画するのは、僕、そしてライブハウスの方との相談が何よりも大事。そこから、ひとりでは生まれないことができることがある。
そして、当日は出演者、お客さん、それぞれの気持ちから生まれる音楽という場、うたを楽しむ場所がその日に唯一の意味を与えてくれる。
来年は、関西はもちろんまた別の場所にも【都会の迷子さん】でお邪魔できればと思います。
どうぞ、遊びにいらしてください。ライフワークといえるようになりたい。
写真は、京都駅前の三輪二郎さん、お疲れ様でした。
昨晩最終の新幹線で帰り、昼過ぎまで寝ていました。
帰ってきて感じるのは、まだまだ何もできていないということ。
自己満足に浸るのは簡単、けれど本当の意味で足跡を残していくのならば、まだ何もはじまっていないのだと思う。そう思う。そのことをもう一度確かめて、また歩き出したいと思った。
東京で生きていきたい。
今日のBGM:長谷川健一/空の色
恋人たちは手をつないで 俺の夢は何だろう
12/25(木) 東高円寺U.F.O.CLUB
出演:早川義夫+佐久間正英
石橋英子×アチコ
オープニングアクト:前野健太
開場18:30 開演19:00
前売\2500(1ドリンク代別) 当日\3500(1ドリンク代込)
お問い合わせ先:東高円寺U.F.O.CLUB
TEL/FAX 03-5306-0240
チケット入手先:ライブハウス店頭
※11/2(日)16時より電話予約開始です!120枚限定になります。
よろしくお願いします。
本日10/11(土)より告知解禁となりました!クリスマスの特別な迷子さん、ぜひお楽しみください。
本日三軒茶屋グレープフルーツムーンにて開催の石橋英子×アチコさんのワンマンライブにてフライヤー折込されてます。
実は、早川義夫さんを【都会の迷子さん】をお呼びするのは、本当に念願だったのです。
そして、自分の大好きな応援している前野健太くんとの共演、絶対何かがこの日生まれると思います。渋谷より、新宿より、下北沢より、この日は東高円寺な日になるよう祈るばかりです。
雑誌『ぐるり』の最新号の特集が早川義夫さんです。
2回ぐらい読みましたが、早川さんの音楽へ対する気持ち、そして盟友である仲井戸チャボ麗市さんの名曲「MY R&R」をカバーすることへの熱い思いなど、いろいろ考えながら読ませて頂きました。
あと、HONZIさんというかけがえのない存在にも触れられていて、何だか胸が温かくなりました。
夜中でひとり、早川さんの声と言葉に耳を傾けていたい、そんな気分です。
さて、明日より【都会の迷子さん】初の関西ツアーに出発です。
朝方まで作業して、夜明けの新幹線で向かいます。
『都会の迷子さんvol.6~迷子さんぶらり旅 大阪編~』
10/11(土)大阪ムジカジャポニカ
http://
出演:渚にて
前野健太
ぱぱぼっくす
三輪二郎
オープニングアクト:さんましめさば
DJ:なんのこっちゃい西山。
開場17:30 開演18:00
前売¥2200 当日¥2500(共に1ドリンク代別)
『都会の迷子さんvol.7~迷子さんぶらり旅 京都編~』
10/12(日)京都ウーララ
http://
出演:長谷川健一
三輪二郎
shiba in car
前野健太
オープニングアクト:ナキミソ
DJ:なんのこっちゃい西山。
開場18:30 開演19:00
前売¥1300 当日¥1500(共に2オーダー代別)
前野健太2ndアルバム、12月中旬発売を目標に只今鋭意製作中です!
DIW/ハヤシライスレコード第2弾リリース作品として、待望の前野くんのアルバムを世の中へ送り出すこと、これ以上胸が熱くなることはそうないと思う。
幸せ、と共にとてつもない使命感、やらなければならない多くのものに胸がときにゾワゾワ、ソワソワしていきます。ジッとなんかしていられないのです。
今回の関西ツアーも、日中は関西のレコード店への営業巡りをしています。
各地の皆さま、どうぞよろしくお願いします。
夜な夜な、サンプル音源や紙資料など作って、それが少しでも実を結べば、もうそれだけでいいのだ。
胸が熱くなる音楽と歌、日々の何でもない暮らしの中に寄り添う本当の「音楽」たち、その中にそっと身をゆだね、ゆっくりゆっくり温かい紅茶を飲むように生きていきたいと思う。
そしてまた、そんな音楽とともに走り続けていきたいと、そう思います。
いろんな人に出会える喜び、それもまた僕のような不器用な人間にとって音楽はかけがえのないものだと思うのです。
では、大阪、京都、いろいろな風景と人と音に触れて来たいと思います。よろしくです。
今日のBGM:前野健太/3月のブルース
生きてゆくってことに黙り込んでしまう前に
今回は、今月1日発売の大好きなお2人石橋英子×アチコさんの2ndアルバム『サマードレス』について、というのか自分のお2人への気持ちを込めて青臭い文章を寄せております。
お暇ございましたら、ぜひ読んでください!放課後のような気持ちで。
表紙は堀北真希さん、どんどん大人びていきますね。女の人はほんと大人です。可愛い顔してても大人なのです。一生超えられません。
そしてそして今回は、ショーケンさんのインタビューも掲載とのことです!僕は、ジュリーのほうが好きですが、『太陽にほえろ』はジーパンよりマカロニが好きでした。
殉職シーンが、あまりにもあっけなくて、本当の意味で生々しかったです。
http://www.ohtabooks.com/quickjapan/
上記の石橋英子×アチコ、ディスクユニオンでも絶賛発売中です!
各店特典としてPV収録のDVD-Rをプレゼントいたします。
そして、こちらのレコ発記念インストアライブが下北沢店さんにて開催いたします!
【石橋英子×アチコ2ndアルバム発売記念インストアライブ】
日時:2008年10月23日(木)21時スタート予定
ディスクユニオン下北沢店
当日ご来場のお客様で「サマードレス」をご購入のお客様と、特典引換券をお持ちのお客様には、サイン入り色紙をインストア特典として、差し上げます。
※お茶の水駅前店、新宿日本のロック・インディーズ館、下北沢店にてお買い上げのお客様に特典引換券を差し上げます。特典数量に限りがございますため、なくなり次第終了とさせていただきます。
http://diskunion.net/jp/ct/news/article/2/5265
遅れておりました個人で作ってます小冊子『トランジスタラジオで聴きたい日本のロック便り』の最新号がようやく完成、配布を開始しました。
今回の特集は、またもや石橋英子×アチコさん!インタビューを掲載しています。
他、ふちがみとふなと、おとぎ話、いなかやろうなどのレビュー、ライブレポは、石橋英子×アチコレコ発、ニーネスタッフ水庭くん企画『Rhapsody』の模様について書かせていただきました。
今回も、大橋裕之くんの4コマ漫画、松倉如子さんのエッセイ、どうもありがとうございました!
そして、今回でこの冊子一時休刊することにしました。
来週13日(祝)をもって勤務していますディスクユニオンお茶の水駅前店が閉店することになりました。一度でも足を運んでくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!
で、来月7日(金)に装いも新たに近隣のスペースにてリニューアルビッグオープンいたします!
ディスクユニオン都内最大のスペースとなる新店舗、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
お待ちしております。
http://diskunion.net/shop/ct/ocha_ekimae
今週末は、いよいよ『都会の迷子さん』初の関西ツアー、今回は12月リリースとなるDIW/ハヤシライスレコード待望の新作の営業も兼ねた関西ツアーとなります。只今、営業用資料、音源編集など鋭意行っています。
関西のみなさま、どうぞよろしくお願いします!
ハローワークに通いながら職探し中のなんこっちゃい西山。さんも無事ツアー同行して頂けることになりました!頑張りましょう。
ツアーから帰ってきての週末17日(金)、久しぶりの都内での『都会の迷子さん』、関西の魅力的な2組shiba in car、灰皿を迎えて暮れゆく東京の秋空へ、またひとつ足跡を残したいと思います。
ぜひ、ぜひとも遊びにいらてくれたら嬉しいです。
走り続ける、迷いながらも走り続けていたいと思う。それは、決して不安から生まれるものではなく、自分自身の確かな死に場所を探すために走り続けていたいと思う。
当たり前、だけれど今一度自分の中で響いている言葉、死ぬまで生きていく、ただそれだけなのだ。
自分の全部出し尽くして、もう何も残らないぐらいに出し尽くしてしまれば思う。そして、そこからまた生まれていくものを見届けたいと思います。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/SHAKE MY LIFE
帰れないすべてに手を振って
ご協力頂いた皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました!
内容は、先日行った有馬くんのインタビューの有馬和樹ディレクターカット版(「FOLLOW-UP」掲載と若干変更あります。)、あと各メンバーへのアンケート集などです。
表紙は、「前野健太読本」「フラカン読本」「渡辺勝読本」に続き、大橋裕之くんに題字とメンバーのイラストを書いて頂きました。本当にありがとう!
そして、盟友である前野健太氏からの愛に溢れたコメントが花を添えてくれています。
明日より、店頭配布開始いたします。ぜひ、ふらっと立ち寄って持っていってください!
で、ディスクユニオン各店ではアルバムご購入の方先着で、特製缶バッジを差し上げます!
http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND2554
そして、お茶の水駅前店限定僅少特典として、メンバーに書いて頂きましたサインカードをプレゼントします。
それぞれの「とびらをあける」名盤、ぜひ聴いてみてください!
11/28(金)新宿LOFTワンマンライブでも配布予定です!
あと、ライブ会場などで見かけたら差し上げます。いつもリュックにいれておきます。
フラワーカンパニーズの11月26日に発売される久々のニューアルバム『たましいによろしく』を聴かせて頂いた。
『怒りのBONGO』以来、約8年ぶりのメジャーでのリリース作品ということで、メンバー皆さんの気概というのか心境がとても新鮮なものに感じられた。
ただ、無理をした感じは一切ない。今までのインディーズでの活動と地続きの、今のフラカン、そのまんまを映したとても自然な気持ちのよい1枚です。
1曲目の「大人の子守唄」、この曲にはホントいろんなことが詰まっている。
大人になることはどういうことなのか、得たもの失ってしまったもの、ベンチに座ってふと考え込んでしまうひとつひとつの事柄、でも答えなんかどこにもなくて、ただ今見えるものに向かって歩いていくしかない、それがすべてであるというこ、この曲には溢れている。
フラカンの新作を聴きながら、仕事帰りお茶の水から四ツ谷まで川沿いを歩いて帰った。
いろいろなことを考えながら、ひとつひとつ反復しながら、自分の足元を見ながら、中央線と総武線を交互に見ながら、ひとりでゆっくり歩いていた。
ひとりでいるということ、それは僕にとってかけがえのない大事な時間、誰からもふれられたくないもの、ひとつやふたつ誰もが持っているはずだろう。それを僕もひそかに確かに持っている。そして、それは大事なもの、譲れないものなんだ。
うまくいかないこと、人や物事に対してどうしようもなくうまくいかないことがある。そればかりだ。そして、それは必ず自分自身に帰ってくる。それからは逃れられない。
先週はいろいろな用事などでお酒ばかり呑んでいた。そして、酔うことで何かから逃げていたような気がする。そういうお酒はあんまり美味しくない。
人恋しさだけで生きているような時間だった。
けれど、そこからは結局何にも生まれないことをわかった。それだけはわかった。
「帰るのは いつもこの胸の中だけ」
そうなのだ、帰るときが来ているのかもしれないと思った。
世田谷でひとり暮らしをはじめ、2年半以上が過ぎた。
結局、何にも手に掴むことはできなかったような気がする。
しあわせは、いつも手の中ですり抜けていった。
そして、それに気付いたときは、周りには誰もいなくなっていた。
ひとりで夜があけるのを待っていた。
もう一度、帰れる場所へ帰ってみたいと思っている。
昨晩、久しぶりの友人へ電話をした。
彼は、いいやつだ。馬鹿がつくほどいいやつだ。
僕の恥ずかしいみっともない話を延々と聞いていてくれた。
その後には、優しい声で「今度ゆっくり呑みましょう」という言葉。
負けるのが宿命だとしても、何もやらずに去っていくわけにはいかない。
やれることを今の段階で精一杯やってから、自分の全部出し尽くしてから、負けたい、消えていきたい。
そのためにも、まだまだやらなければならないことはある。それが今の喜びだと思う。
そう思っていたい。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/さよならBABY
夢がかなう10月
10月は何だか好きなのです。街を歩くのに、ひとつひとつ発見がある季節がはじまったような気がします。
先週の日曜日、お昼過ぎから吉祥寺、西荻の街を歩いた。小雨交じりの街は、何だか色気があって、カップルなんかすっかりキラキラしていたのだ。
夕暮れの家族連れの人たちは、晩ご飯を何食べようかワクワクソワソワ少し早足で横断歩道を渡っていた。
僕はといえば、西荻の古本屋さん巡り、音羽館はとても久しぶりに訪れた。
本の佇まいが、とても魅力的だった。それぞれが活きている本だと思った。
早川義夫さん表紙の雑誌『ぐるり』と峯田さんとイノマーさんの『ふたりごと』(¥500)と昔のQJ(¥100)を購入しました。
夜、本秀康さんにお会いし、荻窪の美味しい中華屋さんでご飯を食べました。
出てくる食べ物みんなぷりぷりしていて幸せでした。
最近よく考えるのだけれど、美味しいものを食べているときほど幸せなことはあまりないような気がします。
楽しい人と美味しいものがあれば、それだけでニヤニヤしてしまうようです。
秋の夜長なので、大好きな藤子・F・不二雄先生の『21エモン』を読み返しています。
もう何十回読んだかわからない、藤子不二雄ランドでも単行本でも、文庫でも読み返しているとっても愛してやまないマンガです。
『21エモン』を読むと、何だか無性にやる気が湧いてきます。ダメなダメな21エモンだけれど、『ドラえもん』ののび太とは違って、かなりの無茶な無鉄砲な男で惚れます。
今の自分に決して甘んじることなく、常に前進していこうという姿、本当に素敵だなぁと思う。男の中の男だと思うのです。
で、その『21エモン』のTシャツがユニクロで発売されたとの情報を耳にしました。けれど、下北ピーコックの上のユニクロは既に売れきれでした。
Sサイズ見かけたら教えてください。
水曜日、下北QUEにて仕事帰りにおとぎ話とNEAT BEATSさんのライブを拝見しました。
おとぎは、何だか貫禄すら窺えるおとぎらしいライブでした。久しぶりにライブで聴いた「NIGHT SWIMMING」、名曲、噛み締めました。「おとぎ話の空」も久しぶりでした。
「俺たちに明日はない」「FESTIVAL EXPRESS」そして「とびらをあける」、今のおとぎ話のいろんな面を凝縮した3曲だと思います。
今月の「JUICE」表紙もおとぎ話!頑張ってます。
木曜日、久しぶりの好天だったので、休みがてら下高井戸まで自転車でふらりとした。こういうひとときがあるだけで嬉しいことだと思う。忙しい中にも、ちゃんとのびのびしていたいと思う。そう思う。
少し髪を切って、紅茶屋さんでのんびりして、古本屋を覗く。ただそれだけ、それだけなのにとても満ち足りた気分になれた。
夕方は、ユニオン新宿本館前でなんのこっちゃい西山。さんと待ち合わせ。
明日から関西に行く(もちろんライブで)というので、迷子さんのチラシをお渡しする。
で、退職後の西山さんの近況やらいろいろと話す。来年で45歳とは思えぬ少年ぶりだった。
関西から帰ったらハローワークに通うとのこと。グッとくる。力がみなぎった。
諸々用事があったけれど、いろいろ考えてまたまた下北QUEにてフラカンのライブにお邪魔しました。
何だか立ち止まるとき、フラカンのライブを観たくなるのです。
「スマイル」を久しぶりに聴けた。この曲は本当に好き、フラカンの光と影の部分が一緒くたに塗りたくられた彼ららしい曲。
この日も「この胸の中だけ」でひとりしみじみしました。ホントに名曲なのです。
共演のワタナベマモルさんも久しぶりでした。相変わらずのコテコテのロックンロール、気持ちよかったです。
生きのびていこと思いました。しぶとく、ゴキぶっていくのです。
前回も紹介した「SPOTTED701」のイベントが10/22(水)に行われます。
今回、ライブは前野健太くんと埋火の見汐麻衣さん、素敵なうた保証します。
「SPOTTED701」最新号発売&古澤健生誕36周年記念イベント
SPOTTED701,A-LIVE!【VOL.2】
9月末発売、早くも7号目を迎える不定期ゲリラZINE「SPOTTED701」の発売記念イベント第2弾が開催!
執筆陣の1人でもある古澤健監督の誕生日祝いも兼ねて、今回もライブあり、短編映画の上映あり、公開企画会議ありの盛りだくさんの内容でお送りします!
◎ミニライブ:前野健太、見汐麻衣(埋火Vo/G)
◎漫画『ダストラブ』完結記念〜大橋裕之・紙芝居ライブ
◎古澤健『NO BORDER,NO 893』+最新短編プレミア上映
◎SPOTTED PRO.最前線レポート&公開企画会議。
『片腕マシンガール』(井口昇)、特集上映『SPOTTED758』、『東京残酷警察』(西村喜廣)『デコトラ・ギャル奈美』(城定秀夫)『A・Y・A・K・A』(大橋裕之)、『シャーリーの好色人生と転落人生』(佐藤央/冨永昌敬)『あんにょん由美香』(松江哲明)ほか
【LIVE ACT】前野健太、見汐麻衣(埋火)
【GUEST】古澤健(映画監督)、高橋ヨシキ(デザイナー)、松江哲明(ドキュメンタリー監督)、KaoRi(女優/ダンサー)、大橋裕之(漫画家)、坪井篤史(SPOTTED758)、九龍ジョー(フィクサー)
【MC】直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS)& 篠原友希子(女優)
日時:10月22日(水)
場所:阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,500/当日¥2,000(飲食代別)
前売はローソンチケットにて発売中!
【L:39260】
そして、もう1つオススメなイベントがこちらです。10/23(木)高円寺ペンギンハウスで開催されます【東京の演奏】。そう、ブログ【東京の演奏】のこっちゃんの企画です。『都会の迷子さん』の強力なライバルイベントです。
要注目ください!
もちろん、10/11(土)大阪ムジカジャポニカ、10/12(日)京都ウーララ、そしてツアー?ファイナルの10/17(金)新宿red clothの『都会の迷子さん』、ぜひともよろしくお願いします。皆さんのお力で、何とも続けさせてください。
17日には、12/25東高円寺UFOCLUB、1/12代々木Zher the ZOOの迷子さんの詳細を発表します。
先行販売もできればしたいです。
その他いろいろ秋から冬にかけての企画も練っています。告知できるよう頑張ります。
そして、年内にはハヤシライスレコードの新作を皆様のもとへお届けできるかと思います。
収穫の秋にしたいです。ご期待ください!
今日のBGM:豊田道倫/夢のはなし
空を翔る僕のともだちよ
映画配給のお仕事されている直井さんが発行しているミニコミ誌『spotted701』の最新号にて、今回その『spotted701』の阿佐ヶ谷LOFT-AでのイベントのレポートやオススメCDのレビューなどが掲載された音楽ページを担当させて頂きました。
イベントのレポは、映画畑の方たちのたくましさについて語っています。
ディスクレビューは、オススメCD3本を面白そうな方に書いていただきました。
ねずみバンドのレビューをお世話になっている九龍ジョーさんに、ファンタスタスのレビューはこっちゃんさんに書いて頂きました。どうも、ありがとうございました。
僕は、おとぎ話の新作について書かせて頂きました。
9月30日(火)より、シネマ・ロサ(池袋)|ポレポレ東中野|名古屋シネマテーク|青山ブックセンター本店|青山ブックセンター六本木店|ガロショップ・タコシェ(中野)|ヴィレッジヴァンガード下北沢店|BASARA BOOKS (吉祥寺)|ディスクユニオン新宿店|ディスクユニオンお茶の水駅前店|PROGETTO(川崎) |リュケリ(金沢)|ガケ書房(京都)|PLANET+1(大阪)|Lilmag(OnLineShop)にて発売します。
その他の記事も面白そうです。楽しめると思います。よろしくお願いします。
http://www.spopro.net/spotted701.htm
三輪二郎といまから山のぼりでは大変お世話になりました、轟渚さんがついに自身のバンド「轟渚と夕映えカルテット」として初の音源をリリースしました。
モナレコードで2度ほどライブを拝見させて頂いたのですが、彼女たちの代表曲「銀河旅行」そのままに、見知らぬ銀河のベンチに腰掛けて少しゆっくりとした気持ちでいるような、そんな誰かのことを考えているひとときを思い出します。
秋の夜長、読書とかしながら聴いているととっても良い気分だと思います。
モナレコードさんに続き、ディスクユニオンインディーズ取扱各店でも販売を開始しました!ぜひ、チェックお願いします。
http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND2650
ここのところは、日常の業務に追われる日々が続いておりました。家に帰ってきてのもう一分張りができず、いつまにか横になってしまったり、なかなか思い通りにはいかないものです。
ただ、秋は夜長とかいいながら、とても寝るのが気持ちがよいのです。布団に入ると、もう気持ちよくなってしまいます。たくさんの夢が、楽しい夢が見れたら、それを膨らめさせられたら嬉しいです。
23日(火)、仕事帰り秋葉原CLUB GOODMANさんでどうしようもなく愛すべきロックバンド太陽民芸の復活イベントにお邪魔しました。ブックオフでぶらぶらして遅刻して行きました。
太陽民芸は、相変わらずの相変わらず過ぎるくらいの僕らのロックンロールを鳴らしていました。
このままではいけない現実を考えつつ、でもその中でこそ見つけられるたくさんのことやものが彼らの音楽の中にはたくさん詰まっています。気付かされます。だから、たまにライブを観ると何かが自分の中で芽生えるものがあります。それを家に帰って、自分なりの明日に繋げていくことが楽しみです。
その後、下北にてspotted直井さんたちの寄り合いにお仲間に入れて頂きました。映画畑の人たちばかりで緊張して、あんまりハートランドが呑めませんでした。でも、たくさんのエネルギッシュなお話しを聞けて刺激になりました。
家に帰って、同席されていた演出家の大根仁さんから頂いた『週刊 真木よう子』を観ました。「中野の友人」、刺激になりました。
24日(水)、お休みだったので、昼過ぎまで滞っている業務を片付け、新宿のピカデリーという映画館へ楽しみにしていた『ダークナイト』を観に行きました。
何だかとてもアメリカ的な勧善懲悪でありながら、それに対する皮肉が痛いほどスクリーンから伝わっていました。人は、楽しいときだけに笑うのではないと思いました。悲しいとき、どうしようもなくなっているときこそ、人は笑わなければしかたのないことがあるのかもしれない。たまにそんなことを考えることは、もしかしたらとても大事なのかもしれない。
夕方銭湯浴びて、下北440へミックナッツハウスのライブへお邪魔させて頂きました。
ミックスナッツハウスは、林良太くんの率いる素敵でポップでロックなバンド、いつ観てもときめきが溢れています。女の子になりたいと思いました、そのときだけは。
10月の迷子さんのフライヤーが2000部すぐになくなってしまったので、増刷しています。来週中には、またいろんなところへ送れると思います。よろしくお願いします。
10/11(土)大阪ムジカジャポニカ、10/12(日)京都ウーララ、そして10/17(金)新宿red cloth、迷子さん初の関西ツアーぜひよろしくお願いします。
好評でしたら、また来年行きたいです。
で、年末年始も『都会の迷子さん』2本企画します!
12/25(木)東高円寺U.F.O.CLUB『クリスマスの迷子さん』
1/12(成人の日)代々木Zher the ZOO『新春の迷子さん』
以上、2公演只今鋭意企画中です。来月中旬頃には発表できるかと思います。
まったく異なる迷子さんをお見せできるかと思います。ご期待ください。
そして、来年には長野ネオンホール、名古屋KDハポンでも企画したい思っています。
長野、名古屋、大好きな街でイベントを企画したいのです。
よろしくお願いします。走りたいです。
昨晩は、仕事後に閉店間際の銭湯「山の湯」さんへ。ここのおばちゃんはとても優しい方です。一度、財布を忘れてしまったときは、「今度でいいよ」て入れてもらいました。
もう、2年半も通っている銭湯「山の湯」、たまに銭湯ライターの人がいたりします。
僕も銭湯ライターいいなぁと思いました。でも、難しそうです。
ゆっくり湯船につかって天井を見上げて目をつぶる。それだけでいいと思いました。ありがとう、いろんな人に言わなければならないと、そう思いました。
おとぎ話に「FESTIVAL EXPRESS」という曲があるのだけれど、有馬くんが何故この曲を今書いたのか、書かなければならなかったのか、少しずつわかってくるような気がした。
今、周りを見ればいろんな人がこの東京で自分のやりたいこと、やらなければならないことに向かって、走っている姿を見ることができる。
音楽家は曲を作り、ライブをし、漫画家は漫画を描き、もちろんそれ以外の仕事をされている方も、それぞれの生活と隠せない夢を持って生きている姿を感じることができる。
そういう人たちとライブ会場やいろんなところで再会できるのが、今とても嬉しい。
そして、その人が元気な笑顔だとホント嬉しいのだ。
また、笑顔で会いたい、いろんな人に、友人知人にそう思う。
今日のBGM:おとぎ話/FESTIVAL EXPRESS
僕は畳の海を泳いでいるのさ
火曜日、仕事帰り高円寺の無力無善寺にて前野健太くん、加地等さんの炎の2マンライブにお邪魔しました。
加地さんの歌、とても久しぶりに聴くことができました。この人こそ、生活とともに離れがたく結びついた、結びついてどうしようもない歌を歌っている人だと思う。
逃れがたい本当の自分を歌っている方だ。それは、大げさでなく胸に響いてくる音なんだ。
水曜日、風邪をひいて夕方までアパートでおとなしくしていた。早川義夫さんの『たましいの場所』を読み返したりもした。体が弱っているとき、自然に手に取る本です。
夕方から、打ち合わせで新宿、そして練馬まで。自分たちの生きている足跡を残すことに身を削っている人と関わると、自然元気がムクムクと湧いてくる。本気の、燃え尽くすような仕事をしたいと思った。
まだ未発表の音源をいろいろ聴かせて頂いた。はやく、これを野外で自転車乗ったり、歩きながら、そして電車に乗りながら聴きたい、その目の前の風景と音を重ね合わせてみたいと思った。
そして、そういう人がひとりでも増えてくれたら、とても面白いことになるんじゃないかと思った。そう思うだけで、少し笑えた。
土日、久しぶりの連休を頂けたので、金曜の夜に思い切って埼玉の実家へ帰った。
夏の終わり、秋の始まり、季節の節目になんとなく帰ってみたくなった。ただ、少し淋しかったのかもしれない。
帰りは雨だった。電車の窓から映る荒川や足立区の街並み、そして埼玉。なんだかどれもが少し眠たそうに寝ぼけ眼のような表情をしていた。
車内の人たちも、どこか都心で見かけるような鋭利なものは感じなかった。野心というのか、何か脂ぎったものを感じない人と風景が続いた。
自宅でゆっくり寝たら、朝から気持ちの良い晴れ間が覗いた。「ぶらり途中下車の旅」を見てから、ふらふらと散歩に出かけた。そんな気分だった。
マーガレットズロースの『ネオンホール』を聴きながら、地元の朝ひとり歩いた。
真っ青な空、ふわふわの雲、何度も見上げた。
日々の不安、どうにもならない事柄がふと胸にこみ上げてくるときがある。泣きたくなることもある。地元の川綾瀬川の橋の上で、ひとり静かに考えていた。
夕方、世田谷のアパートへ帰っていろいろ諸作業を進める。思い通りにはいかない。
夜、梅が丘の「黒板キッチン」というお店で晩ご飯でした。お誘いして頂き、どうもありがとうございました。とても、良い素敵なお店だった。胸がふんわりした。
ハートランドのビールを2本呑んだ。ハートランドは1番好きなビール、優しい味がするんだ。
出てくる料理も気持ちが伝わってくる素敵なものだった。
あと、バイトの女の子が素朴で素敵だった。きっと、性格も素朴で素敵な人なんだと思う。話してみたかった。
【黒板キッチン】(最寄は、小田急線の梅が丘駅です。)
http://www.hop.ne.jp/~kuidoraku/index.html
羽根木公園で酔いをさました。すっかりの秋風を感じて寝そべっていた。
家に帰って、知人から借りた井ノ部康之さんの『新宿・どん底の青春』(朝日新聞社)を読む。いつのまにか寝ていた。夢のような夢だった。
今、高円寺周辺の音楽シーンで1番胸に響く音楽をやっているように感じる、感じさせてくれるロックバンド「ねずみバンド」の初リリース音源『月と約束』が、ついに店頭でも販売開始となります!
ディスクユニオンのインディーズ取り扱い店舗にて販売いたします。
お茶の水駅前店では、試聴もできるようにします。ぜひ、聴いてください!
それぞれに響くうたとおと、そしてメッセージがあると思います。
今日のBGM:前野健太/3月のブルース
片手にピストル 心に花束
サラリーマンの父の唯一の趣味が競馬だった。といっても大好きな寺山修司みたいなロマンはなかった。ちょっとした気晴らし程度の嗜みだった。
平日は毎晩のように夜遅くまで呑んだくれていた。なので、父親とは小さな頃あんまりたくさん話した記憶がない。
ただ、毎週日曜だけ、浅草にある馬券売り場に一緒に連れて行かれて、馬券売り場の側の定食屋さんでご飯食べたり、たまには花やしきで遊ばせてもらうのが、父親との交流といえる唯一の時間だった。
年の離れた兄とも特に遊んだ記憶はなく、子供の頃の思い出はやっぱりひとりでいたものが多い。そんな中で、浅草は上野と並ぶ当時の自分にとっての「都会」だった。憧れていた。
浅草には名画坐がたくさんあった。3本立てなんてなかなか凄い。少し体調を崩したおじさんが劇場の前で蹲っていた。
こういうところでゆっくりする日も憧れはするけれど、何だか今はそういう気分ではないと思った。まだまだやらなければならないこと、たくさんある。それらをしっかりとやって、やり尽くしたとき、そのときにゆっくり名画坐のたるんだ椅子でボォ~としていたいと思った。
履いてきたセッタがいきなり壊れてしまった。輪ゴムで応急処置してもらった。
ひさご通り商店街の「まつもと」という和装履物専門店で新たなセッタを購入。
寅さんみたいに履きこなしたいなぁ。
お店の人がすごく親切に説明くれた。はきものに対する、あまりある愛情、素晴らしいものだと思った。明治32年創業のお店だそうです。
草履、下駄、雪駄をお探しなら、ぜひ「趣味 はきもの」の和装履物専門店「まつもと」さん、オススメです。
http://www.wasou-hakimono.com/
夜は、小田急線の祖師谷大蔵のカフェ「ムリウイ」さんにてマーガレットズロースの平井さんと三輪二郎くんのライブにお邪魔しました。
お腹空いていたので、ハンバーガーを頼んだ。ムリウイさんのハンバーガーは何だか優しい味がしました。
三輪くんのライブ、ソロは何だか久しぶりだった。新鮮だった。
新曲というか未発表曲をたくさんやった。「夜がきこえる」という曲、これはもしかしたらもしかするような名曲の予感がした。「ソルティドッグブルース」もカッコよかった。
三輪くんは三輪くんで確かに歩き続けている、そんな思いを確かにした。
平井さんの弾き語りは、実ははじめてだったかもしれない。ライブ中ウロチョロしているお子さん(しまちゃん)が可愛かった。
「三丁目にラッパが響く」と「紅茶の歌」、なんだか昔の帰り道をひとりで歩いているような、タイムスリップしてあの頃自分と一緒にひとりだけどひとりじゃないような、そんな懐かしい思いの田圃の帰り道のような歌だった。ありきたりの言い方だけれど、優しい気持ちになれた。
たくさんのお土産をもらえたような、心満ちる夜だった。ありがとうございました。
漫画家大橋裕之くんが初の監督(原案)映画、『A・Y・A・K・A』をオンチ映画祭にて自主映画を上映します。大橋くん作品20日(土)です。入場無料です。
で、その映画に前野健太くんが映画初出演しています!ご期待ください。
少し撮影に協力させて頂きました。お邪魔もしました。
第9回オンチ映画祭
日程
2008年9月20・21日(土・日)
会場
東京都 町田市
サウスフロントタワー町田3F
「町田市民フォーラム」
開場 18:00
開演 18:30
「A・Y・A・K・A」30分
出演
前野健太
小林郁香
左近洋一郎(ルノアール兄弟)
関根慎
小松周
護山優太
池田光城
若杉公徳
梅川良満
協力
福井康人(BASARA BOOKS)
佐藤正訓(ハヤシライスレコード、都会の迷子さん)
直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS)
向坪美保(SPOTTED PRODUCTIONS)
撮影 梅山景央
編集 高橋悠
監督・原案 大橋裕之
その前野くんのライブが明日、高円寺無力無善寺にてあります。
今回は、盟友加地等さんとの男の闘いです。楽しみです。
■9月16日(火) 無力無善寺
【加地等VS前野健太】
OPEN18:30/START19:00
door¥1000 (+1DRINK¥500)
*炎の2マンです。チケットは当日券のみとなります。
人付き合いというものの難しさを実感する日々が続く。そんなこと、ずっと前から気付いていたはずなのに、昔はそれから逃げてなるべくひとりの世界で完結させようとしていた。今もその傾向は強いと思う。
ただ、こうして生きていると、やりたいこと、そして生きていくことを考えていくと、どうしても人との関係は欠かせないものだと気付く。うまく行かないことも多い。いや、うまく行かないことばかりだ。でも、そこでまた自分だけの世界に閉じこもることも、もはやそれはできない、人との関わりからしか本当は自分自身も発見できないことを、今まで関わってきてくれた人たちから、僕は確かに教わった。その分、その人たちには多くの迷惑をかけてしまったり、悲しい思いや怒りを感じさせてしまうこともあったかと思います。
たくさんのひどい行動や言葉だってあったと思う。それは、常に自分の中で生き続けている。消えはしないと思う。後悔も含めて、もちろん嬉しかったことも全部持っていくしかないと思う。
僕が今までやってきたたくさんのひどい事
僕が今まで言ってきたたくさんのひどい言葉
涙なんかじゃ終わらない忘れられない出来事
ひとつ残らずもってけ どこまでももってけよ
詞:鈴木圭介(「深夜高速」より)
今日のBGM:沢田研二/サムライ (歌詞が素晴らしくて好きです。)
http://jp.youtube.com/watch?v=njAVHH7_9WM
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上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!