なかなか開かない踏み切りの前で
今晩は、渋谷のクラブクアトロでeastern youthを観てきました!『極東最前線~歳末大パニック~』、今回のゲストはパニックスマイル!7時半ごろ会場に着くと、もうパニックスマイルのライブがはじまっていたので慌ててフロアへ。実は、恥ずかしながらはじめて観たのですが、突き抜けない楽しさってあるんだなぁと思いました。後ほど、吉野さんが「POPの真髄」て言ってましたが、本当にそんな感じです。音楽の楽しさ、可愛さ、憎らしさが一瞬一瞬に表情を変えて圧巻でした。勉強になりました。
eastern youthを観るのは、確か5月のダイノジ企画以来です。久しぶりに観たeastern、やぁホント奮い立ちました。こんな潔い音楽、真っ直ぐな熱で成り立ってる音楽を目の前にすると、どうしようもなく真摯にならざるを得ないです。普段の自分の疚しい気持ち、卑怯でえげつない汚い心を突きつけられてしまう。ただ、そこで自己嫌悪に陥るだけではなく、それでも進んでいかなければならないんだということを、僕は彼らの音楽、そして体中から感じました。まだまだ、やりたいことは溢れるほどあるのだ。ここから歩き出すしかあるまいよ。
ライブ後、年明け『都会の迷子さん』のチラシを撒かせてもらいました。多くの方に手にとって頂きました!本当にありがとうございます。クアトロのスタッフさん、ご迷惑おかけしました。
お邪魔させて頂いたeastern youth、パニックスマイルの皆さん、スタッフの方、どうもありがとうございました。
今日は休みだったのでぐっすり寝ようと思ってたが、なかなかそうはいかない。最近寝不足だったので、鏡で顔見たら思わぬクマを発見してしまったよ。クマなんてできるの久しぶりだ。1日丸っきり布団で過ごせる日がほしいです。お正月はそうしたいなぁ。髪に切りに行きたいなぁ。
諸々の仕事などの連絡などしつつ、少しずつ来年のイベントのことも考える。1月はもちろん、それ以降のことも。三輪二郎くんのレコ発もあるのだ。てんてこ舞いだ。
やっと外に出たら、もう夕方だった。朝から何も食べていなかったので、ふらふらと茄子おやじまで行ったよ。いつものチキンカレーセットは、相変わらず鶏肉がとろけるほど美味しかった。イベントのチラシも置いて頂きました!ありがとうございます。
あ、あとオーケンさんの『グミチョコ』を再読しながら食後の珈琲をのんでたら、お店に木村カエラちゃんが来店されてました!とっても小さくてお人形さんみたいな人でした。ビーフカレーを頼んでました!
閉店間際の古着屋さんで、久しぶりに帽子を買った。温かいよ。¥3000定価のところ¥900だった。嬉しいな。
自転車で夕暮れの東京の街をはしった。冬の空気が好きです。いろいろなこと考えさせてくれる澄んだ空気が。白い息はきながら暮れていく町並みを、いつまでもいつまでも眺めていたい。夜になる手前のほんの一瞬
が永遠に続けば嬉しい。
あ、最後に最近読んだ『宮本から君へ』て漫画から好きな言葉です。今、僕の気持ちに一番近い言葉のような気がします。
ものわかりの良すぎる若い人間が嫌いです
ものわかりの悪い年寄りが嫌いです
クソ意地持った男が好きです
気持ちに素直な女が好きです
青臭い子供の僕が毎回発熱して描きました
熱に浮かされてもらえたら幸いです
今日のBGM:eastern youth/踵鳴る
一人で東京タワーに登ったんだ
大展望台へ登ったら、周りはみんなカップルかおばちゃんの集団ばっかだった。何だか気抜けしてしまったよ。でも、一人でボォ~と東京の街を眺めていると、日々の忙しい生活のこと思い通りにいかない毎日を少し落ち着いて、客観的に見られる気がした。今、自分が何をすべきか、そして何をしたいのかいろいろと考えられた。何かしらの答え、向かうべき方向へ、歩き出せなければならない時なんだ。今がその時だと思った。
その日の夜、下北沢の喫茶店leteで松倉如子さんのライブを観た。開演ちょっと過ぎた頃にお店に入ると、既にたくさんの人、そして松倉さんの歌声が響いていた。松倉さんの歌と渡辺勝さんのギター、この二つだけで素晴らしい小宇宙が描かれていく。僕は、ただそれに見惚れて心の奥にある大切な気持ちに気付かされるだけだ。よい歌を聴くと、自分の普段は見せたくない汚れた気持ちや恥ずかしい思いなどをさらけだしてしまう。そこで、本当の自分と出会う。そういう体験は、普段の生活の中ではなかなか味わえない大切なものだ。松倉さんの歌には、それがある。その歌を、僕はそれを必要とする人に何とか届けたいと思う。
昨日、休憩中に神保町の三省堂で室生犀星の詩集を購入した。室生犀星は、僕が一番好きな詩人の人です。岩波文庫や新潮文庫での詩集は既に持っているけど、今回は角川春樹文庫での新刊。何だか、急に読み返したくなったんだ。彼の代表作の詩集に『愛の詩集』てものがある。僕は、この詩集が大好きなのだ。人恋しく思う一人の夜にこの詩集は、そっと傍らから温めてくれるのだ。
大学在学中に、その犀星さんを追いかけて一人で冬の金沢へ行った。ちょうど年末年始を過ごした。一人で日本海へも行ったよ。冬の日本海は、一日中どんよりとした雲が追いかぶさって、どうしても憂鬱な気持ちになってしまう。自殺者が多いのも肯ける。兼六園や浅野川、犀星さんの由来である犀川など、小雨交じりの金沢の街を一人ぽつんと歩いたんだ。大学時代の煮えきれない思い、どうしようもない淋しさや虚しさを抱えながら歩いた思い出、それは今もきっと僕の中に生きている。あの頃の悔しさ、後悔はこれから先も決して消えない。でも、そこから生まれるものがきっとあるんだと思う。それを、今も僕は探し続けているような気がする。とても大事なもの、何ものにも変えがたい何かを僕は今も探し続けていくんだよ。
自分自身の内なるものに、そっと聞いてみよう。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/発熱の男
あなたを連れていくよ 笑顔の未来へ
今日、新宿のブックファーストでクイックジャパンの最新号を購入した。今回は、銀杏BOYZの表紙、特集も写真・文章が素晴らしかった。こんな文章書けたらなぁ~と思った。山形の風景と峯田くんの写真、言葉が思い浮かばないぐらい、言葉なんて必要ないぐらい説得力のある写真ばかりだった。
「君は僕の歌」の中で、生活が音楽と共にあるというようなことが書いてあって、何だか一人納得してしまった。音楽は音楽、生活は生活と割り切れる音楽、それは趣味としての音楽、一般的なメジャーなヒットソングはきっとそんな割り切った、褪めきった音楽ばかりなんだと思う。僕は、そういう音楽には興味がない。
僕は、音楽に音楽以上のものを常に求めてしまう。それが幸せなことなのかそうでないのか、よくわからない。わかりたくもないが、生活に直結した生身の音楽、その人その人にしか作りえない歌が好きなんだということだけは確かだ。好きな人の音楽を死ぬまで聴き続けていきたい。そして、それを誰かと分かち合いたい。
そして、銀杏BOYZの特集の後には、大橋裕之くんの連載漫画の最終回が掲載されてます!ぜひ、読んでください。
あと、松本亀吉さんが気になっていたモノポリーズのレビューを書いています。来年、都内でライブあったら行きたいと思います。
谷村美月ちゃんが可愛いです。ただそれだけ、ホントただそれだけでときめいてしまうよ。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/雨(今夜から雨、雨は好きじゃないけどこの曲は好きです。)
笑いかける 風の中の君へ
12月5日(水)
松倉如子さんのライブを観に新宿レッドクロスへ。いろんなことを考えた。嬉しいこと、そうでないこといろいろ。自分の中で、一つ一つの出来事を整理する時間がほしい。ただ、いろいろ教えられることも多い。そういう言葉をかけてくれる人、とてもありがたい。僕はその人にどれだけのもの返してあげられているのだろうか。
12月6日(木)
担当している三輪二郎といまから山のぼりの来年2月発売予定の1stアルバムの件、コミュニケーションの難しさを思い知る。要は、僕が馬鹿なだけなんだけど、もうちょっとスムーズにことが運ぶように努力しなければならない。忙しさなんて言い訳にしちゃ駄目だ、と日ごろの怠け癖にウンザリした。それでも、今できる限りギリギリまで粘りたい。
12月7日(金)
モナレコードさんで三輪二郎といまから山のぼりのライブを観に行く。1番手のアナホールクラブバンド、ギリギリで見逃してしまった。行さんが激賞していた。音源を聴いてみようと思う。
お次の三村京子さんは、とても久しぶり。4月ぐらいの前野健太くんとのコクテイルライブ以来だ。独特の言葉使いは、観るものを簡単には近づけない迫力があった。
三輪二郎といまから山のぼりライブ、何だかんだで久しぶりだ。1曲目「休日の朝」がはじまった瞬間、場の空気が一気に変わった。空気を変える、新しい風を吹き込む本当のロックがここにあった。
おとぎ話有馬くんと牛尾くんも遊びに来てくれた。ありがとう。
12月8日(土)
その三輪二郎といまから山のぼりのアルバムの宣伝/営業のため、都内のレコード店を一日中回った。いろんな店員さんとお話できた。とても勉強になった。「こういう店員さんになりたいなぁ」と思えるような方とも出会えた。お邪魔しました。ありがとうございました。
夜、秋葉原グッドマンでおとぎ話とマーガレットズロースのライブを観る。
おとぎ話は新曲が多かった。どれもいい曲。胸の中がウキウキしてくるよ、「スマイル」ホントよいよ。
マーガレットズロースは久しぶりに拝見した。相変わらず最高のロックンロール、ボーカル平井さんの言葉と歌、どんな不安なことがあってもこれがあれば生きていける、そんなものが確かにあった。
MCで平井さんが言った、「この後、どんだけ酷いことが訪れようとしても、今この瞬間を楽しむことができるのであれば、もう何も恐くないんじゃないか」て言葉、何だかフト胸の奥を突かれた。「今この瞬間を楽しむ勇気」、ただそれだけ、それだけありさえすればどんな未来が待っていようとも、きっと僕は笑っていられると思う。平井さんありがとう。
ライブ後、1月の『都会の迷子さん』のチラシを配る。反応してくれる人もいて嬉しかった。こちらも何とか成功させたい。
12月9日(日)
昼過ぎ、横浜へ。三輪二郎くんと横浜地区の営業/宣伝活動。タワーレコードさん、HMVさん、お邪魔しました。
地元横浜、何とか少しでも盛り上がってくれたら嬉しい。頑張ろう。
夜、渋谷でCDジャケットの打ち合わせ。かなり素晴らしい出来にびっくり。デザインを担当してくださったTOKIYO HELLOZの寺澤くん本当にありがとうございました。
深夜、高円寺コクテイル酒場にて前野健太くんと久しぶりに会う。何だか久しぶりに会う前野くんは作家の先生みたいだった。お互いの近況をいろいろ語った。前野くんの盟友チェンさんともたっぷりお話できた。
一昨日、今日も三輪二郎くん関連での仕事に追われる。何とか年末までにはことを上手く運びたい。
いろんなことを考える。でも、とりとめもないことばかりだ。自信付いたり落ち込んでしまったり、不安定な毎日。昔も今も何も変わらない。ただ、やりたいことは見つけれた。そのために、自分が何をすべきかしっかりと考えていきたい。時間はあるようで、実はそうないのだ。焦りたくはない、でも後悔はしたくない。今この瞬間にできること、やるしかない。
胸の中に灯がともる、そんな瞬間をこの年になっても探し続けている。きっと、死ぬまで探し続けるんだろうなと思う。どこまでいけるだろうか。
今日のBGM:エレファントカシマシ/風に吹かれて
豊田道倫『しあわせのイメージ』発売!
特に豊田さんの曲は、瞬間で瞬間で新たな意味が足されていく、生きている生身の音楽だ。だから、僕は豊田さんの歌を何度も何度も聴き返すのだろう。生きた言葉が、作品全体にいつも浮遊している。それを僕ら聴くものは、その時その時の自分の感情と照らし合わせながら、組み替えながら聴いていく。こういう、シンプルでいてとても複雑な感情に突き動かされる音楽は、思ったより少ないと思う。とても貴重な存在だよ、きっと。
1曲目の「夢のはなし」から14曲目の「サマー・ガール」まで一瞬に過ぎていった。どの曲も胸がウキウキしたりズキズキしたり、ホロホロしたりと一々心の琴線に触れてきた。
特に、「雨がやんだ」「このみ先生」は何だかせつなさや淋しさ、悲しさを通り越してボォ~としてしまった。でも、涙は自然と出てくるんだ。
告知のフライヤーもカッコよい。曽我部恵一さんや山本精一さん、銀杏BOYZの峯田くん、ソウルフラワーユニオンの奥野さん、そしてあの佐野元春さんというもの凄い方達の素晴らしいコメント載っています。僕は、聴きながら一つ一つの文章を帰りの小田急線の中で読んでたんだけど、思わずニヤニヤしてしまったよ。隣の酔っ払いのおじさんもニヤニヤしてたよ。おじさんにも聴いてほしい、そう思った。
僕に豊田さんの魅力を最初に気付かせてくれた人、それは前野健太くんだ。彼の豊田さんへの思いは本当にもの凄いものがある。彼から、いろいろな話を聞いた。それから、昔のCDなど聴いたりした。ライブにもお邪魔した。
そして、今年の7月の初の企画イベント『都会の迷子さんvol.1』で豊田さんに出て頂けた。前野くんと豊田さんの共演、個人的に夢のような思い出。ああいう素晴らしい夜、またいつか実現させたいと思う。
思い通りに進まない毎日、行き止まり、出口なしの毎日の生活、そんな中でも突き進んでいこうと思えるのは、僕にとってはまぎれもなく音楽の力だと思う。そして、その音楽でつながっている人との大事な思い出だ。そういうものは、この先死ぬまで大事に懐にいれていかなければならないと思う。悔しいとき、悲しいとき、どうしようもない気持ちになった時、その思い出たちがきっと助けてくれるに違いない。心を温めてくれるに違いない。
そう信じたい。
ふっとした時に僕は死にたくなってしまうのは
悲しみ苦しみではなくて しあわせだから
ごめんねごめんねごめんねごめんね おかしな事ばかり言って
病気じゃないと思うから このまま僕と仲良くしてよ
豊田道倫/雨がやんだ
今日のBGM:豊田道倫/しあわせのイメージ
幸せはいつも この胸の中だけ
ここのところ寒いので古着屋などよく周ってるのですが、なかなかしっくりくる上着が見つかりません。下北の古着屋は何だか居心地が悪い。人が妙に多い。ちゃらいカップルたちばっかだ。
なので今日は、曇り空の中自転車で高円寺までぶらっと行ってみた。昨日読んだ雑誌『ぐるり』に、高円寺の古着を褒めていたので、何だかいいもの見つかるんじゃないかと、そんな気がして行ってみたんだ。
最初、全然ピンとくるものがなく当てが外れたなぁ~と、一人途方に暮れてしまった。やっぱ、どこも古着屋は似たような感じで、若者っぽいポップなものしか置いてないんだなぁって諦めかけていた。
そんな時、もう高円寺から出ようかと思っていた矢先に出会った一軒の古着屋というかセレクトショップみたいな、こだわりのあるいい雰囲気の古着屋さんが会った。何だか、そういう店は外観だけでその雰囲気が伝わってくる。それなりに清潔感もありつつ、やはりその店、主人の意志がガンと表に出ている店内、なかなか気に入ってしまったよ。店の主人もよい方だった。いろいろアドバイスをもらったよ。
試着してみた上着もすっごく気に入ってしまい即購入。他にも気になるものが何個もあったので、また時間がある時にお邪魔したいと思う。
最近、めっきり服を買うことがなくなったけど、やっぱりいろんな気分を吹き飛ばすためにも服ってとても大事なものなんだと思った。来ている服だけで、人の気分って変わるもんなんだなぁ~と。
途中、円盤にチラシを置きに行ったらねずみバンドがリハしていた。ねずみくんの歌は、やっぱり大好きだ。予定があったのでライブは観れなかったけど、今度はちゃんと観たいなぁ。
夜は、吉祥寺darchaでバサラブックスの関根くん、小松くんとカレーライスを食べる。来年3月にバサラブックス2周年の記念イベントを開催するとのこと。で、僕にイベントの企画などで相談にのってほしいとのことでした。でも、別に僕はそんなアドバイスすることもできないので、ダラダラと楽しいイベントを一緒になって考えてみた。何たってバサラブックスは過去に友部正人さんや銀杏BOYZの峯田くんの弾き語りライブを企画しちゃってるんだから、僕なんかより全然もの凄いのだ。だから、今回のきっともの凄いイベントになると思う。僕は、小松くんの笑顔を見ながらそう思ったよ。頑張れ!遊びに行きますね。楽しみにしてますよ。
その後、関根くんと高円寺まで戻り古本酒場コクテイルで呑む。実は、関根くんは同い年で地元がめちゃくちゃ近い。僕は埼玉県の草加市で、彼は隣町の越谷市。で、中学時代に通っていた塾が同じだって話になって面白かった。塾帰りに寄る焼き鳥屋まで一緒だった。あそこの焼き鳥屋は、かなり適当だったけど美味しかった。久しぶりに食べたくなったよ~。今度は地元で呑もうと約束した。
そいえば、最近同い年の人と出会うことが多い。1981年生まれ、正しくブランクジェネレーション、「BLANKPOP!!!!(空白の時代を塗りつぶせ!)」で頑張ろうと思う。
冬になると、どうしても人恋しくなってしまう。自然と呑みに行ったり、長話をする機会が増える。僕の場合は、大人数は何だか苦手だけど、2.3人でじっくり語り合うのはホント大好きだ。東京の空の下、そんな密度の濃い人と人とのつながりを感じられる瞬間が、時にとても大事なものだと気づくときがある。この瞬間、瞬間に全てがあるんだと思うのだ。
三輪二郎の制作関連で、いろいろ動いてはいる。だが、まだまだだと思う。もっと集中した時間がほしい。それは言い訳だろうけど、もう少しだけでも余裕がほしい。まぁ、やれる範囲で精一杯頑張るしかないんだと思う。
自分の気持ち、相手にそのまんま伝えるのはやはり相当に難しい。後悔したり、やるせなくなることばかりだ。別に誰に気に入られたいってわけじゃないけど、誤解されてしまうのは余りにも悲しい。でも、それでも諦めるわけにはいかんのだよ。きっと。
帰り、環七沿いを自転車をこぎながら、一人そんなことを考えてみた。もっとしっかり生きないと。髪もいい加減切らないとな。
今日のBGM:エレファントカシマシ/ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ
ひとりぼっちの僕は 歌が好きだ
渡辺勝さんの歌詞の言葉。今日は、夕方どうも憂鬱な気分だった。高円寺に行こうかどうかも悩んだ。けど、思い切って行ってみた。高円寺の古本酒場コクテイルで松倉如子さん、中川五郎さん、渡辺勝さんの投げ銭ライブを観る。
金曜の夜だったので、お客さんがワンサカいた。お店の隅っこで三人の歌を聴いた。その時の気分(店の楽しい雰囲気にどうてしても入っていけなかった)も手伝って、一つ一つの言葉と音に感情移入することができた。恥ずかしいぐらいに涙が出てきた。
渡辺勝さんの歌、じっくり聴けば聴くほど、その詞の世界の奥深さを思い知られる。人恋しさ、生きることの悲しみは、いくつになっても死ぬまで何も変わらないんだ。それをお酒呑んだり、友と語り合ったりすることで、何とか生きのばしていくのが、たぶん人間ができるせいいっぱいの抵抗なんだと思う。その姿は、時としてとても惨めで情けないものに映るかもしれない。けれど、その中にこそ人生の味わいみたいなもの、光となるものが隠されていると思う。
松倉さんの歌、コクテイルではいつも何だか楽しげだ。この場所が本当に好きなんだと思う。やっぱり、彼女には楽しく歌ってほしいと思う。観てるこちらの心も温める強い歌をせっかく持っているのだから。期待してます。
中川五郎さんの歌は、100%恋愛の歌だ。それも叶わぬ恋の歌が大半だ。あんな飄々とした佇まいの影に、どうしようもない恋の歌がいくつも転がっている。それが彼を今も元気に生かせて歌わせている源なのかもしれない。
何度だってやり直せばいい。転んでも転んでも起き上がればいい。昔、『ドラえもん』でタイムマシンでのび太がおばあちゃんに会いに行くシーンがあった。おばあちゃんは、転んで痛がる小さいのび太に言うんだよ、「のびちゃんもこのダルマさんにみたいに、転んでも転んでも何度だって起き上がる強い人間になってほしい」て。
そんなことを考えながら五郎さんの歌を聴いていた。もちろん涙目になりながら。
ライブ後、お酒呑みながらイカのスペイン炒めを食べた。狩野さんの作る料理はいつも絶品だ。ナイスガイだ。
しょげていた気分も少し膨らんだ。いろいろあるけど、そうまんざら悪くない人生だとも思えるようになった。
ほろ酔い気分で帰宅して気付いた。今日は銀杏BOYZがNEWS23に出演する日だった。ちょっと悔しいなぁ。
eastern youthの新作と京都のシンガーソングライター長谷川健一さんの作品を聴いた。どちらも身を削ったその人だけにしかできない音楽をやっていた。こういう本当の表現者がいる限り、僕はまた明日も歩き出せるような気がしてくる。ありがとうございます。
飯田橋のブックオフで、ギャラクティカの総集編と松本零士の『男おいどん』第1巻を買った。ギャラクティカには、フラカンの2004年のクラブチッタの「深夜高速」(圭介さんが流血したときのやつ)とTheピーズのライブが入っていたので。『男おいどん』は大好きな作品、今の自分と投影させてしまう作品。彼には、職もないし学生にさえなれない、バイトも満足に続かない、友人ましてや恋人なんて夢のまた夢なのだ。でも、彼は明日は何かいいことがあるんじゃないかって一欠けらの望みを持ちながら歩いている。救いようのない日々がこれからも続くとしても、彼はきっと諦めない。諦めるわけにはいかないんだよ。彼には、やりたいこと、そしてやらなければ死にきれないものが、普通の人より何倍も何倍も持っているんだから。思いっきり生きて、思いっきり死んでやる。
そんなおいどんの姿、僕は大好きなのだ。憧れなのだ。
みんなからとり残され、忘れ去れた、そんな夜でも一筋の光だけは自分の中で絶やさず持っていたい。
今日のBGM:eastern youth/ばかやろう節
心の底では誰も 一本の川でそっと繋がっている
イベント後、楽屋で圭介さんや前川さんに「またやろう!」て言ってもらえた。こちらこそ、よろしくお願いしたいですよ!そして、お客さんからも「またお願いします」と言ってもらえたので、何とかまたこういう面白い企画を考えたいと思う。自分自身、胸がワクワクするようなことをこれからもできたら嬉しいです。
新曲の2曲は、本当に心にいつまでも残る名曲だと再確認した。早く音源となる日が待ち遠しいよ。
「この胸の中だけ」、あの対話がたまらないよ。僕も来年27歳、世間的に見れば立派な大人なわけです。が、実際の自分は20歳のまんま何も変わらないハタチ族。今後のことなどいろんなことを考えてしまう。そんな時、この曲を聴くと、やはり自分の思う道を突き進まなければならないんじゃないかと思えてくる。失うもの、去っていく人も多いかもしれない。けど、やはり「夢中になれるもの」を自分の中で持ち続けて生きていきたいです。
「初恋」も何だか久しぶりに聴くことができました。何だか胸がムズムズしてきました。ホント、恋をするといっつも子供の頃の自分に戻ってしまう。言いたいこと山ほどあるのに、結局何も言えなくて後で一人後悔したりしてしまう。でも、そんなムズムズ感が初恋なのかもしれない。それはとても大切なものかも。
ただ、「好き」の一言ぐらい男らしく言えるような人間になりたい。せめて好きな人の前では正直でありたい。宮本氏曰く、「どでかい男」になりたいわけです!頑張ろう。
そして「東京タワー」。明るい未来なんてどこにもないだろうけれど、マッチ1本の光でもよい、本当の心の中に灯る明かりを探し続けたい。そのためには死ぬ気で踏ん張るしかない。
明日も仕事なので、またゆっくり感想を書きたいです。書けたら。
最後に、本日ご来場してくれた皆さん、本当にありがとうございました!楽しんで頂けたら嬉しいです。お尻痛くて申し訳なかったです。
圭介さん、前川さん、竹安さん、小西さん、フラカンスタッフの皆さん、楽しい一時をありがとうございました。お疲れ様です。
ホント、僕はフラカンというバンドがこの世知辛い世の中で活動を続けている、ただそれだけで感動してしまう。そして何より、そんなフラカンを応援し続けている多くの方がいることが嬉しい。勇気をもらいます。
ありがとうございました。
また、この日この場所をお借りさせて頂いたディスクユニオン下北沢店の皆さん、本当にお疲れ様でした!ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
声かけてくれた方、嬉しかったです。ありがとう。
今日のBGM:フラワーカンパニーズ/星を見ている
臨時別冊『フラカン読本』配布します!
明後日の夜、フラワーカンパニーズのインストアライブをディスクユニオン下北沢店で開催します!それに併せて、急遽冊子を作ろうと昨日の夜思い立ちました!思い込んだら何が何でもやらなきゃ我慢できない性分なので、今日1日はその冊子作りをしていました。で、さっき新宿で200部印刷してきました!当日の来場者の方に配ろうと思います。帰りの電車とかで読んでくれたら嬉しいです。
内容は、以前2度行ったボーカル圭介さんのインタビュー(ベスト盤と『下北沢へ出かけよう』、再発2作品のもの)と、僕が独断と偏見で書き連ねた「フラカン名盤ディスコグラフィー」です!そして、表紙のイラスト・文字を『前野健太読本』に続き大橋裕之くんに書いて頂きました。本当に急なお願いでごめんなさい、ありがとう!!
昨日は、高円寺で前野健太くんのライブお邪魔しようかと思ったけど、仕事もあり、寝不足で頭痛が酷かったので遠慮した。夕方、仕事終わってからお茶の水から飯田橋まで神田川沿いを歩いた。夜の川沿いは、夜の街の光が川面に反射して何だかロマンチックなのだ。
途中、公園で休む。夜の公園には誰もいなくて、一人でベンチ座っていると、心地よい夜風と孤独にひたることができた。
歩きながら、ウォークマンでは銀杏BOYZの「光」と「ナイトライダー」を繰り返しながら聴いた。どっちも一人で夜聴くと、何ともたまらない気持ちになる。夜の東京の街ととてもリンクしている。
晩秋はやっぱり散歩にかぎると思った。街を歩いてると、車や電車、自転車では気づかない多くのものに気づくことができる。歩く速度は、人間に一番合ったスピードなんだろう、当たり前だけど。でも、今の社会は早すぎてそういう当たり前なことに気づかせてくれない。もっと、自分なりの速度を大切にしようと思う。そうすれば、本当に大切なものともっと出会えるかもしれない。
夜の散歩といえばトモフなので、今日はトモさんを聴いて寝ようと思う。
今日のBGM:トモフスキー/コインランドリーデート
夜明けが僕らを 白く染め直す
結局何も変わらないような気がした夜、スーパーで半額のお寿司を買った。美味しかった。銭湯へ行った。土曜の夜には珍しく人がまばらな銭湯、静かにお湯につかりながらいろいろなことを考えた。悔しい思い、虚しい思い、そんな思いの中に、一瞬で光が灯すときがある。それを目を瞑りながら一人探していた。
銭湯の帰り道、僕と同い年か年下ぐらいの男女が手を繋いで歩いてた。温かそうだった。
僕は、自販機で温かいココアを買ってアパートへの小道を帰った。
ありもしない希望をさもあるかのように、毎日毎日歩いてる。ただ、その中で光が射すときがごくたまにある。何年に一度か、もしくは何十年に一度かもしれない、そんなちっぽけなものにでも縋っていないと生きていけないような気がする。それが、結局幻でも構わないのだ。一瞬でもよい、心満ちてくひとときを味わってみたい。
一昨日の夜、旧友に会うため神奈川県の綱島てところに遊びに行った。綱島てところは、ラブホテルがいっぱいだった。僕が住んでいた埼玉も少し奥の方へ行くとラブホテルがたくさんあった。変なお城の形したラブホテルが好きだ。子供の頃、土曜日の夜はよく両親にお願いして車で高速道路をドライブしてもらっていた。つまらない学校のことなんかを、そのドライブの間はすっかり忘れて、次々に移り変わる夜景を楽しんでいた。ラジオはオールナイトニッポン。そんな夜景の中に、一際僕の目を楽しませてくれたのがお城の形したラブホテルだった。あそこに住みたいなぁ~と思った。
友人と鍋を食べた。キムチ鍋だった。美味しかった。お酒呑んでよい気分だった。
銀杏BOYZの新曲『光』のPVを観せてもらった。シンプルだけど、一枚一枚の写真の力がもの凄かった。言葉で表せない強い気持ちが溢れてはみ出していた。
昨日は、早稲田のJERRY JEFFというロックバーで三輪二郎さんの歌を聴きにお邪魔した。
とっても狭く、とても清潔とは言えない店内、でもとても懐かしく居心地がよかった。
三輪さんの歌、何度も聴いてるけど毎回違うことを考えてしまう。風みたいに、いつもその時々の風景を描いてみせる。「出不精のバラッド」はいつも泣きたくなる。
彼の歌、もっと遠くまで届いてほしいと思う。自分なりに、努力して応援していきたい。
売れるアーティストを探すのではなく、心振るえるアーティストをいかに売れるようにしていくかを考えるのが僕の役目だ。これからだよ。
おとぎ話の有馬くんから、三輪さんのCDのコメントが届いた。素晴らしいコメントありがとう。頑張ります。
お店で声をかけてくれたサダさん、ありがとう。話せてよかったです。
友人の家から帰る途中に夜明け見た。夜明けの空は、ほんとう全てを洗い流してしまうほど真っ白だ。
今日のBGM:銀杏BOYZ/ナイトライダー
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プロフィール
イベント:【都会の迷子さん】
【ハヤシライスリリース情報】
■三輪二郎といまから山のぼり『おはよう おやすみ』(HAYA-1)
■前野健太『さみしいだけ』(HAYA-2)
■壊れかけのテープレコーダーズ『聴こえる』(HAYA-3)
■アカシモモカ『コスモポリタンパレード』(HAYA-4)
■いなかやろう『すばらしい日々』(HAYA-5)
■住所不定無職『ベイビー!キミのビートルズはボク!!!』(HAYA-6)
■オニ(fromあふりらんぽ)『SUNWAVE HEART』(HAYA-1001)
上記作品、全国レコード店にて好評発売中です!